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ハジマリの場、オワリの所―人物紹介・用語―  作者: 雨天紅雨
■2008年~2026年
5/88

椿青葉


椿(つばき)青葉(あおば)、女、魔法師。


 魔法師は覚醒するものだ、なんてことを私は実感したわけだが、もしもヴォイドに出逢っていなければ、もっと混乱していたのだろうとは思う。だからといって感謝はしていないし、文句もあるにはあるのだが、そのぶんは公人(きみひと)が助けてくれたので、黙っておこう。

 当時のことを思い返すのなら、蒼の草原と呼ばれる大きな貯水池のある公園において、私は魔法師としての役目を担ったことが印象的だ。といっても、私は対抗措置として、その場に存在するだけで良かったので、何もしなかったのと同じだ。

 意味の含有、それが私の魔法である。

 〝三大意味〟なんて揶揄されることもあるが、つまるところ意味の奪い合いが、二人の魔法師の間で発生した場合、三人目である私の介入によって、その効力を喪失させる、という役目だ。

 つまるところ、この時期における私もまた、魔法師になる前の椿青葉と、何ら変わらないものだったのだろう。ただし、環境そのものは変わったけれど。

 楽しかったと、そう思う。

 公人に惚れたのも間違いじゃないと思うし、幸せをかみしめていたのも事実。

 ――ただ。

 ヴォイドが消えることは、やり残したことばかりの自分が少し、許せなかった。



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