32話
「まあ確かにかっこええよな、あのバイク・・・俺もああ言うバイクに乗ってみたいんだよな」
「分かるぅ〜、AKI◯Aの赤いバイクも乗ってみたいんだよな」
それな〜
2人はバイクトークに花を咲かせていなかった。
・・・何よ、この2人
(私の事無視して楽しく話して・・・そんなにバイクって良いのかな・・・私的には、もっと高校生らしい話をして欲しい・・・)
朱音は1人、心の中で悩んでいた。
・・・ん?どしたの朱音、何かあった?
祐希が朱音の方を見て、言った。
「い、いや?何でもないよ・・・ん?」
何・・・あれ
朱音は見た。
空にある大きな積乱雲に大きな建物が1つ見えたのを・・・
(あれ・・・何だろ、夢かな・・・)
朱音は目を擦り、もう一度空を見た・・・
(?あれ・・・?ない?)
空には積乱雲が無く、建物もなかった。
(やっぱり気の所為だったのかな)
・・・え!?もう2人が遠くにいる!!待ってぇ〜!!
朱音はそんな事を思いながらも、滅茶苦茶遠くにいる祐希と将暉を走って追いかけた。
ウィーン
スタスタ、ウィーン
祐希達はエスカレーターに乗った。
「何買おっかな〜」
「俺はもう何買うか決めてるよ」
「マジ?」
「おう」
ウィーン・・・スッ、スタスタ
「こういう所に売ってる服とか買う」
「なるほどな~、朱音はどうするん?」
「私は・・・眼鏡とか?」
「なるほどね〜」
じゃっ、また会おう
おうっ!
わかった
3人はエスカレーター前で三方向に分かれた・・・
スタスタ
「俺は何買おっかな〜」
祐希はずっと何買うか迷っていた。
スタスタ・・・ピタッ
「クレープ屋さんあるじゃん、将暉と朱音にも買ってやるか」
祐希はまず、クレープ屋さんに行った。
いらっしゃいませ〜
「すいません、クレープの方で、イチゴティラミス、バナナカスタードチョコ、アーモンドチョコホイップを1つずつお願いします」
畏まりました〜、お会計が1510円となります
現金で
はい
スッ、
ありがとございました〜
祐希は3つのクレープを手に持ち、席に座った。
・・・あっ、そうだ
「これ・・・朱音と将暉にあげるやつじゃん」
・・・もう1回手に持ってと
「探すか」
祐希は将暉と朱音を探しに行こうとした・・・
あれ?祐希、何でクレープ3つ持ってんの?
約2m前のエスカレーター前に2人がいた。
「おっ、丁度良かった!」
ん?何が?
「これあげる」
そう言いながら2人にクレープをあげた。
「マジ?いいのか?」
「おう、全然いいよ」
マジありがとな〜!
3人はフードコートに歩いた。
ギィー、スッ
いただきま~す
ガブッ!
・・・!!うまっ!
「おい祐希!!マジでうめぇ!!」
「それな!!マジで美味い!」
祐希はバナナカスタードチョコ、将暉はアーモンドチョコホイップ、朱音はイチゴティラミスを食べた。
「どうだ朱音、美味いか?」
・・・うん、ホントに美味しい
「・・・良かった」
3人はクレープの美味しさに、涙を流していた。
がぶっ、はぐっ!はぐっ!
「・・・喉乾いてきたね」
「確かに乾いてきたな・・・」
・・・
飲み物ジャンケンターイム!!
!!?
「え!?何!?」
「今からどっかにある自販機でジャン負けが飲み物3本買いに行くゲーム、やる?」
「私はやらんよ?」
「マジか・・・祐希はどうする?」
「ん?そんな・・・決まってるだろ?」
スッ
俺もやるに決まってんじゃん
「よしきた!」
祐希と将暉は立ち上がり、お互い右手を前に出した。
「じゃあ・・・行くぞ?」
・・・最初はグー、ジャンケンポン!
グー.パー
・・・よ、よしっ!勝った!
祐希はパーを出し、勝った。
うわぁぁあ・・・
「じゃあ、将暉・・・お願いな」
・・・わかった
将暉は半分以下まで食べたクレープを一気に口に頬張り、自販機がある所に向かった。
・・・ねえ祐希君?
「ん?何?」
「いやっ、さっきのジャンケンとかでさ、物凄く大きな声出してたじゃん?」
「・・・出してたね」
「店員さんとか他のお客さんから変な目で見られてるよ、気付いてた?」
え?マジで?
うん、ホントに
祐希は辺りを見渡した。
写真を撮っている人、変な目で此方を見ている人がいた。
「・・・ちょっと騒ぎすぎたかもな、少し大人しくしてよう」
そうだね・・・
2人は縮こまり、大人しく携帯を触っていた・・・
お待たせ〜・・・ん?何でそんなに小さくなってんの?
約5分後、将暉が水3本買ってきて戻って来た。
「・・・なあ将暉、何で全部水なん?」
「え?クレープには水じゃないのか?」
・・・?




