乙女ゲームはもう終わった‼︎
私の名前は爽音 遙です。
あの日々から2ヶ月たちました。
彼女たちには高校でお世話になりました。
あの日々は濃すぎて私には合わなかったのかもしれません…
でも、今でも仲良い友を二人getしました。
高校は卒業し大学に入りました。
二人とも私とは違う学校ですが今も1週間に1回程度であっています。
柚月さんは高校での同級生と高校での保健室の先生に告白されました。
でも柚月さんは誰かをまた傷つけるのは嫌だと言って二人に返事を返していないそうです。
またとはどういう意味かわかりませんが早く返事をしてあげる方がいいと思います。
返事を返してあげない方が困るんです。
だから2人の気持ちにさっさと答えてあげてください。
そんな事言えませんが…だって人生の分かれ道でもあるところに他人が口出ししてはなりませんから。
次に麻結さんです。
麻結さんは保健室の先生が好きだったそうですが今は誰も好きではないそうです。
しかし、先輩で美風先輩が好そうです。
でも、麻結さんはなぜきずかないのでしょう?
ずっと熱い視線を送っていた美風弟にきずかないなんて…
麻結さんは賢くていい人ですが鈍感です。
これじゃあ誰も救われませんね…
そう思いながら帰ってきました。
大学には友達もいませんしサークルにも入ってません。
哀れなぼっちです。
家に帰ったとしても一人暮らしなので何もする事もないので食ってはパソコン開いては寝というのの負の連鎖を繰り返しています。だって恋人だっていないしやる事ないんだもん‼︎
そんな非リアですよ〜〜だ…
そんな暗い事を考えていると雨が降り始めました。
まだ駅まで遠いですしそこの公園で雨宿りでもしますか…
「なんでこんな事になったのでしょうか…」
やっぱり、柚月さんや麻結さんと同じ大学にすればよかったのでしょうか?
「どうしたの可愛い子猫ちゃん」
うわぁ…痛いなぁー本当いったいセリフをよく言えるなー
ほら見てよ鳥肌立ってるよ。
あー寒、早く雨が止まないかなぁ…
「大丈夫?風邪引きそうだよ」
誰に話しかけてるんだか…
ん?え?もしかして私ですか?
横を見ると茶髪でその茶髪が肩につくほどの長さのチャラチャラしてそうな男の人がいた。
あー…なんでこういう人に話しかけられるのだろう…本当最悪だ…
さっさと家帰りたいなーこんな奴と話すなら家でぐーたらしたいな…
急いで帰れば大丈夫かな?きっと大丈夫のはず…
「ええ?雨ひどいよ」
そんな事を言ってチャラ男は私の腕を掴んだ。触んなよ…
「家まで送るよ」
は?雨降ってるのに?二人で歩いて?
「大丈夫です」
「えー…そこに俺の車もあるんだけど?どうする?」
「ご丁寧に断らさせて頂きます」
なんで車あるのにこっちくんだよ‼︎だからあんま濡れてないのね‼︎
さっさと帰れよチャラ男。
「風邪ひくよ」
「大丈夫です」
絶対乗らないから‼︎
乗ったら死ぬ‼︎自殺してやる‼︎
「大丈夫じゃないでしょ」
なぜ引っ張る。やめれ。
「やめてください‼︎イカのお寿司ですよ‼︎」
そんな事を言うとチャラ男は止まって何それという顔で見ている。
「イカのお寿司とはイカが行かないでのが乗らない。おが大声をあげる?すがすぐ逃げる?しが知らせる?
だったと思います」
記憶が曖昧でわからないけどね…
「へーそう」
ちょ、連れて行くなー
「やめてください‼︎誘拐犯‼︎セクシャルハラスメント‼︎変態‼︎犯罪者‼︎ローリータコンプレックス‼︎」
「おいおいーちょっと口閉じようねー」
「触んなよチャラ男‼︎変態‼︎だから嫌なんだよ‼︎」
私は肩で息をあしながらそう言った。
そうすると少しだけ力が緩くなったので逃亡をしたのです。
家に着くと体はびしょ濡れで最悪でした。
もう、あのチャラ男に会いたくない。私はそう思ったのです。が…
「38,9…」
朝起きると気分が悪かったので体温を測るとこのザマです。
机を叩きたい…
しかし眠い。少しだけ眠ろう…
夢を見た。最悪だ…
なんで男はこんなにも最低だろうか…
だから嫌なんだ…誰かに触られたくない傷を抉っているようで嫌なんだ…
「不愉快だ…」
昼ぐらいに目を覚ました。
お腹が空いたごはんでも作るか…
あー…冷蔵庫の中には何も無かった。本当は昨日買うはずだったのに…
本当に最悪だ…
仕方ない。病院行った後にごはんは食べるか…
道で歩いてると気分が悪くなってきた。
なんで…目の前が揺れている。
これが目眩という奴ですか?
そんな事思う前に早く行かなきゃならにのに…
「おい‼︎大丈夫か⁉︎おい………」
この声はチャラ男かな…
後は頼んだ…
「う、ううっ」
眩しい…ここどこ?
「おっ、気ずいたか」
「ん?チャラ男…?」
なんでチャラ男が…
「ここわかるか?病院だ」
ん?そうか…私はチャラ男に助けられたのか…
これで貸し1つね
「ん…ありがとう」
素直に感謝しましたよー
また意識がグラグラしてきたなー…
「おーい…お……」
もう少しだけ寝させて…
「おーい…起きてるか?」
うるさいなぁー…
そういえば私のボロが出てきてる…
やばい…
「起きて、ます」
うん?ここどこだ?
どこかの家みたいだけど私の家ではないなぁ…って事はチャラ男の家?
ありえませんね…だって綺麗でなんかいい感じに広い綺麗な部屋なんですよ⁉︎
チャラ男の部屋とは思えません…
きっと違うでしょう。
「あの、ここは?」
「俺ん家」
MA・ZI・DE…
ごめん。なんか…
チャラ男だからっていうのを直すよ。見直すよ…
「ん、これ」
チャラ男が差し出してきたのはおかゆ?みたいなのでした。
「食べて」
これをですか…えー…なんかおかゆ嫌いなんだよね(ーー;)
「自分で食べないなら俺が食べさせよっか?」
嫌だ‼︎
ん…ん‼︎美味しい。
え?めっちゃ美味しい‼︎
「ふぇはへふっえふぇふふっへっんへふか?」
「何言ってんのかわかんないよ…」
ふんふん、むぐむぐ
「これ誰が作ったんですか?」
「俺だけど?」
MA・ZI・DE
ここで感じる女子力‼︎
「ん、薬」
パから始まってリで終わる三文字の奴ぽいね。
「あっ‼︎病院のお金は?」
「いらない」
ふざけんなよ。
私はチャラ男の手に2万握らせた。
「多いし、いらないって言ってんじゃん」
「借りを作るには申し分ないんです。あと、多い分は迷惑料って事でありがとうございます」
私はこの家から出ようと思いベットからたち寝室から出るドアを開けようとした。
そうするとチャラ男は私の手をかーるーく引っ張った。大切なのはかーるーくです。
そうすると私はひっくり返った。自分でもびっくりだよ。
チャラ男は土下座で謝ってきた。
「ごめん‼︎」
やめてくれ
「やめてください。私に力が入ってなかっただけでと思いますから。」
この男は案外いい奴かもしれないな…
「そういえば君の名前は?」
「自分からでしょう?」
「うっ、俺は詩音 蒼」
「私は爽音 遙です。もしかして華那さんのお兄さんですか?」
「華那を知ってるのか?」
おおおお、なんと華那さんの兄だったとは…
華那さんとは学校で一緒だった可愛いお嬢様だった子
ん…?お嬢様ならその兄は…
「おおう、詩音さんはお坊ちゃんでしたんですか」
「よく言われる」
「やっぱりですかー…」
チャラ男だと思っていた人がお坊ちゃんだったとはねー
え?なんだ?ぐれたか?
うふふふふふふふふふふふふふふふふふ
「やめろ。その気持ち悪い顔」
「最初から気持ち悪くてさーせん」
「いや、可愛いぞ。あとお前の性格そんなんだったか…?残念な美少女」
可愛いって何を褒めても何も持ってませんよー。
ってか首痛い。
今立って喋ってるけどこいつ180以上はあるな150の私は見上げないといけないんですよ
「あの、私大学生なんですよ⁉︎少女にはいるんですか?」
「ええ⁉︎何言ってんの?」
本当ですよーほら…
「お前の年は?」
「18です。生まれるのが遅くて…」
「俺より年下だな。俺は26だ」
うおっ、案外年上
びっくりです。