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3話

「あっ・・・お、おはよう祐希君」


「お、おう・・・おはよう」


・・・


「じ、じゃあ・・・私はこれで・・・」


朱音は何もなかったかのような顔で部屋から去った。


「あっ、ちょっ!・・・行っちゃった・・・てか寒っ!」


カラカラ、ピシャン!

祐希は窓を閉めた。


「いやぁ~、滅茶苦茶寒かったな・・・!?え!?いつの間にこんな時間に!?」


現在時刻 午前7時08分


「そろそろ準備しねぇとやべぇな〜、まあ今は取り敢えずご飯を食べてからだな」




タッタッタッ、ガチャッ、キィー、


「おはよ~、お母さん、茉衣火(まいか)さん」


祐希は一階におり、扉を開け、そのまま食事が置いてある机の所にある椅子に座った。


「よっ!祐希君!今日は結構寝てたね」


祐希がいつも起き、一階に行く時間 午前6時30分


「まあいいじゃん、いいじゃん、一人で起きれて、しかも毎日学校には余裕で間に合ってるし」


「まあそれもそうなんだけどさぁ〜・・・まあいいか、それより祐希」


「ん?何茉衣火さん」


「今日の朝11時頃から雨が降って、途轍もない豪雨になるらしいけど、ちゃんと傘持っていった方がいいよ」


と、後ろにあるTVを見ながらそう言った。



祐希の家のリビングルーム紹介


      椅子  椅子

   椅子   机   椅子

      椅子  椅子


                ソフ

T         小さな机    ァ

V                 |


大体、こんな感じです



「え?雨?今こんな晴れてるのに?」


現在時刻 午前7時13分、外は滅茶苦茶快晴で、雨が降るなんて考えられない。


「うん、私も嘘だと思うけど、一応傘は持ってった方がいいよ」


「まあ・・・わかったよ、一応持ってくよ」


そう言いながらご飯を食べた。


今日の祐希宅の朝ごはん


・白米

・味噌汁

・卵焼き

・鮭の切り身




むしゃむしゃ、はぐっ、はぐっ、


トンッ、


ごちそーさまでした


祐希はシンクにお皿を入れ、お風呂場にある洗面台で歯磨き、顔を洗い、学校の用意を終わらせ、現在時刻は午前7時30分ピッタリ


「ぁ~てと、今から学校に行くか」


学校の制服を着て、祐希は一階に降りた。



スッ、ブシュッ、トンットンッ、


祐希は靴を履き、家の鍵を持って


「じゃあ、行ってきまーす!」


そう言いながら玄関の扉を開けた。









「あれ?ずっと俺の家の前で待ってたのか?」


朱音


朱音は今日、ハーフアップの髪型にし、少し色っぽい雰囲気が出ていた。


「ま、まあね・・・いつも祐希君は一人で登校してるし、将暉君や他の友人達が来るまでずっと一人で携帯いじってるからね、仕方なく、一緒に学校まで登校してあげようかなって、思ったから」


祐希はいつもら学校に着いたら即、携帯型ゲーム機(P◯P モン◯ンポータブル、Nintend◯ Switch FC25)を友人達とやっている。

だが、それを知らない朱音は、ずっと一人で寂しくゲームをしていると勘違いしている。


・・・ははっ、


「?どうしたの祐希君、一人で笑って」


「いやっ・・・何でもないさ」


「ふ~ん、なら良いんだけど」













ざわざわ、ざわざわ


「ん?何か彼処らへん・・・人集りが凄いな、行ってみるか」


祐希は一人、学校の正門前まで突っ走って行った。


「あっ!ちょっと!待って〜!」


朱音も遅れて向かった。




おっと、すいません、すいません


そう言いながら前に進み、人混みの一番前に出た、すると


イェーイ!皆〜?元気デスカ〜!?


元気〜!!


皆サイコーデース!!


目の前には台に乗ってる金髪ロングヘア、赭色の目、少し欧米っぽい顔立ちの女性が居た。

名前はエイラ・ヴァーダン、アメリカ合衆国オハイオ州てわ生まれ、約2年前に日本に来た。


「・・・ウン?君!!名前何テ言ウンデスカ!?」


エイラは祐希を見ながら大声で言った。


「お、俺は・・・鈎柄祐希です」


「ワーオ!!ユウキ!」


ガシッ!

エイラは祐希の手をがっしりと掴み


「ワタシト友達ニナリマショウ!!」


「・・・え?友達?」


「ソウデス!!」


え、えぇ〜・・・


少し困惑していると


ガシッ、

早く教室に行こ、祐希君


そう言われ、肩を掴まれながら下駄箱前まで行った。



ふふっ、

「アノ女性・・・面白ソウデスネ!!」









ガラガラ、

おはよ~


現在時刻 午前7時56分、祐希と朱音は教室に着き、扉を開けた。


「おっ、祐希〜、お前今日遅かったな」


祐希の席でゲームをしていた将暉はこちらに気付き、こっちに来た。


「まあ色々あってな〜・・・?」


ざわざわ、ざわざわ


「なあ将暉」


「うん?どした祐希」


「何で今日こんな騒がしいん?なんかあった?」


今日の2年1組の生徒全員は、いつもより騒がしかった。


「ああ、まあこんなに騒がしいのはだな・・・転校生が来るらしいんだ」


「え?マジ?」


大マジ


今日、このクラスに転校生が来るとの事で、こんなにも騒がしかったんだな、と思った祐希。


「ふぅ~ん、まあ転校生の情報に関してはあまり興味ないしな・・・それより将暉、今日も一緒にゲームしようぜ」


「おう!やってやるぜ!」


そう言いながら二人は席に座り、ゲームを始めた。


・・・はぁ、

「全く、あの2人は全然勉強してないけど、大丈夫なのかしら・・・もうすぐテストがあるっていうのに・・・」









ガラガラ、

お~いお前等、早く席付け〜


現在時刻 午前8時15分、祐希のクラスの担任の「聖柄星矢(ひじりづかせいや)」先生が教室に入ってきた。そして聖柄先生の後ろには転校生らしき人が居た。

見た目は金髪ロングヘア、赭色の目、少し欧米っぽい顔立ちの女性・・・


!!?

(え・・・あの人ってさっき俺に友達になろうって言ってきた人だよな?まさかあの人が転校生だったとは・・・びっくりだわ)


そう思いながら、見ていると


じゃあ、自己紹介お願いします


ハイ!

「私ハエイラ・ヴォーダン!祐希サン見タイナ人カ゚好キデス!ヨロシク!」


!!?


「え!!?俺見たいな人が好き!!?」

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