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終わりの始まり  作者:
3/5

あの男の子に出会ってから数日がたった。


んでわかったこと。


名前・飯田緋依(イイダヒイ)


クラス・一年三組 (前の私のクラス)


先日転校してきた。


この三つ。


この前ここに来たのはサボり場所を探していたらたまたまここに行き着いたらしい。




『おっはよーひーくん。』

朝からここに来た緋依に愛情たっぷりに挨拶をするのが日課になっている。


『おい‥‥』


『どーしたの?ひーくん。』


そして‥‥


『ひーくんは止めろって言ってるだろ!』


こう言って怒鳴られるのも日課である。


『いーじゃん。ひーくんって可愛いじゃん。』


私は少し怒ったように言ってみる。


『いーやーだー。』


こちらも怒ったように言ってくる。


それがとっても面白くて。

つい笑いたくなってしまう。


『おい。何笑ってんだよ。』


知らないうちに顔に出たらしい。


『べっつにー』


私は笑いながら答えた。


『まぁいいや。おい、あの呼び方は止めろ。』


『あの呼び方ってー。』


私は緋依が困るのを知っていながら答えた。

案の定、緋依はそう言われておろおろした。


『えーっと‥‥だからひー‥‥』


最初の方は一応聞こえたが最後の方は聞こえなくなってしまった。


『えー?何、聞こえないよー。』


緋依が恥ずかしがっているのを知ってて意地悪する。

『だからひーくんって呼ぶな!』


顔を真っ赤にしながら言った。


『あはははっ‥‥』


それがおかしくてお腹を抱え笑った。


『なんだよ!笑いやがって。』


『だってー。』


そんな下らないことを毎日繰り返していた。

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