13話
・・・ポリッ、ポリッ
「なあ・・・灰斗」
?どうした?
「今度さ、またチームメンバーと一緒に飯食べにいかね?」
あ〜・・・いいね〜
・・・
「なあ、このPublic Humanoidって何円するの?」
ん?突然どうした?
「いいから教えてくれ」
はいよ〜
え~と・・・パソコンの方だったら1025円やな
Public HumanoidはSt◯am版で1025円、P◯5版で1100円、Xb◯x版で980円する。
「・・・買うか」
祐希はSt◯amを開き、すぐそのゲームを買った。
・・・祐希君
「ん?」
俺・・・そのゲーム凄いやり込んでるんだけどさ、今から一緒にやる?
「・・・やるに決まってんだろ〜」
祐希はPublic Humanoidを開き、灰斗と一緒に試合を始めた・・・
おぉ〜っと!これは何と言う事でしょう!
カーナさんチームの対戦相手の韓国で有名なインフルエンサーのカン・セビョクさんがカーナさんに殴りかかった!!
蓮華と将暉が第1試合を終えてから約40分後に始まった第2試合で、何とか勝って椅子に座ろうとした刹那、カン・セビョクに顔を殴られ、蓮華は吹っ飛んだ。
カン・セビョク
身長172cm.体重78kg.年齢28歳
パク・セ◯イの様な髪型、丸メガネ
白シャツ、Gパン
Y◯uTubeの登録者数 約301万人
Xのフォロワー 約104万人
の、韓国では有名なインフルエンサーの1人
이봐요! 속였잖아!
カン・セビョクは床に倒れ込んでいる蓮華の上にまたがり、また顔を殴った。
죽어라! 죽어라! 망할 년아!
ボコッ!ボコッ!
スッ、バァン!
「おい!!てめぇ!!何してくれてんだコノヤロー!!」
将暉はカン・セビョクの顔面に飛び蹴りを食らわせた。
「おい!大丈夫か!?姉さん!!」
将暉は蓮華に駆け寄ろうとした・・・
スッ、ヒョイッ!
蓮華は跳ね起きした。
くっそー!
「何なのあの韓国人、私は韓国が好きだし、暴力はそんなに好きじゃないから手を出さないけど、普通ならやり返してるんだからね!!」
・・・
「あっ、将暉!大丈夫だった!?」
蓮華は将暉の肩を掴み、怪我がないか確認をした。
・・・ふっ、
「大丈夫だよ、蓮華姉」
・・・それより
이봐요! 뭐야, 이 새끼는 뭐야!
나한테 손을 대면 어떻게 될지 알고 있는 거야! 아!
カン・セビョクは怒りながら将暉の方に来た。
・・・あのさぁ〜
「俺韓国語わかんねぇんだよ、日本語喋れカス」
プツーン、
カン・セビョクの中の何かが切れた音がした。
アア!日本語デ喋ッテヤリマスヨ!!
貴方ハ何者何デス!?
物凄く大きな声を出しながら言った。
「何者か・・・」
ちょっとごめんね蓮華姉
「ん?」
将暉は蓮華の手を取り
「ここで俺は言います!」
俺はこのカーナの弟です!!
!!?
ぷはっ!
「いや~、将暉はやっぱりおもろいな、なあ灰斗」
だなぁ〜、こんな事出来るのは、俺の身近だったら将暉しかいないよ〜
おぉ〜っと!ここで衝撃の発言が出ました!
Z世代で人気のインフルエンサー、カーナさんに弟がいた事を!!
チャット欄
鬼:・・・は?マジ?
MIC:やっぱり弟居たのか〜
ざわざわ、
イベント会場内もざわざわしだした。
「前々から弟がいるよぉ〜的な事を言ってた気がするんですが、今日、初めて公の場で公開しました。弟がいる事をね」
蓮華は何故か誇らしげな顔をしながら将暉の頭をよしよししていた。
「私達姉弟の仲はね、滅茶苦茶いいのよ」
チュッ、
蓮華は突如、将暉のおでこにキスをした。
ライブを視聴している人数が、この瞬間だけ110万人→401万人になった。
「・・・な、なあ蓮華姉」
「ん?どうしたの可愛い弟よ」
「これ・・・放送事故になってないよね?大丈夫だよね?」
将暉は少しガクブルしながら言った。
ふっふ〜!
「大丈夫よ、私の顔は何しても許されるぐらい、最高に可愛いんだから」
と、自信満々に言った。
「そう?ならいいんだけど・・・」
そう言いながら、2人は席に戻ろうとした・・・
あ、あの・・・
「・・・?どうしたんですかマーヤさん」
マーヤ
蓮華と殆同じ衣装だが、服の色は水色。
蓮華と同時期にY◯uTubeのアカウントを作り、動画を出した人物。
蓮華と同じアイドル系のY◯uTuber。
登録者数は約250万人
「ほ、ホントに弟がいたんですね・・・てっきり嘘かと」
数ヶ月前
国立競技場ライブの数分前の楽屋
「・・・ねえ美海花」
美海花→マーヤの本名
「はい、どうしましたか?」
蓮華は深刻そうな顔をして
「実は私・・・弟がいるのよね」
「絶対嘘でじゃないですか」
いやいや!嘘じゃない嘘じゃない!本当本当!
ふ~ん、
「命かけれますか?」
「もうかけれるかけれる!何なら私の全財産賭ける!」
・・・
「わかりました、それが嘘だったら、蓮華さんのお金全部貰います、本当だったら、私を好きに使ってもいいです」
ほんとに!?じゃあお願いね!!
「ほんとに本当だったとは・・・」
美海花は膝から崩れ落ちた。
じゃあ・・・
「ほんとに好きに使わせて貰うから、覚悟してね」