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ハジマリの場、オワリの所―人物紹介・用語―  作者: 雨天紅雨
■2008年~2026年
2/88

嵯峨公人


嵯峨(さが)公人(きみひと)、男、魔術師。


 この頃の俺は、いわゆる成長期にあった。魔術を知り、その深みを目の当たりにするに従って、自分が刃物を創る一つの仕組みである、とすら錯覚することもあったように思う。

 大きな切欠があったとするのなら、やっぱりネイムレスと出逢ったことだ。

 正直に言えば、連中のことはよくわかってない。魔法師と言われても、実際に何かを俺は見たわけじゃないし、東京事変に至るまで、ネイムレスや狼牙(ろうが)雪芽(ゆきめ)もそうだし、青葉も動いていたようだが、なんというか、ご苦労様と、その程度のものだ。

 だから、ハジマリの五人の一人なんて言われても、実感はねえよ。

 ちなみに言っておくが、青葉を拾ったことに対しての下心は一切なかった。まあ、青葉との間に子供を作ったけど、そんなのは後になってからのことだ。当時は本当に、捨て猫を拾ったような気分でしかなかった。

 まあ結局、東京事変後に、俺は――双海(ふたみ)に問われたこともあって、魔術協会に所属するが、夏に雪が降った頃、離反した。

 俺にとってのネイムレス?

 そうだな。

 なんていうか――青臭いけど、友達だよ。



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