『かたりべ』の中年
「う~ん、またもや、全員、ですか」
私はそう呟きながら、緑色の扉を通って、今までの謎を引き返しています。
「あんまり、甘いヤツだと思われたくないのですが……まあ、仕方ないのかもしれませんね……」
独り言を呟きながら、もと来た道を戻ります。
かたりべ、べにがらす、すいむ、むくろえき、きんじろうぶね、ねずみ、みさきぼっこ、こども、もめんどうふ、ふえふき、きんぞくのえがお、おとな。
そう、私のゴールは。
戻りに戻って、一番最初の、裏野ハイツの入り口、だったりします。
「次があれば、もう少し非情になったほうが良いかもしれませんね……」
いろいろと、頭の中で考える私。
「よし、次は、廃園になった遊園地でも使って、クズを皆殺しにするようなヤツにしましょう!」
次回作を思い付いた私は、ぽん、と柏手を打ちながら。
……ボロボロに破壊されて、先に進めなくなった『紅鴉』の扉を見て、言葉を続けます。
「……まあ、私が無事に、脱出できれば、の話ですが」
くぅ~疲れましたw これにて完結です!
またもや、全員生還エンドでございます。
ごめんね。J( 'ー`)し
完結までに一年かかってますので、多分あちこちに齟齬が生じております。
気になる点などありましたら、感想欄に是非是非。
因みに、時間があれば直そうと思っている点。
⚪小児の言葉使い統一。
⚪老女の飴ちゃん攻撃追加
⚪中年、金次郎でもうちょい頑張ってもらう
直せるかどうかはわかりませぬ。
それでは、一年以上半エタ状態で続けた拙作を、ここまで読んでいただいた天使のような読者の皆様、本当にありがとうございました!
終わり




