疑惑
身につけた技能と
月日の流れは
目に見えて劣化する。
手にしているはずの
火の粉は
楽な方に流れた。
喧噪の渦の中に。
御影石に
詰め込んだ想いの残滓。
あわよくばつたわってしまえと
身に余る慟哭。
ほとりで見ていた
道化師の私が
喧噪を作り出す。
飛び込むなら止めない。
じっくり考えて変わらない。
ルーツはもう無い。
待ってはくれないけれど
絵を飾ろう
逃げていた喧噪の前に。
閉じた扉は
陰る月の気分によって開く。
月光を身に受けて
脳震盪を起こした。
死んではならぬ。
月はまだ生きている。
ポジションを変えずに。
良ければ感想どうぞ。
意味不明とか、意図はなに?とかいう質問は受け付けておりませんのであしからず。