31話
ピンポーン
「祐希君?ちょっと出て〜!」
あ~い
スタスタ、ガチャッ
スタスタ、ガチャンッ!
「はぁ~い、何で・・・」
おっ、将暉!久しぶりやん!!
家の前には、青パーカー、黒Tシャツ、ダメージジーンズを着ている将暉が居た。
「祐希・・・昨日、何で来なかったんだ?」
「昨日?」
「おう」
(昨日・・・?)
・・・あっ
祐希は少し考え、何かを思い出した。
そしてすぐ土下座をした。
「ごめん将暉!!昨日はホントに忙しかったんだ!!マジですまん!!」
・・・別にいいぞ
「マジで?ありがとな将暉〜!」
「じゃっ、今から行くか、南ジャス」
・・・え?今から?
「おう、因みに朱音も居るぞ」
え?
祐希は将暉の背後を見た。
よっ
へそ出しの白色の服、黒色のスキニーパンツを履いて、ツインテールの朱音が居た。
「・・・?今から?」
「おう、早く準備しろ」
えぇ〜・・・
「わかった、ちょっと待っててな」
祐希は玄関扉を閉め、急いで自身の部屋に行った。
ドタタタ!!バァンッ!
「早く早く〜!!」
祐希はクローゼットを開き、今日着ていく服を選んだ。
・・・おっ、もうこれでいいや
祐希は赭色の帽子、黒のTシャツ、ジャージパンツを選び、急いで着替え、財布を持ち、下に行った。
ダダダッ!バァン!
「茉依火さん!お金頂戴!!」
いいよぉ~、はいっ
茉依火は服の首元に手を入れ、少しゴソゴソとした後、ホカッ、としている1万円札を2枚出して、渡してきた。
「・・・え?これって・・・」
「ん?私の胸の谷間に入れてた奴だよ?結構便利に使えるよ、胸は」
そう言いながらどんどんと物を出した。
・・・ありがとう!茉依火さん!!
「じゃっ!行ってきます!!」
うん、いってらっしゃ~い
ダダダッ!バンッ!
「・・・?そう言えば、祐希君って何処に行くって行ってたっけ?」
・・・まあいいや
バァン!
はぁ、はぁ
「お、お待たせ・・・」
「よしっ、ようやく来たか・・・」
じゃあ、行くか
おうっ!
3人は歩いて南ジャスに向かった・・・
約1時間後 豊橋サイエンスコア前の道
スタスタ、
「・・・ねえ2人共?」
?
「お腹・・・空いた」
マジ?実は俺も〜
「なあ祐希!コンビニで何か買おうぜ!」
「ん?まあいいけど」
よしっ!じゃあ行くぞ!
あっ!待って〜!!
朱音と将暉は走って、コンビニに向かった。
・・・それにしても
ヒュ〜
天気良すぎだろ
祐希は上を見た。
雲一つない青空、少し暖かい風、キラキラと光る太陽。何時もよりも段違いの景色の良さに、祐希は少し、その場に立ち止まった。
・・・
(もう少しゆっくりみたいなぁ〜)
そう思いながらも、祐希は朱音達を追いかける様に走った・・・
タッタッタッ!
はぁ、はぁ
あれ?祐希君・・・遅かったね、私達もう買って、食べちゃってるよ
朱音はファ◯チキ、ペットボトルの水を飲み、将暉はジャンボフランク、コーラを飲んでいた。
「悪い悪い、俺も今から買いに行ってくる!」
祐希は走って店内に入った・・・
約6分後
ウィーン、スタスタ
「お待たせ〜!」
「おっ、何買ったの?」
「見る?」
見た〜い
分かったわかった
祐希は袋から2つの商品を出した。
ファ◯から塩3個、缶のコカ・◯ーラを。
カチッ、プシュッ!ゴクゴクッ
ぷはぁ~!
はぐっ!ムシャムシャ
「そう言えば朱音・・・今日は南ジャスで何すんの?」
「私は何も言われてないよ?」
「マジか・・・」
「将暉、今日は何するん?」
「ん?今日?今日は・・・取り敢えず南ジャスで何か買って、その後どっかで遊ぶ予定」
ふ~ん
「なるほどね〜」
・・・ぶはっ!
「食べ終わった〜」
!?
「え?速くない?まだ30秒しか経ってないよ!?」
祐希は30秒の間で、唐揚げ3個、コカ・◯ーラの缶1つを飲み干した。
「これ捨ててくるわ」
「あっ、じゃあこれも」
俺のも頼む〜
「はいよ」
祐希は2人分のゴミも持ち店内に入り、ゴミ箱に捨てた。
ウィーン、スタスタ
「じゃあ行くぞ」
おうっ
3人はまた歩き出した。
スタスタ
「おっ!ようやく見えてきたな!」
コンビニから歩き出して約30分程、和食さと 豊橋西高師店付近に着いた。そして南ジャスが見えた。
スタスタ
ヴォォン!!
!!?
「な、何───」
ヴォー!!
祐希は見た。
祐希達が歩いている道のすぐ隣で真っ黒のトライクス F6Tを乗っている女性の人を・・・
「・・・マジかっけぇな、あのバイク・・・」




