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8話

ガラガラ、

おは───


午前8時ピッタリ

祐希は一人でゆっくりと教室の扉を開け、中に入ろうとした。


「・・・え?」


祐希は見た。

制服、靴、髪留め全てが虹色(レインボー)に光っていて、その状態で勉強をしている朱音が・・・


「お、おい・・・朱音」


「ん?何?」


「な、何でそんな虹色に光ってんだ?ゲーミングPCみたいになってるぞ?」


そう言ったが


「え?別にいつも通りでしょ、それより、私今テスト勉強してるんだけど、邪魔しないで」


滅茶苦茶素っ気なく返された。


「あ、ああ・・・わかった」


祐希は困惑しながらも、席に座った。


そう言えば・・・


グッパ、グッパ、

(身体の操作が何時もより重い様な気がする、それに・・・)


・・・


(今の時間だったらここ(教室)に20人ぐらいいるはずだけど、俺と朱音と何故か教卓の上で寝てる将暉の三人しか居ない・・・)


午前8時12分


今現時点で教室には朱音、将暉、祐希の三人しか居ず、物凄く静かな状態だった。


・・・

(俺・・・もう分かっちまったよ)


ここ・・・夢の中だろ?












・・・んがっ!?


ばっ!

「・・・あれ?ここって・・・」


俺の部屋?


祐希はゲーミングチェアで目覚めた。


「・・・ほんとにさっきのは夢だったのか?」


・・・あっ!時間時間!!


祐希は急いで立ち上がり、携帯を開き、時間を確認した。



8:05


「うわっ!!やべえやべえ!!」


祐希は急いで制服に着替え、靴下を履き、リュックを担ぎ、玄関に向かった。


ダダダダッ!


スタスタ、

「?あれ〜?どしたん祐希君、そんな慌てて」


階段の横から下着姿の茉衣火が出てきた。


「あれ?まだ学校に行ってないの?」


そう言うと


「今日は私休み、だからこう言う姿でうろちょろしてるじゃん」


「そうなんだ・・・てか、今日は何時もより過激じゃん」


茉衣火は下は黒のガーターベルト、上は黒のブラジャーを着ていた。


「・・・エッチ」


そう言いながらリビングルームに入った。


「茉衣火さんが見せて来た癖に・・・!!?そうだ!早く学校に行かないと!!」


祐希は急いで階段を降り、靴を履き、扉を開け、学校に向かった・・・







ダダダッ!

バァーン!!


はぁ、はぁ、

「あ、危なかった・・・ギリギリセーフ・・・」


現在時刻 午前8時14分

何時も朝礼は午前8時15分に始まる為、ホントのホントにギリギリセーフだった。


あ、おはよ、祐希君


今日の朱音は赭い丸メガネをして、真剣に集中して勉強をしていた。


「よっ、おはよ」


ギギィー、サッ、


「・・・なあ朱音」



「今日・・・学校終わったら時間あ───」


ないよ


即答された。


「わ、わかった・・・」











なあなあ祐希?


「ん?何だよ将暉、どした?」


少し、辿々しく将暉がこちらに来た。


「今日さ、学校終わったらカラオケ行こうぜ」


「カラオケ?全然いいけど」


マジ!?ヤッター!ありがとな祐希!!


ウッキウキしながら将暉は自身の席に戻った。


「・・・どえしたんだろ将暉、何時もはあんな変な感じじゃなかったんだけどな・・・まあいいか」


そう思いながら、祐希はテストが後4分程で始まる為、朱音と一緒に英語の勉強をした(遅い)。











キーンコーンカーンコーン×2


それでは!テスト開始です!


1時限目 英語のテスト


午前8時20分〜9時10分


(俺はもう、英語はもうわからないから、無回答で終わらせてもいいと思うが、俺はちゃんと高校を卒業したいから、わからなくても頑張る!!)


そう思いながら、テストにちゃんと取り組んだ・・・









キーンコーンカーンコーン×2


はい!英語のテスト終了です!先生が集めるので、待っててください!


ふぅ~、

「滅茶苦茶上手く行った・・・最高・・・」


今回の英語のテストは、何故か滅茶苦茶上手く行き過ぎた。

横にいる朱音は、少し暗い顔をしながら明後日の方向を見ていた。


(あぁ〜、多分駄目だったんかな、可哀想に)


他人事の様に思いながら、数学の勉強を開始した。












キーンコーンカーンコーン×2


はぁ~い、それではぁ〜、数学のテストぉ〜、開始ぃ〜


2限目 数学のテスト


午前9時20分〜10時10分



・・・

(数学・・・マジで自信ないんだよなぁ〜、マジで数学ゴミなんだよな、もう終わりだよ)


絶望しながらも、祐希はテストに取り組んだ・・・











・・・

(マジでわからん)


祐希は絶望していた。何故なら、約50問ある問題の内、30個程が分からないでいたからだ。


(マジで何だよ微分法と積分法、平方完成、指数関数って・・・習ったはずなんだが、もう何が何だかわかんねぇんだよ)


祐希は約20分程考えた・・・だが、答えがもう思い浮かばなかったので、もうやめた。











キーンコーンカーンコーン×2


はぁ~い、テスト終了でぇ〜す、後ろから集めてくださぁ〜い


ようやく全てのテストが終了した。

祐希はもう、真っ白に燃え尽きていた。

先生紹介


英語の先生

太刀川柚葉(たちかわゆずは)

身長168cm.体重59kg

ラフな服装

群馬パース大学出身、偏差値2兆

休みの日は殆ど1日中、ゲームばっかしている。好きなゲームはL◯L



数学の先生

守神煬帝(まもりがみようだい)

身長175cm.体重64kg

全身真っ黒の服

日体大出身

ほぼ毎日、夜の9時〜朝の4時までずっとNe◯flixでドラマを見ている。

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