20話
スタスタスタ
はぁ〜
「もうこの日になったのか・・・マジ緊張する」
現在の日にちは3月8日月曜日の午前8時ぴったり、祐希は朱音の家に向かっている途中である。
何故、祐希がこんなソワソワとし、ぎこちない様子なのか・・・それは昨日の3月7日の午前11時51分・・・
カタカタカタ
「行けっ!味方行け!!」
この時、祐希は野良の方々と共にL◯Lをしていた。
・・・プルルルル、プルルルル
「んあ?何だ?こんな時に・・・」
シュバッ!ポチッ!
祐希は目にも見えない速度で携帯を開き、電話に出た。
・・・もしもし?
(・・・?この声って、朱音か)
「もしもし?」
祐希君・・・明日、何の日か覚えてるよね?
「明日?明日・・・!!!」
祐希は明日が何の日かを思い出した。
・・・
「そ、そりゃあ覚えてるよ・・・あれだろ?遊ぶ日だろ?」
そう、よく覚えてたね
じゃあ、前にも言った通りだから、バイバイ
プツッ
「切れた・・・そしてゲーム負けた」
・・・
まあいいか
祐希は取り敢えず、明日着ていく服を選んだ・・・
・・・きゃはっ
「やっぱり祐希君は覚えてた!嬉しい!」
朱音は自身の部屋で嬉しそうにジャンプをした後
「お姉ちゃ〜ん!少し相談があるんだけどさ〜」
楪にお金を借りようとした・・・
そして現在、祐希は朱音の家から約30m付近の所に着いた・・・
・・・あっ、いたいた
「お~い、朱音〜」
祐希は朱音を見つけ、走り出した・・・
!!?
シュタッ!
祐希は何かを見つけ、驚きながらも近くにある電柱に隠れた。
な、何だあれ・・・
「朱音が全裸の女性と取っ組み合ってる・・・」
今から約10分前
「ちょっと早く出ちゃったかも」
朱音は白色の綺麗なワンピース、サラッサラのロングヘア、ピンク色のバッグ、赤のメガネをかけ、家の前に出た。
・・・
「今日、生まれて初めてのデート、凄い緊張しちゃう」
朱音はずっとソワソワとしていた・・・
ねえ朱ちゃん、今日どっかに行くの?
全裸の状態で楪が玄関の扉を開け、朱音に話しかけていた。
あっ!
「ちょっ、お姉ちゃん!服を着てよ!!」
朱音は楪の元に行き、家の中に押し戻そうとした。
「何でよ〜、この状態でも外に出て良いじゃん!」
「ダメ!お姉ちゃん捕まっちゃうよ!」
そう言いながら朱音は楪の足を蹴り、バランスを崩して地面に倒した。
痛てて・・・
「よくもやったわね!」
楪は朱音の腰を両手で掴み、いやらしい手つきで触った。
あっ♡ちょっ♡
「私もやり返す!」
朱音は楪の綺麗な肩を掴み、前後に揺らした。
うあぁぁあ〜
きゃっ♡
2人は玄関でイチャイチャとし始めた・・・
「これ・・・どうしたら良いんだ?」
祐希は考えた。
話に行くかここで静かに見ているか・・・
「俺としては此処で静かに見たいんだよなぁ〜」
・・・チラッ
祐希の目は楪の裸に釘付けになっていた。
「でも、今日は朱音との遊ぶ約束があるし・・・どうしたら・・・」
・・・
「取り敢えず行くか」
朱音〜?
!!?
「こ、この声・・・祐希君だ!」
祐希の声を聞いた瞬間、朱音は楪を持ち上げ、家の中に放り投げた。
ふぅ・・・
「これで一先ず安心安心」
一安心した所で
祐希君、お待たせ
朱音は祐希の所に向かった。
「じゃあ、行こっか」
そうだな
2人は何処かに向かった・・・
チラッ
「祐希君と朱ちゃんが仲良さそうに何処か行った・・・デート?」
・・・
「ついていこっ!」
楪は自身の部屋に戻り、服を着て、外に出て、祐希達の後をついて行った・・・
スタスタスタ
「取り敢えずさ、何処に行く?」
祐希は何処に行くかまだ決めてなかったので、歩きながら朱音に聞いた。
「そうね・・・まずは朝ごはん食べれる所に行きましょうか」
それもそうだな
2人はまだ朝ごはんを食べていなかったので、携帯で何処か朝ごはんを食べれそうな所があるか、その場に立ち止まって調べた。
・・・あっ
「ここは?」
朱音は携帯に写っている物を祐希に見せた。
・・・あ~
「俺もそこにしようかなって思ってたんだよね」
「じゃあここで決まりね」
2人は目的地にピンを刺し、その場所に向かった・・・
え~と・・・おっ、ここか
2人は「鈴木◯琲店」に着き、中には入った。
カランカラン
いらっしゃいませ〜
2人は窓際の席に座った。
「朱音はどれ食べる?」
「え~と、私───」
ビクッ!
朱音は何かを見て、物凄ぉ〜く驚いた。
「ん?どした?」
「今・・・お姉ちゃんがこのお店に入ってきた・・・」




