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ハジマリの場、オワリの所―人物紹介・用語―  作者: 雨天紅雨
■2008年~2026年
4/88

箕鶴来狼牙


箕鶴来(みつるぎ)狼牙(ろうが)、男、魔法師。


 そういえば、当時はまだ、スーツで大きなつばの帽子を頭に乗せていましたね。

 雪芽(ゆきめ)の弟の立ち位置であり、血の繋がりはありませんが、非常に頭の痛い姉です。思えば、姉さんの愚痴をよく公人(きみひと)に聞いて貰っていた記憶が蘇ってくるほど、頻繁にやっていたのでしょう。

 縁の魔法師。

 世界における、人と人との縁を確定させるための存在、とでも呼べばいいのでしょうか。実際には、世界がそれを行っていて、私がそれを再確認しつつ、補助をしています。いわば二重確認のようなものですね。

 だから私の行動における七割は、各地を放浪しています。人と逢うこと、人の関係を見ること、それ自体が仕事のようなものです。

 だからこそ、フェイクの歪さには驚きました。もちろん、友人であると胸を張って言える関係でしたが、魔法師とは呼べず、魔術師でもない彼女の存在は、少なからず私の今後に影響を与えてくれました。

 東京事変の一角を担うかたちで動いたのは、いわばその恩返しのようなものですね。やってくれ、なんて頼まない人ですから、察して動かなくてはならなかったですが。

 ハジマリの五人? その一人として数えられているのは確かですが、私に言わせれば、ハジマリは一人、フェイクだけですよ。少なくとも私は、彼女がわからなかった。



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