6話
この話に出てくるテストは、殆ど適当に書いております(少しネットで調べたりしてます)。
「ここが違う!」「ここは高二ではやらない!」「そもそも教科の名前が違う」
などは言わないで欲しいです。
一時限目 国語のテスト
午前8時20分〜9時10分
漢字の読み書き
死滅 とくいてん 螺旋階段 模擬 ちょうへい
しゃくりょう 無花果 かぶとむし 海豚 煙突
(・・・?所々ジ◯ジョ要素がある気がするけど・・・まあいいか)
シャッシャッ!
四字熟語
□に入る物を書け
一□一会 羽化登□ 雲水□脚 我□者羅
興味津□ □風堂々 空□漠□ 残山□水
(まあこれもいけるな)
書き書き
・
・
・
(・・・?もう最後か?)
早いな〜
と思いながらも、最後の問題を見た。
最終問題
自身が思う、かっこいいと思った名前を何個か書け
※正解不正解は阿魏羅先生が判断します。
(うわっ・・・マジかよ・・・かっこいい名前?)
・・・あっ、
(自分が思った中で、一番かっこいいと思った名前なら・・・)
書き書き、
シャ◯ルマガラ
(これだな!)
祐希はテスト開始から約30分で問題を解き終えた。
キーンコーンカーンコーン×2
はい…じゃあ後ろから前に回して〜
ピッピッピッ、
よしっ、全員分あるな!じゃあこれで終わりま〜す、次は化学だから、ちゃんと勉強しとけよ〜
祐希達の国語の先生「耒陽阿魏羅先生」、スポーツ用の赤ジャージを上下着ている、黒髪短髪、二重、キリッとした目、女生徒にモテモテ
はぁ〜!
「ようやく終わった〜!!もう疲れた〜」
祐希は疲れすぎて、机に突っ伏した。
「まだ後2教科あるけど、大丈夫?まあ大丈夫か」
朱音は祐希の返答を聞かず、大丈夫と認定した。
「まあ今日は3教科やってすぐ帰れるし、楽っちゃ楽なんだけど・・・50分ずっと椅子に座って集中して、テスト用紙と向き合うって、もう俺からしたら拷問みたいなもんだよ、なあ将暉」
化学の教科書を持ちながら将暉が現れた。
「まあな、でもテストは成績に影響するしなぁ〜、拷問だとしてもやるしかないんだよ」
そう言いながら自身の席に座り、勉強を始めた将暉であった。
「・・・まあ俺も勉強するか〜」
キーンコーンカーンコーン×2
はい、これで化学のテストは終了です・・・先生が一人一人の解答用紙を集めますので・・・待っててください・・・
はぁ〜、
「もう駄目だ・・・絶対赤点や・・・」
終わった・・・
午前9時20分〜10時10分
二限目の化学のテストが終わった。
祐希はこの世の終わりの様な顔をした。
ふぅ~!いや~、凄く上手くいったな〜、滅茶苦茶上手くいったな〜!
チラッ、チラッ、
朱音は凄い笑顔でそう言いながら、祐希の方を見た。
「何だよ朱音・・・煽ってんのか?」
「まさか~、まあでも?祐希君が全然勉強してなかったせいでこうなってるわけだから」
だからちゃんと勉強しろって言ったじゃん
「ぐ、ぐぬぬ・・・」
祐希は朱音に言い返せないまま、次のテストの勉強を開始した・・・
キーンコーンカーンコーン×2
はい!では今から地理総合のテスト開始!!
バッ!
問一
世界で人口が多い国をトップ3書け
(これは簡単!)
シャッシャッ!
一位 インド 二位 中国 三位 アメリカ
(よし次!!)
問二
この図の中にある地形の名前を書け
(こういう系はまあまあいける!)
1.扇状地
2.河岸段丘
3.三日月湖
4.氾濫原
5.砂嘴
6.陸繋島
7.潟湖
(よしっ!書けた書けた!)
問三
この三国で有名な食べ物を3つ書け
ドイツ.ルクセンブルク.トルコ
(はぁ〜?ルクセンブルクの有名な食べ物知らねぇ〜、まあ取り敢えずドイツとトルコだけ書いとくか)
ドイツ
ソーセージ.プレッツェル.シュバイネハクセ
トルコ
ケバブ.トルコアイス.マントゥ
(まあ後でルクセンブルクのとこ書けばいいか!)
問四
この五つの国からGDPを低い順にして書け
アメリカ.香港.ルクセンブルク.ドミニカ共和国.スリランカ
(やべえ、全然知らない・・・まあ適当でいいか)
アメリカ→ルクセンブルク→香港→スリランカ→ドミニカ共和国
(やっぱちゃんと勉強しとけば良かったな)
問五
地球にある五つ(南極大陸は無し)の大陸の中で、それぞれの地域で一番栄えている国を選べ。その後、その国を選んだ理由を書け。
※この問題は判断が難しいので、経済.領土.人口.文化.技術力.軍事力・・・等の、どれでも良しとする。
(あ〜は〜ん、なるほど、これなら行けるはず)
ユーラシア大陸:中国 理由 経済大国
アフリカ大陸:南アフリカ共和国 理由 なんとなく
オーストラリア大陸:オーストラリア 理由 なんとなく
北アメリカ大陸:アメリカ 理由 周知の事実
南アメリカ大陸:ブラジル 理由 サッカー大国
(後は普通に行けそうだ!)
祐希はどんどんと問題を解いていき、約20分後
キーンコーンカーンコーン×2
はい!これで地理総合のテストは終了です!また、先生が一人一人回収していきますので、少しだけお待ち下さい!!
う、う〜ん!
ぐぐぐ!
はぁ〜、
祐希は腕を上に伸ばした。
祐希は朱音の方を見た。朱音は今日、早く帰れると言う事を今思い出し、ウキウキしていた。
スタスタ、
「ようやくテストが終わったよ、もう疲れたな祐希」
リュックを背負いながら将暉がやってきた。
「まあな、でも明日もあるのがだるいんよな〜」
まじそれな〜
「まあ流石に今日は家に帰ってすぐ勉強しようかな」
その方がいいよ〜
翌日もテストの為、ロッカーから数学と英語の教科書とワークを取り、リュックに入れ、朱音と将暉と一緒に教室から出た・・・
ねえねえ祐希君?
後ろから名前を呼ばれたので振り向いた。するとそこにはバスケ部リーダーの瑠生花が少し顔を赤らめながらその場に立っていた。
「ん?どうしたの瑠生花さん」
瑠生花はゆっくりと口を開け
今日・・・時間ある?
化学と地理総合の先生について紹介します
化学の先生
高知柚葉
身長152cm.黒髪.ロングボブで少し前髪が目にかかっている.丸メガネ.スーツ姿
少し暗め
地理総合の先生
拝火龍華
身長184cm.赤髪.ポニーテール.アイドルの様な顔立ち.赭色のジャージ
滅茶苦茶元気な先生 陸上部の顧問