表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/34

19話

はぁ!はぁ!はぁ!

ダダダッ!


「ま、待て!!」


祐希は約5分間の間、ずっと全速力で走り、朱音を連れ戻そうとしている。













ブゥーン

・・・?


兄貴


「ん?どうした九夏(きゅうか)


嚶鳴九夏(おうめいきゅうか)

身長171cm.体重67kg

パイナップルの上の部分の様な薄青色の髪、ハワイアンの様な青い服装


「後ろから滅茶苦茶走ってついてきてる奴いますよ」


・・・チラッ


うわっ、マジだ・・・


鐘銘理久(しょうめいりく)

身長180cm.体重79kg

金のロング、後ろで髪を結んでいる。


男はサイドミラーをチラッと見て、後ろからホントに走って追いかけてくる輩を発見した。


・・・飛ばすか


ブォォォン!!

男達は時速80〜90km近くだし、そのまま道路に出た。


「あっ!やべえ!!逃げられる!!」


祐希は50m5秒台かの様な速度を出し、道路に出た。

だが


キョロキョロ

「くそっ!見失った!!」


もう車は何処かに行っていた。


はぁ、はぁ

「に、逃げられたとしても、車種やナンバーもある!」


思い出せ!あの車のナンバーと車種を!!


・・・!!


「思い出した!!あの車はフリ◯ド、そして番号は17-71、車の色は黒色」


・・・

「てか、こう言うのって警察に言った方がいいのか?どうなん───」


・・・あっ

「見つけたぁ!!」


祐希は見た。

向こう側の道路で朱音を乗せた車と同じ車を・・・


よしっ!追いかけるぞ!!


ダッ!!

祐希は走り出した・・・


・・・あれ?

そう言えば、あの車が向かってる方向って、海があった様な・・・












タッタッタッ、キキィー、


はぁ、はぁ

「つ、着いた・・・ここに朱音が居るはず」


祐希は約20分ずっと走り続け、ようやく朱音が居ると思われる場所に着いた。

その場所は、多分、海によくあるデカい倉庫だ。


・・・ゴクッ

「よし・・・じゃあ・・・入るぞ」


祐希はそのまま前に進み、元々扉が開いてある倉庫の中に入った・・・











・・・え?


はぁ、はぁ


い、痛え、痛えよぉ・・・


(な、何が起こってるんだ?)


倉庫の中に入ってすぐ、祐希が見たものは、胸の部分を押さえながらしゃがみ、息をしている男一人、手足が折れ、頭に赤いのがあり、床に倒れている男一人、首から上がなくなっている男一人の三人がおり、その後ろにはまた、二人の男が白色のセンターパート、白色の服を上下に着ている人にやられていた。


はぁ、はぁ

「は、離せ!!い、一体・・・一体俺達が何をやったっていうんだ!!」


・・・はぁ?

「何をやったかだって?それはね・・・」


私の妹を誘拐した事よ!!


ヒュッ、ズゴォン!!

ハワイアンの服を着た男は背負投をされ、気絶した。


(あ、兄貴・・・すいません、俺・・・役に立てなくて・・・)

カクッ











ユサユサ、


それで、何時もの朱音はお姉さんに対してそんな事を・・・


そうなのよぉ〜、この子、物凄く変な態度で私に何かをしてくるのよ


へぇ~、それは大変ですね


(・・・?何?祐希君とお姉ちゃんの声がする・・・)


・・・パチッ


朱音はゆっくりと目を開けた。


「おっ、朱音!目を覚ましたか?」


そこは楪におんぶをされている朱音、そして隣で歩いている祐希、左手には田んぼ、右手にはショッピングモール、お店などがある道路にいた。


「こ、ここは・・・あれ?私・・・家に居たはず・・・」


朱音は誘拐される前の記憶しか残っていなかった。


「ねえ・・・お姉ちゃんと祐希君、私・・・一体何があったの?」


楪と祐希はお互いの顔を見て


「・・・話すしかないんですかね」


まあそりゃ話さないと・・・


「わかりました・・・朱音、実はな・・・」












「え?そんな事があったの?」


朱音は酷くびっくりしていた。


「まあでも、お姉さんと俺が朱音を助けに行ったんだからな、感謝しろよ?」


ははっ!祐希君〜?あれは殆ど全部私がやったんだよぉ〜?手柄を横取りしないでよねぇ〜?


「はいはい、わかってますよ」


祐希は左の方を向きながら言った。


・・・ありがとう、2人共


良いってことよぉ〜、ねえ祐希君


「まあそうですね!」


祐希と楪は笑いながら走った。


・・・

(本当にありがとう、祐希君とお姉ちゃん・・・)

因みに、前話で朱音を誘拐した英語を喋る男達は朱音を車に乗せた約5分後、道路沿いにあったコンビニで一旦鐘銘理久達と別れました。

決して!登場させるのを忘れてたとか書くのを忘れてたとかそう言うのではありません!!絶対にありません!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ