七人の賢者Ⅰ
「これはこれは、アメリゴ連邦からの入国者ですね。さあ、お通りください。我が国は世界でも最先端の頭脳が集まる先進国です。危険などはありませんので、存分にご滞在期間をお楽しみください」
笑顔を張り付けた入国管理局の女性からの言葉を受け取り、三人は調査を開始することにした。
入国管理局のビルから出た数秒後に事件は起こった。
「なあオイ……街中でサブマシンガンぶっ放してる奴がいるんだが、これのどこが安全なんだ?」
冷や汗を流しながら、レネゲイドがマシンガンを荷物から取り出そうとするが、長身痩躯の男はそれを止めた。
「待て。様子を見よう」
「……ゼノが言うんだ。まずはゼノに任せよう」
巨漢もゼノと呼ばれた長身痩躯の男の意見を支持する。
「分かった。頼むぜ、ゼノ」
「任せておきたまえ、ちょっと“偵察”してくる」
ゼノは気配を消して、銃撃戦が行われている現場に近づいていく。その両手にはそれぞれ一つずつ両刃の剣が握られている。
こんばんは、星見です。
寒い日々が続きますね。
年度末は私の仕事量が最も増える時期です。が、更新はできるだけ早くしたいと思っています。
ではまた次回お会いできることを祈りつつ……