第十一章登場人物なう
前回までのあらすじ!
京助「と、言っても今回から番外編というか。今週は登場人物紹介、来週からは番外編が始まるよ」
冬子「全部で二話! その間に次の章の準備をしますので少々お待ちください」
美沙「今回の番外編は息抜き回ではありますが、少し設定が明かされるので是非お読みください」
リャン「というわけで、今回は登場人物紹介です。珍しく、今回はネタバレと設定公開があるようですね」
マリル「相変わらずテキトーなことが大半ですけどねー」
キアラ「妾の紹介が少ないのが腹が立つがのぅ」
シュリー「ヨホホ、それでは登場人物紹介をどうぞデス」
Side.京助
清田京助
職業:SランクAG
武器:槍(神器『パンドラ・ディヴァー』)
魔法:火、風、水
備考
ご存じ我らが主人公。十一章は今までの彼には無い様々な面を見せてくれることとなった。
後輩の前では、先輩AGとしての顔を。サリルの前では、友人としての顔を。そしてヒロインたちがいないところでは――。
ヒロインたちに依存していることは色んな描写で出ていたが、ここまでとは思っていなかった。
そんな中でも地味にパワーアップを果たし、前人未到の最凶ダンジョンをクリアした。
佐野冬子
職業:AランクAG
武器:剣
魔法:無し
備考: 本編のヒロインその1にしてメインヒロイン。
自分の気持ちと、チーム内での立ち位置に整理をつけたメインヒロイン。ハーレムに関しては本編に書かれた通りだが、それ以上に「もう今さらだしなー」という気持ちが強い。
このダンジョンをクリアするにあたって、京助のパワーアップとは比較にならないパワーアップを遂げた。名実ともにチームナンバーツーの実力になった彼女の明日はどっちだ!
リャンニーピア
職業:奴隷
武器:ナイフ
魔法:無し
備考:本編のヒロインその2。
ヒロインたちの中ではメンタル、実力、京助の距離感ともに安定している。
明確なパワーアップや活躍は少なかったが、ダンジョンは彼女の得意分野ということで他の人たちのサポートに回った。
ハーレムも彼女の価値観からすれば、許容するものどころかありふれたものだったので、説得することに関しては全く忌避感が無かった模様。
リリリュリー
職業:Bランク魔法師、AランクAG
武器:杖
魔法:火
備考:本編のヒロインその3。
割と今回はヒロインらしいところは結構あった気がする。今回はパワーアップは無かったが、要所で皆の補助に回った。
ヒロインたちの中でもハーレムに関しては『家族が出来る』と前向き。彼女にとっての家族はだいぶ重たいものなので、実はヒロインたちの中でもブッチギリでハーレムに対する願望が(ある意味で)強いのかもしれない。
マリル・ハイネ
職業:住み込み家政婦
武器:無し
魔法:生活魔法
備考:本編のヒロインその4。
今回はダンジョン編以外はだいぶ出番の多かった彼女。ダンジョン編でも暫くは通話という形で出番があり、しかもダンジョンの謎を解くヒントを探すなどの活躍をした。
ハーレムに関しての忌避感は無いが、ヒロインたちの中でもドロッとした重たいマグマのような感情を持っているため、、もしかするともうひと悶着あるかもしれない。
キアラ
職業:ニート
武器:無し
魔法:なんでもござれ
備考:本編の枝神枠。
圧倒的に最強で勤労意欲の無いドラ〇もん。京助に対しては相変わらずだが、それでも魔術を使ってダンジョン内でのサポートは流石の実力だった。
さらにヨハネスとの関係も一部明かされ、彼女の出自や謎が明かされる日が来るかもしれない。
新井美沙
職業:DランクAG
武器:杖
魔法:氷
備考: 本編のヒロインその5。
冬子よりもはるかにハーレムに対して現実的な姿勢を貫くおっぱい星人。煮え切らない京助に対してもその巨大な胸のごとくおおらかに接している。
冬子のように派手なエフェクトや展開があったわけでは無いが、地味にパワーアップしていることが明かされた。
氷魔術の使い手ではあるが、今回は召喚術師みたいな戦い方をしてしまった。
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アトラ・タロー・ブラックフォレスト
職業:SランクAG
武器:弓矢
魔法:木魔法
備考:最強の弓兵。この章でも出番が短い。
マルキムやアルリーフと共に京助との模擬戦に臨んだが、そこでキアラからダメだしをされてしまい地味にプライドが傷つけられた。
あとイーピンを地味に導いたりなど、京助よりも年上で面倒見の良いところも見せつけた。
レオンハルト・マルキム(マルキム)
職業:BランクAG
武器:片刃剣
魔法:なし
備考:最速のハゲ。この章では彼の過去と、そして魔族からどう思われているかなどが明かされた。
剥げているが強い。禿げているが。
今回は京助との模擬戦で敗北し、さらにキアラから鍛錬不足と言われたために修行しなおすことを決意する。
アルリーフ・エクスハフ
職業:アンタレスギルドマスター
武器:なし
魔法:なし
備考:アンタレスのギルドマスターにして、元・SランクAG。Sランカー時代の異名も語られ、彼もまた修行のし直しを決意するのであった。
オルランド・カーマ・ハイドロジェン伯爵
職業:アンタレス領主、商会長(オルランド商会)
武器:無し
魔法:無し
備考:オクタヴィアお姉さまと呼びなさい。
京助に『どうにかしてくれ』という雑なお願いをするくらには、この領地を守るのに切羽詰まっている模様。軍人じゃないからね、仕方ないね。
京助の契約金についても説明してくれた模様。
シェヘラ・ハールーン
職業:ギルド受付嬢
武器:なし
魔法:なし
備考:いつもの「ふぇええ」
先輩であるフィアがとうとうゴールインしたため、地味に旦那も彼氏もいない最後の受付嬢になってしまった。
とはいえまだ若いし、そもそも結婚ばっかりが人生じゃないし……とマリルに愚痴ったりしている、今どきのOL。マリルみたいに酒癖が悪くないだけマシかもしれない。
フィア・アロマ
職業:ギルド受付嬢
武器:なし
魔法:なし
備考:ギルドの受付嬢。念願かなってくっついたり別れたりの彼氏、サリルとのゴールインを果たす。
サリルの風俗通いはやめさせる(物理)の予定だが、それ以外は彼に文句はないので結構浮かれ気分で結婚の準備をしている。
強くて綺麗で賢い受付嬢は、これからは人妻として頑張っていくことだろう。
サリル・ソルティ
職業:CランクAG(『白い尾翼』のリーダー)
武器:斧
魔法:なし
備考:CランクAGのベテランで、教導を良く行うAG。新人の教育に手を焼いていたら、すったもんだあってギルドのマドンナと結婚することになった。
嫌いな野菜を弁当に入れられるし、毎晩娼館街に行けなくなったと至る所で惚気ているとか。
ケヴィン・セグル
職業:CランクAG
武器:弓矢
魔法:なし
備考:白い尾翼の副リーダー。サリルを長年支えてきた良き相棒。
ベテランらしく、立ち回りは上手い。新婚さんのサリルに色んなことを教えてあげているんだとか。
キルスティン・ベルフィーリ
職業:DランクAG
武器:杖
魔法:治癒、バフ
備考:白い尾翼のメンバー。
ケヴィンの息子と付き合っているが、イチャイチャしているサリルとフィアを見て「あたしも結婚したいなー」と言いながらゼクシィを彼氏の家で開いている。
ガリア・キュリー
職業:DランクAG
武器:双剣、スリングショット
魔法:鍵開けなど
備考:白い尾翼のメンバー。『百能』の異名を持つ、実力派AG。
超のつくシスコンであり、何をするにも妹のことしか考えていない。割とコミュ障で、チームメンバー以外とは禄に話せない。
イーピン・ウーノ・ハイルバイダー
職業:DランクAG
武器:双剣、スリングショット
魔法:鍵開けなど
備考:白い尾翼のメンバー。魔法剣の威力だけは、上位AG並みの火力を持つ、才能あふれる若者。
過去のトラウマから『強い』ことと『我慢しない』ことに強いこだわりを持っており、そのせいでトラブルを巻き起こしていた。
京助に諭されてからは丸くなり、まともな会話もできるようになった模様。
グレイプ・ロベリー伯爵
職業:ベガ領主
武器:無し
魔法:無し
備考:京助と契約した、新しい貴族。ベガの領主であり、ルールに厳しい治世を行っている。
行政に強い影響力を持つロベリー家の当主であり、前章で出て来たパインの父親。
ルールというものを強く信じており、また「フェアにはフェアを」という信念の元動いている。その徹底はかなりのものであり、魔道具のようだと言われるほど。
しかし本人は好々爺じみたところがあり、話してみると意外に悪い人ではない。
ヘルミナ
職業:鍛冶師
備考:アンタレスの鍛冶師。
シュリーの友達でもあり、腕のいい鍛冶師。今回は京助たちにダンジョンアタック用の鎧を用意した。
Side.難波
難波政人
職業:王室直属騎士
武器:剣
魔法:無し
備考: なんとアンタレスに引っ越してきた婚約者持ちの『元』・普通の高校生。戦闘力は上がったが、未だに何となくギャグキャラ感はぬぐえない。
心も体も強くなったおかげで、何となく男らしくなった気がしないでも無い。天川よりも京助に対してフラットな想いを抱いている。
ユラシル・ジュペロス
職業:薬剤師
魔法:生活魔法、職魔法(薬剤師)
備考:難波の婚約者。精神崩壊した妹を連れ、難波と一緒に全てが崩壊した王都からアンタレスに引っ越してきた。
割と常識人だが、獣人族が闊歩しているアンタレスにはちょっとビビっている模様。
セシル・ジュペロス
備考:ユラシルの妹で、難波の義妹(予定)。婚約者を殺されたことをきっかけに精神崩壊し、現在もまだ治っていない。
井川伸也
職業:王室直属騎士
武器:杖
魔法:転移魔法
備考:アンタレスに引っ越してきたパート2。 精神的に参っている妻の療養を兼ねてアンタレスに引っ越してきた。
白鷺との修行を通じて精神的にも成長しており、妻を支える夫として頼り甲斐のある男になりつつある。
木原真奈美
職業:王室直属騎士
武器:双剣
魔法:無し
備考:井川の妻。王都動乱の傷は癒えない。
Side.other
オルバク・パーマー
AランクAGにして、Aランクチーム「鬼の頭髪」のリーダー。AGらしい人物で、突きを主体とした剣で戦う。レイピアというよりは片刃の直剣だが、実は京助たちがクリアしたダンジョンから出土した魔道具。
カーリー・ブラウン
「鬼の頭髪」の副リーダーで、BランクAG。
リーダーのオルバクは尊敬しているが、女好きのロンと、喧嘩っぱやいボーズに日頃から呆れている。
魔法師としてはCランクだが、戦闘力は高い。無駄な喧嘩はしない主義。
ロン・ブロンド
「鬼の頭髪」の斥候。BランクAG。
冬子に踏まれて、Mに目覚めた残念な男。新たな性癖に目覚めたせいで暴走し、そのせいで毎日オルバクから殴られている。
ボーズの兄であり、物凄い女好き。
ボーズ・ブロンド
「鬼の頭髪」の弓兵。BランクAG。
金髪の坊主。ロン・ブロンドとは兄弟であり、弟である。
それなりの腕利き。
Side.M
ドリキッド
アンタレス潜入チームのリーダーで、出番も無く冬子たちに捕らえられた。
老人に変装して潜り込んでいたが、本当は戦闘力も高く何らかの魔物と合一していたと思われる。
バノバン
京助に四肢切断された挙句、簡単に気絶させられて失神した可哀そうな魔族。今頃は人族の某組織によって尋問(拷問)されている。
カメリィ
バノバンの仇を討とうとウイングアックスオークになった魔族。戦闘力は高く、また合成魔物の実験の成功例の一人。魔王の眷属。
相手が悪かった。
アルフル
ソードクリアズリーと合一していた、魔王の眷属。戦闘力はカメリィに比べると低めであるが、魔物の特性を生かしてイーピンを追い詰めた。
足跡から自分たちの居場所を見破られたため、何なら戦犯まである。
Side.MONSTER
ソードクリアズリー
討伐部位:ソードクリアズリーの剣
Cランク魔物
頭部が剣になっている、透明なクマのような魔物。体の透明度を操る魔法効果を持っている。
知能が低く、透明になっても不意打ちなどはしないため能力とは見合わぬランクの低さになっている。
ダガーホーンゴブリン
討伐部位:ダガーホーンゴブリンのダガー
Dランク魔物
ホーンゴブリンの上位互換。自身の伸びすぎた骨をダガーにして装備しており、部下としてホーンゴブリンを連れている。本体の力量自体はEランク程度の能力だが、部下を連れているためランクが一つ上がっている。
ホーンゴブリン
討伐部位:ホーンゴブリンの角
Fランク魔物
武器を持つと危険な魔物。上位種がいくつかおり、今回はダガーホーンゴブリンに連れられていた。
ウイングアックスオーク
討伐部位:ウイングアックスオークの斧
Aランク魔物
魔族が制作した、合成魔物の一体。ランクが一つ上がっており、アックスオークの硬化、再生の能力に加えて飛行能力もついた。
機動力が上がり、それに伴って戦闘力も大幅に上がっているが、アックスオーク自体の本来の固有能力と噛み合ってないため潜在能力を生かしきれていない。
スケルスケルトン
京助たちがクリアしたダンジョンのダンジョンモンスター。透明なスケルトン。
スケルゴーレム
透明なゴーレム。
スカルティラノ
ダンジョンボスとして登場した、骨のティラノサウルス。ゴリラのような腕を持っており、死ぬと大爆発を起こす。
尋常じゃなく硬い肉体と、馬鹿力、さらに尻尾や爪など豊富な攻撃手段をもって冬子たちを追い詰めた。
スカルエンジェル
この章のラスボス……だが、正直スカルティラノの方が強そうに見えたんじゃなかろうか。
自分の骨を爆発させることによる極大な光線と、スカルティラノに負けない硬化した肉体が持ち味。途中で肉体を変化させ、攻撃手段のパターンを敵に読ませなかった。
志村「来週から拙者が主人公!」




