33話
キュッ、パキッ!
ゴクッ!ゴクッ!
ぷはっ!
「それより将暉、もう後は買うもんあるの?」
「俺はもう特にないな、朱音さんは?」
私ももう何もないよ
「俺も何もない」
・・・
「じゃあ、もう他のとこ行くか?」
そうしよう.しましょう
朱音と祐希はクレープを食べ終え、エスカレーターに乗り、南ジャスを出た・・・
スタスタ
「将暉、次は何処行くん?」
「次?次は・・・どっかの公園で遊ぼうで」
良いで〜.よ〜
3人は何処かにある公園求めて歩き出した・・・
へぇ〜、こんなとこに公演あったのか、しかもこんな広大な場所に
ね〜、初めて来たよ〜
約40分後、3人はくすのき公園(曙松並第四公園)に着いた。
その場所は、広い通路があったり、まだ使っていない土地の様な物が物凄くあったり、殆ど一緒の家が沢山あった。
「何かここってさ・・・豊橋に全然見えないよな」
「それな、ここだけ見たら田舎みたいな感じだし、あの家の方をみると東京とかそう言う街にある家の様な感じだし・・・まさに近未来チックな所だよな」
祐希と将暉は2人で楽しく話した。
・・・
(何でこんな建物が建ってないんだろ、こんな広くて開放的な場所なのに・・・何だか勿体ないな)
そう思いながら朱音は歩いた。
・・・ん?朱音!どっか行くのか?
祐希が此方に気付き、話しかけてきた。
「ん?少しここら辺を散歩するの、初めてきた場所だし、少し好奇心が抑えられないからね」
そ、そうか・・・わかった
「じゃあ俺達も行く!」
!!?
「え?いやいや、私1人でも───」
いやっ!俺達もこの場所が気になってたんだよ、なあ将暉
うんうん
「て事で、俺達もついてくよ、いい?」
・・・別にいいよ
よっしゃっ!
3人は歩き出した。
スタスタ、
「こんな広い場所・・・一気に全部の土地買ったら何円ぐらいするんだろ」
さあ?でも莫大なお金かかるんじゃない?
「だよな〜・・・」
・・・鬼ごっこできそうだな
・・・?
「鬼ごっこ?」
おう
「こんな広い場所で?」
うん
「高校生が?」
おう
朱音は少し考えた。
「永遠に終わらないんじゃない?」
「いやいや!終わるはずだ!」
ホントに?
多分
「・・・やっぱやめよう」
「そうね、こんな年で本気で鬼ごっこやっても、つまらないだけよ、それより将暉君は?」
「・・・あれ?そう言えば居ないな、お~い!!将暉〜!!」
何処行ったんだよ〜!!お~い!!
タッタッタッ!
「可笑しいな~、確かここら辺で財布を落とした気がするんだが・・・」
将暉はさっきの公園前で財布を探していた。
何処だ何処だ〜?
スタスタ、チラッ
スタスタ、チラッ
「くそっ、ここにないのかよ」
マジで何処に落としたかな〜
将暉は下を見ながら歩いた。
スタスタ・・・ピタッ
「ん?これって・・・」
将暉は地面に落ちている黒い何かを拾った。
・・・!?
「これって・・・俺の財布じゃん!!ここにあったのかよ〜!!」
将暉は地面に落ちてた、黒い長財布を拾った。
・・・あれ?
「そう言えば、祐希と朱音さんって何処行ったんだ?」
もしかして・・・2人共迷子か?
迷子になっているのは自分だと知らずに、将暉は2人を探す旅に出た。
お~い!!将暉〜!!ホントに何処行ったんだよ!!
祐希と朱音は約30分程将暉を探していたが、何処にも居なかった。
「くそっ・・・何で勝手にどっか行くんだよ・・・何か言ってから行けよ・・・」
「確かにね〜、将暉君・・・一言も言わず、物音立てずにどっか行っちゃったからね〜、もう帰ったんじゃない?」
朱音は少し、冗談交じりで言った。
「いやっ、将暉は勝手に帰るような奴じゃない」
・・・そう?まあ祐希君が探すなら、私も頑張って探すけど〜
「そうか、ありがとう朱音」
べ、別に?普通の事をしてるまでよ
朱音は顔を少し赤くしながら言った。
・・・その前にさ
「何かちょっと天気悪くなってきてるからさ、彼処にあるスーパーに行こうぜ」
あ、そう言えば・・・
空は濃い雲でびっしりと覆われ、もうすぐ雨が降りそうな感じになっている。
「そうね・・・もし雨が降ったら大変だからね」
そう言いながら朱音は近くにあるスーパーに向かった。
「・・・将暉はホントに帰ったのか?ホントに何処行ったんだよ・・・」
スタスタ、ウィーン
「・・・おっ、滅茶苦茶曇ってるじゃん、こりゃ雨降るな・・・」
将暉はスーパーの入り口付近に立って、空を見ながら言った。




