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梅沢和幸
梅沢和幸、男、一般。
警察官を目指して、現在は勉強中だ。氷鷲さんとはプライベイトで繋がりもあり、よくしてもらっている。趣味はステレオだ。
正直に言って、鷺ノ宮事件は闇が深すぎる。たぶん手に負えないものだと、俺は思えた。だからといって手を引けるのは、俺がまだ学生だからだろう。
というより、最大の問題は紫月が俺の部屋へ転がり込んできたことだ。飯は上手いし、掃除もするし、気遣いもある――のは、いいんだが、どうにも俺は警戒心が強いのか、探りたくもない裏を読もうとしてしまう。
素直に好意を受け取れないのが、俺の悪い癖だ。




