人類に降臨した魔王 その正体とは
ご存知魔王である。
魔王と聞いてどんなイメージを持たれるだろうか?
多くの人がドラゴンクエストのラスボスや、なろう読者なら親の顔より見たぜと笑われるかもしれない。
元々は仏教用語で、魔 すなわち人の心をまどわす悪鬼や災いをもたらす魑魅魍魎の中で特に仏道修行を邪魔する存在だ、別名天魔とか第六天魔王などと呼ばれる。
キリスト教が伝わるとサタン(ルシファー)の訳語となった。 聖書の中にも修行中のキリストを誘惑しようと悪魔が出てくる、東西の宗教で似たような存在が居るのは興味深い。
ちょうど話が出た第六天魔王と言えば織田信長である、比叡山を焼いたので仏教関係者からそう呼ばれたと思っていたがあにはからんや自称していたらしい、信長が中二病だったなんて!いやあの時代に西洋甲冑着てたり、安土桃山城を作って観覧料を取っていたと言うから結構痛い奴だったのかもしれない。
このままぐだぐだウィキってもきりが無いので、とりあえずこのエッセイにおける魔王を定義したい。それは我々人類を大量に殺して滅亡させかねなかったり不幸のどん底に落とす存在 と、させてもらおう。
最初に紹介する魔王は、稲と麦である。 ご存知の方はにやりと笑ったであろう、そうあの本からの引用だ。
なぜ稲と麦が魔王なのか、それは人類に狩猟生活を捨てさせ奴隷にしたからだ。昔のSFで出てくる想像上の未来人や宇宙人の頭が大きく描かれていたのは、進化すると脳が発達し大きくなると考えられていたのだが、実際は逆である。人の脳は時代を追うごとに小さくなっているのだ。
狩猟生活では常に状況を確認し判断し食べ物の位置や危険な個所を記憶して思考をしなければ生き残れなかったし、いろいろな物をバンランスよく食べていたので体も大きく身体能力も優れていた。マサイ族脅威の視力なんてテレビでやっていたな、しかし優れた能力の人間しか生き残れなかった。最近まで残っていた狩猟民族はみな温厚で優しく平和的だったそうだ、環境も良かったのだろうがのんびりした生活を送っていたらしい。
対して農耕は一定範囲の安全が確保され、ほぼ決まったルーティンで済むが同じ物ばかり食べていたので栄養は偏った。しかし、危険がせまったからと言って開墾した農地は持って逃げられないし、ほぼ一年中付きっ切りで世話をしなければいけなかった。
劣った人間でも生存出来るようになった為、さらに開墾して農地を広げといった具合に人間が増えていく、1万年前に人間は奴隷化されブラックの宿命を負ってしまったのだ。さらに言えば天候が悪ければ、飢餓になりそれが周囲との戦争に発展し階級社会をも生んでしまった。 しかし安心して欲しい、科学社会に移行した人類は聖なる魔法(化学肥料、農耕機械、農薬)で魔王の支配下から脱っしたのだ。
次の魔王は疫病だ。コロナが流行している今間違いなく実感してしまう恐ろしい奴である。過去どれほどの人間が殺されたであろうか。
ペスト、マラリア、結核、コレラ、梅毒、スペイン風邪、幸いにして各治療法が確立されコロナワクチンも作られ収束が見えてきた。今回のワクチンは当初考えられていたよりはるかに早く開発された、今後も何とか対処可能だろう。
巨額の資金を投入し開発を促進したトランプ大統領に感謝したい。
第3の魔王は宗教である。各所からお叱りを受けそうだがあえて言わせてもらおう、宗教は麻薬だ。用法用量を守るなら薬にもなるが、一時の幸福感と引き換えに思考を停止させ、悪い奴らに利用され破滅する、表の顔が良いだけに疫病より性質が悪い。
西洋ではキリスト教の十字軍、魔女狩り、現代においてさえアメリカで性的暴行の常態化が暴露された。 白人以外は人では無いと言う悪魔の理論を捻り出しその尖兵となって大量の奴隷を世界中から集めた蛮行は永く歴史に刻まれるであろう。
中国においては儒教だ、政治に利用され儒毒とすら呼ばれた。旦那が死んだときに周囲から自死をせまられた奥さんが相当に居るそうだ、中国のあちこちに慰霊碑が残っている。 こいつの派生系の朱子学は江戸時代後期に流行り、尊王攘夷の名目で有為の人材が多数殺された。
中東においてはイスラエル問題、原理主義者のテロ等、今なお猛威をふるっている。
我が日本であるが、これは前述した第六天魔王織田信長によって成敗されている、なろう歴史ジャンル常連さんだ。 世界でもこれほど早く政教分離が果たされたのは日本だけではないだろうか、感謝してもしきれない。 しかし魔王が魔王に倒されるとはこれいかに、今後第六天大魔王織田信長様と呼ばせて頂こう。なにはともあれこいつも科学社会に駆逐されつつある、もう2、300年も経てば無形文化財になってるだろう。
最後にキリストや孔子は素晴らしい人だったのだろう、だからこそその教えを広めようと弟子たちがその事跡を残したのだから。
第4魔王は・・・ まだ居るのかと突っ込まれそうだがまだ居るのである。
社会・共産主義だ。 これは科学が芽吹き産業革命によって資本主義が加速して社会構造が変化した18世紀後半、弱者として固定されがちな労働者階級を救うために生まれた。
しかしこいつには致命的な欠陥が有る、人間の性悪さを全く加味していないのだ。そして進歩の為の仕組みを内包していないので、現状維持か退化するしかない。結果の平等は人からやる気を奪うし宗教と同じで思考停止にしてしまう。未熟な資本主義が生み出してしまった忌み子だ、全員が聖人でもないと成立しないだろう。皮肉な事に世界で最もこのシステムに合っているのは日本人で、最も成功した社会主義は日本なんて揶揄されたものだ。こいつも表の顔が良いだけに性質が悪い、世間知らずなインテリに刺さりやすく未だにマルクス主義の研究を大学でやってる教授がいるらしい、こんな簡単な事が分らないなんてあほすぎる。
共産主義はレーニン、毛沢東、ポルポトや多数の小国独裁者達を生み出した。こいつらは間違いなく歴史上一番人間を殺して不幸に陥れた奴らだ。
進歩を止めるわけには行かない人類は、権力と資本を必要としている、なんとか三権を分離させ選挙制度で最悪を避けてはいるが暴走を止め効果的な運用を行える仕組みを発明していない。 資本はグローバル化して権力の手に負えなくなりつつあり逆に政治も資本に毒されがちだ、官僚は保身で視野が狭い。
もう少し突っ込んで話したいがこのエッセイの趣旨と外れるのでこれくらいにしておこう。ソ連は崩壊し中国は後述するが共産主義ではないし北朝鮮は秒読みに入った、共産主義はすでにその愚かさで自滅したのだ。
問題は民主主義社会に残っている社会主義だ。共産主義が自滅した為に、国=悪という個人主義(無政府主義)に変化し生き残りを図っている。
日本の野党、メディアがまともな憲法議論すらしない理由は簡単、国を滅ぼす為だ。与党に潜り込んで足を引っ張る公明党はさらに曲者だ。野党 主要メディア 文系学者 文化人 人権弁護士 驚くべきことに内閣法制局らがスクラムを組み洗脳サイクルが出来てしまっている。こいつらは恥ずかしげも無く国のお金にたかって生きている公害レベルの廃棄物なのだ。
ヨーロッパもかなり浸透されて愚かな政策で弱りつつある、だからイギリスが離脱したのだろう。アメリカも民主党の中に生息しているようだ。
結論としては、概ね自滅したが要注意といった所か。
最後の魔王を紹介する前に王にするかどうしようか悩んだ魔がいる、核だ。
核兵器が恐ろしい事は言わずもがなだが、発電燃料としても利用可能だ、特に資源の無い国には福音となる。
核廃棄物の処理と災害の危険が有るがそこはバランスを取っていくしかないと思う、必要悪として割り切るしかない。
核兵器を根絶したいがいつか地球統一政府が出来れば無くなるであろうという事で番外となった。
さて最後の魔王は、大方の人が想像しているだろうが中国だ。
第二次世界大戦後、侵略を成功させた国が二つあるロシアと中国だ。中国はチベット、ウイグル、モンゴルを侵略し、次は台湾と日本にも食指を伸ばしている。
前述で中国は共産主義ではないと言ったが、元々共産主義なんて信じていた共産党上層部は一人も居ないだろう。では中国の正体はなにかというと、共産党というお題目を掲げた特権集団による封建社会なのだ。権力は血統ではなく共産党という枠の中の権力闘争で継承される、つまりその思考論理は中世の支配階級と同じなのだ。筆者は三国志が大好きで昔から漫画小説ゲームと親しんできたが、あれを21世紀の現代でもまだやっているのだ。
実は戦後ソ連のコミンテルンは北海道と沖縄に秘密拠点を作り独立を促す工作を行っていた。さらに昭和25年朝鮮戦争勃発時、ソ連と中国が日本で共産クーデターを起こそうとしていたのをご存知だろうか、この時は幸いGHQが気が付き社会党が同調しなかったので防がれた、銃や弾薬等相当数日本に持ち込まれていたそうだ。こうして旧日本軍の人材を警察予備隊として発足させたのである。
クーデターに失敗した中国は戦略を変え、内部から日米安保を破棄させ米軍を追い出し再軍備を反対させ社会党をより左傾化させようと画策した。政治家にはハニートラップを仕掛け昭和28年日中貿易促進議員連盟が出来た、この当時元女優のシンエンピンが体とお金を使って工作していたことが分っている。さらに北京郊外に日本人革命家を育てる学校を創設、3年で2500人も養成された。この中に細川内閣の官房長官武村氏がいたといわれている。中国で捕まっていた旧日本軍兵約1000人は洗脳教育され昭和31年帰国し、60年安保闘争を画策、南京虐殺、731部隊等の捏造証言も行った。なぜ沖縄で基地問題が燻っているのか、北海道でウポポイ問題が発生するのか、憲法改正が進まないのか、議員や官僚の中で何人の人間がこの事を知っているだろうか。 こんなに昔からサイレントインベーション(静かなる侵略)は始まっていたのだ。
目をアメリカに向けて見よう、今主要メディアで盛んにバイデン大統領確定の報道がされているが、かなりきな臭い裏がある。政治系ユーチューブを覗くか、筆者が書いた「今 アメリカ大統領選挙が映画より面白い」を読んで欲しい。ここ数日連邦議員が中国の元女優のハニートラップに掛かっていたのが話題になっている。数千人のハニトラ用員が入っているらしい、共和党の重鎮議員や州の知事や議員もすでに金○を握られているのがかなり居そうだ、困った事に日本もかなりやられているだろう。
WHOは未だにコロナウィルスの調査で武漢に入れていないし、国連はウイグル人権問題を否決した。両機関共すでに中国のばら撒くお金の影響下に置かれている。
多くの日本企業が中国進出し、何かあったら日本人の不法逮捕をされ、自衛隊は両手を縛られている状態で日本政府に物が言える訳が無い、目の前で尖閣が中国領土だと言われ「謝謝」と答えた外務大臣は記憶に新しい。習金平はRCEPはまだしもTPP参加まで言い出した、有利なルールを押し付けた上に自分は守る気は無いだろう、世間知らずで肝の据わってない官僚は掌の上でコロコロと転がされるのが目に見える。幕末アメリカに為替レートを騙され、大量の金をむしり取られた徳川幕府みたいになるのが落ちだ、アメリカはその金でアラスカをロシアから買ったのだ。日本メディアの汚染は言うまでも無い。
こうやって見ると見事にサイレントインベーション(見えない侵略)が進んでいるようだ。
先日沖縄の保守女性がトランプ氏の民間応援組織ストップザスチール(選挙泥棒を止めろ)と言う団体のリーダーにインタビューしているのをユーチューブで見た、最後のメッセージで「日本から多数の応援メールが届いて感謝している、お互いの国の事を一番に考えましょう」と言っていた。チャット欄は盛り上っていたが、私には「あなたの国も相当やばいのでは無いですか? 確りやってください」と聞こえた。ユーチューブの保守論客達も、トランプ氏が勝てないと世界が支配されてしまうと言う割にはのん気というか他人任せな感じが否めない。政府や官僚、メディアは全部分ってるからこそ目を閉じて見ない振りをしているのかもしれないと勘ぐってしまう。
遠くない未来日本人は気が付かない内に中国の奴隷に成っているかもしれない。
だれか勇者(第六天大魔王でも可)の召喚魔法を知りません?
今後なろうでは向かないかもしれませんが政治系エッセイを書いていこうかと思っています。
批判、興味ないとかでも構いませんので一言感想を頂けると助かります、よろしくお願いします。