24話
スタスタスタ
ブブッ、ブブッ
「ん?誰だ?」
祐希はズボンの右ポケットにある携帯を手に取り、開いた。
将暉
【明日南ジャス行こうぜ!!】
※南ジャス→イオン豊橋南店
ポチポチッ、シュポッ!
【別に良いよ〜、集合時間は何時にする?】
ピロンッ!
【午前8時ピッタリに俺の家の前で集合な!】
ポチポチ、シュポッ!
【ええで〜、お金はどれぐらい用意した方がいいん?】
ピロンッ!
【100億万円】
・・・
ポチポチ、シュポッ!
【1万〜2万ぐらいな、オケオケ】
ピロンッ!
【おっ、良くわかったな、流石祐希やで〜】
・・・へっ
【まあな…じゃあまあ明日な〜】
ピロンッ!
【はいよ〜】
・・・スッ
「お金あったかな〜」
祐希は携帯をポケットに入れ、自身の部屋に向かった。
スタスタ、ガチャッ
「え~と、財布財布・・・おっ、あったあった」
ジジィー
祐希は財布を開けた・・・
・・・チャリンチャリン
・・・え?
「15・・・円・・・だと?」
祐希の財布の中には、15円しか入っていなかった。
・・・あっ
「茉依火さんなら持ってるかも」
茉依火さ〜ん!!
「・・・ん?どしたん祐希君」
茉依火はゆっくりとノソノソと祐希の部屋に入ってきた。
「茉依火さん、実は・・・」
ふぅ~ん
「お金が欲しいのね・・・」
「そう、明日将暉と遊ぶ予定を立てたのは良いんだけどさ、俺の財布の中には15円しか入ってなかったから、どうしようかなって思ってて・・・」
「それで、お金を貸してくれる人を考えた結果、私に辿り着いたと」
そう
・・・良いよ
・・・え!?良いの!?
「うん、何円ぐらい欲しい?」
「何円・・・1万〜2万円ぐらい?」
「成る程ね、20万円欲しいと」
「いやっ、そこまで言って───」
バサッ!!
「ほら、早く取らないと全部私が取っちゃうよ?」
茉依火はズボンのポケットに入ってた財布から大量の諭吉を取り出し、上に全部投げた。
さあ!何円でも取って良いよ!!
「え!?マジか!!」
祐希は立ち上がり、布団を手に取り、上に思いっきり広げた。
ヒュッ、ガシッ!!
「よしっ、どんぐらい取れたんだ?」
祐希は布団を開いた。
・・・うおっ!
「滅茶苦茶大量じゃん」
祐希は布団の中に入っている度沢山の諭吉を手に取り、数えた・・・
31、32、33・・・33枚取れた!!
「いやっほぉ~い!!」
祐希は33枚もの諭吉を取ることに成功した。
パチパチ
「良くやった祐希君、それは全て祐希君のお金だよ」
「ホントに!!?マジでいいの!!?」
「うん、好きに使って良いよ」
・・・ニヤッ
「じゃあ今からコンビに行ってくる〜!!」
祐希は急いで部屋を出て、玄関扉を開け、コンビニに向かった・・・
ピッ、ピッ
合計5点で、5万2178円となります
「じゃあ・・・これで」
ピッピッピッ
6万円お預かりします
7822円のお釣りとなります、ありがとうございました~
ウィーン
・・・ふふっ
「最高な気分だぜぇ〜」
祐希はコンビニでこれらを買った。
・iTunesカード5万円
・幕の内弁当
・アイスボックス
・三ツ矢サイダー
・からあげ棒
さぁ~てと
「何のゲームに課金しょっかなぁ〜」
祐希は楽しそうに歩いた・・・
ブォン!!ブパパッ!
お~い!キモ祐希く〜ん!!何でそんなに楽しそうに歩いてるん?
!!?
(こ、この声は・・・)
「ど、どうしたの・・・三木屋君」
安城三木屋
身長161cm.体重57kg
茶髪のツーブロック
黒色のサングラス、金色の輪っかのビアス、キラキラのネックレス、GU◯CIの黒パーカー、黒色の短パン
祐希が中学校2年の頃、1年間執拗に祐希をイジメて居た男。現在は他県に転校をしている。
「どうしたって・・・俺の仲間が今日、ようやく少年院から出所するって聞いてな、ここに来たんだよ」
いやぁ〜、それにしても
ブォン!!
「ここでお前に会えるとは思わなかったわ」
三木屋は緑色の暴走族が乗っている様なバイクで祐希の元に近付いた。
・・・おっ
「お前・・・そのズボンのポッケの中に膨らんでる物・・・財布か?」
ギクッ!
「いやっ、これは・・・」
良いから出せって!
バッ!
三木屋は祐希の財布を勝手に取り出し、財布を開けた。
・・・おっ!!
「お前・・・滅茶苦茶金持ってんじゃん!!もしかして俺の友達の出所祝い金を用意してくれてたのか!!」
「いやっ、そうじゃ・・・」
「ありがとな!キモ祐希!!」
三木屋はコンビニの扉付近でたむろっている仲間2人の元に行き、そのままバイクで少年院に向かった。
・・・財布・・・取られた・・・マジ終わったわ




