9話
はぁ・・・
「諦めなければよかった、頑張って書いとけば・・・絶対赤点やんも〜」
はぁ・・・
「まあ・・・いいか、これで一週間の休みが明日から来るし、もうこの事は忘れて、ずっとゲームでもするか」
※黎陽高校では、毎年最後のテストが終わった翌日に一週間の休みがある。そして一週間後の登校日には終業式を行い、そこから二日後に三年生は卒業をする。そして一.二年生は4月8日まで春休みがある。
「この後何しよう・・・やっぱりDASか、グラン◯ーリスモ7か、F◯25か・・・迷うな」
リュックを背負い、考えていると
ポンッ、
誰かに肩を叩かれたので後ろを振り向いた。そこには携帯の画面を見せてきている将暉がいた。
「?どした?」
「暇なら今日、一緒に見ようぜ」
Ne◯flix sq◯id game 2
「あ~あ!そう言えば俺見てないんだよ、良いのか?」
「ああ!俺達BFFだからな!」
「ありがとな将暉!」
二人は肩を組みながら歩き、教室を出た。
「将暉のせいで言えなかった・・・」
ぐすんっ、
朱音は紙をリュックに入れ、一人寂しく帰った・・・
お邪魔シマウマ〜
「・・・!!?お、おい将暉!こ、これって・・・まさか!?」
祐希は一つの機械に目を奪われた。その機械とは、プロジェクター。
「ああ、それ?それはな・・・アニメやゲームを寝っ転がってやったり見たりする用の奴!値段は15万」
!!?
「はぁ!?バカ高えやん!お前そんなに金持ってたの!?」
そう言うと、将暉は少し間を開け
「実は───」
バァーン!!
「!!?な、何!?」
将暉の部屋の扉が勢い良く開けられた。
「・・・なあ蓮華姉、勢い良くドア開けないでって言ってるじゃん、壊れるよ?」
のそのそ、
「ああ~?大丈夫大丈夫ぅ〜、私お金沢山持ってるからぁ〜」
将暉の姉がのそのそと部屋に入ってきた。
十九川蓮華 28歳
身長194cm.体重76kg
赤髪のストレート、黒のメガネをかけている。
白シャツ、ダボッとしている、ズボンを履いているかわからない。
登録者数300万人の有名Y◯uTuber
ボクシング歴5年、テコンドー歴3年、総合格闘技歴10年
「・・・?ねえ君ぃ〜、誰ぇ〜?」
将暉の姉は祐希とチューをしそうな程近くにより、言った。
(うわっ、滅茶苦茶良い匂いする・・・すげぇ)
「お、俺は将暉の友達の鈎柄祐希です、宜しくお願いします」
祐希は腰を45度曲げ、挨拶をした。
「あらぁ〜、物凄い良い子じゃないぃ〜」
ポンポンッ、
祐希の頭をポンポンとし
「将暉ぃ〜、こう言う友達はぁ〜、大切にしないとぉ〜、駄目だからねぇ〜」
そうしないとぉ〜、私が奪っちゃうからねぇ〜♡
そう言いながら、部屋に戻っていった。
・・・
はぁ、
「まじ蓮華姉は喋りがのろいんだよな〜、なあ祐希、そう思うだろ?」
祐希は顔を少しだけ赤くし
「お、おう・・・そうだな・・・」
そう言った。
(・・・ふぅ~ん、祐希の奴、蓮華姉に惚れてるな?まあ仕方ないよな、だって蓮華姉はモデルみたいな顔立ちしてるし、俺以外の前では超絶美少女を演じてたりするし、まあ・・・仕方ないよな〜)
「・・・?なあ将暉?」
?
「この紫髪のラッパーの人って何か見たことある気がするんだけどさ、誰だっけ?」
「ああ、その人は元BIG◯ANGのT.◯.Pさんだよ」
!!?
「ま、マジ!?俺BIG◯ANGそんな好きじゃないんだよね」
まあ強いて言うならSEVE◯TEEN.LE SS◯RAFIM.BLAC◯PINKとかが好き
「まあ分かる、俺もそこら辺が好き」
二人はsq◯id gameのミングルゲームを見ながら話した。
「あ~あ、サノスさん死んじゃった、俺好きだったのにな〜」
「俺もサノス好きだし、ナムギュも好き」
だよな〜、でもさ、まさかここでサノスが死ぬとは思わなんだよ」
まあな〜
「え!?ここで終わり!?マジ!?」
祐希はsq◯id gameシーズン2の終わり方が中途半端過ぎて、納得がいってない。
「まあ最初はそう思うよな、俺もそう思った」
「・・・てか、もう外真っ暗やん!早っ!」
祐希は将暉の家に着いた昼の12時から、全話一気に見て、いつの間にか夜の19時20分になっていた。
「もう帰ろうかな」
祐希がそう言った瞬間
え?マジ?
将暉は小さい声でそういった。
「おう」
祐希が帰りの支度をしている時
「・・・泊まってけよ」
「ん?良いのか?」
「おう、ずっとネトフリでドラマや映画見ようぜ」
祐希は考えた。
「ちょっと待ってな」
祐希は携帯を触り、誰かに連絡を取った。
・・・よしっ
「親からお泊まりの許可貰えた」
「よしっ、じゃあ・・・今夜はオールだな」
だな!
朱音がリュックに入れた紙に書いてある物をここで書きます。
ねえ、祐希?今日さ・・・時間ある?
YESバージョン
そうなの?なら・・・今日の13時に高師緑地で散歩しない?
NOバージョン
あっ、ないんだ・・・わかった、ごめんね
他にも複数パターンを頭の中で考えて覚える!
もし、パターンの中にない奴が来たら、それはもうおしまい!
とにかく!今日は祐希を遊びに誘う!