第九章登場魔物&登場魔族なう
前回までのあらすじ!
京助「今週は登場魔物と登場魔族……つまり敵の紹介だよ」
Side.M
ブリーダ
魔族の一人。今回の騒動において魔物を連れ込んだ張本人。今までも人族にちょっかいをかけてきたが、とうとう本格的に王都を落としに来た。
口癖は「ギッギッギ」。
そんな彼は最強の魔物を引っ提げて登場したにも関わらず一瞬で殺され激昂。今回に限ってはマジで怒っていたので余裕も無く一対一の状況に持ち込む。
本人曰く「魔物使い」であるため、自分が戦わないことに誇りを持っている。
水の魔術を得意としており、そこに加えて「魔王の血」の力で「チェーンウンディーネ」との合一、さらに水の新造神器によって高い実力を発揮していた。
決戦では天川と戦闘。本人の実力もさることながら搦め手も、さらに精神的な揺さぶりもかけて天川を追い詰める。
決戦時、合一していたチェーンウンディーネと分離し、暴走させて自分は逃げようと画策するも天川に阻まれ……?
ホップリィ
魔族の一人。やや理知的な雰囲気を漂わせる女性……だったが、結局はいつもの魔族ムーブ。頭をがりがりと掻く癖と、口癖は「解体す」。
本人曰く「五属性所持者」。土、氷、水の属性に加えて合一したシルフの風、そして雷の新造神器を使うことで五属性の魔法を操る。
人族でありながら「三属性所持者」の京助にある種のライバル心のようなものを抱いており、自分が「魔法師として」上であることを見せつけようとする。
魔法師としての腕前は天下一品であり、なんと京助から魔法のコントロールを奪うという荒業をやってのけた。京助も相手の魔法に干渉して奪うことはあれど、奪われたことは無かったので面食らう。
京助にやられた後、何やら不穏な雰囲気で出て来たホップリィⅡは一体どんな関係があるのだろうか。
モルガフィーネ
魔族の一人。どちらかというと確実にクレイジー。そしてやっぱりクレイジーだった。「殺す」ことに快楽を覚える異常者、破綻者。今回の王都進行にも「無辜の民を殺せる」と聞いたために参加したという筋金入り。
炎魔術の使い手だが、純粋な魔術の腕は四人の中で最も劣る。
しかしそれを補って余りある「残虐性」によりラノールを苦しめた。彼女の強さの所以は先述の「人を殺したい」という想い起因する残虐性のため、攻撃に躊躇というものが一切ないからだ。
それに加えて彼女が持っていたのは炎の新造神器。空を縦横無尽に飛び回りラノールを追い詰めるが……。
タルタンク
魔族の一人。比較的落ち着いた口調で話すが見た目が完全にヤクザ。しかし魔族の四人の中では一番まともに会話をすることが出来た。
土魔術を駆使し、魔族の中では唯一しっかりと近接戦闘を行って志村と戦った。土属性の新造神器を持ち、
武人肌で正々堂々とした戦いを好む……かと思いきや、結局彼も他の魔族と変わらず歪んでいた。
彼にとって重要なのは「正々堂々とした戦い」ではなく「気持ちよく勝つ」こと。つまり「正々堂々」と言ったのはそうやって勝った方が気持ちいいから。
志村は「天川と戦えばよかったんだ」と言ってはいたが、たぶん天川と戦うことになっていたらその辺を掘り起こされて余計激昂していただろうから志村でよかったとみるべきだろう。
メロリア
魔族の一人。前章は新井を焚きつけた張本人で、今章の暴走にも一役かっている。魔族の中ではブッチギリに可哀そうというかかなりの苦労人。
何せあの阿辺のお守りをすることになったのだから……。
決戦ではないが、タローと対峙してなお阿辺を逃がすことに成功した、色んな意味で魔族側の功労者と言える。
「昨日の悪夢をもう一度」という魔法を使うことが出来る。これは。「死んだ時、それを幻覚だったことにする」という能力であり、あのタローですら欺かれた。そんな強力な魔法を連発出来るはずもなく、一日に二発も撃ったせいで最後は魔力切れで死亡した。
上司の命令を受けて命懸けで阿辺を逃がしたにも関わらず「役立たず」と罵られる信じられないほど不幸な死を遂げた魔族。合掌。
エズミタク
魔族の一人。小隊を率いて人族の国に攻め入ってきていた。
カトラスワーウルフと合一しており、それなりの実力者。タローと接敵してしまったことが運の尽き。
部下から嫌われてはいなかった様子で、屑とは言い切れないくらいには誇りも持っている。大局のために部下を自分の手で始末するなど、魔族への忠誠心は非常に高い。
タローに敗北し、人族の捕虜となる。
スアーカ
エズミタクの部下。デスサイズラクーンと合一していたが、鎌を取り落としてただのラクーンに成り下がっていた。
ヨウフ
エズミタクの部下。ちょっと短気。シザースガーゴイルと合一している。
カヤー
ソナーマンモスと合一したエズミタクの部下。非常に気が小さい。
登場魔物
デモンアシュラ
討伐部位:デモンアシュラの心臓
SSランク魔物
ブリーダの計略によって生み出された魔物。三つの首と鋭いキバ、超巨体が特徴の魔物。その異様な威容は他の魔物を圧倒し、見る者全てを戦慄させる。
……のだが、出オチ。京助たちの合体技によってあっさりと殺されてしまう。
イッカクテリウム
討伐部位:イッカクテリウムの爪
Aランク魔物
頭から一本の角が生えている熊のような魔物。モデルはナマケモノの近縁種であるメガテリウム。その巨体と人の腰ほどもある太い爪で殺戮する。真っ赤な体躯の威圧感はとんでもない。爪はただ鋭いだけではなく、えぐり取るのではなく切り裂くことも出来る。
難波編の実質的なボス。魔族と合一していることで通常のAランク魔物よりもさらに強力になっており、怪我の影響もあって本調子でない難波を攻め立てた。
最終的には覚醒した難波に殺される。
フォーハンドオーガ
討伐部位:フォーハンドオーガの腕
Aランク魔物
名前の通り四本の腕があるオーガ。要するにカ〇リキー。投てきに秀でており、その辺のものをとんでもないパワーで投げつけてくる。
投擲や締め技、投げ技などが得意な力と知能に自信のある魔物。非常に厄介で、街を襲うというよりは商人の馬車などを襲う。これが出るとそこら一帯の道が通行止めになり、討伐隊が組まれる。
固有性質として「投げた物を加速させ、重量を増やす」という地味に魔法に片足を突っ込んだ能力を持っているが、京助たちには一切合切通用しなかった。
バキュームトロール
討伐部位:バキュームトロールの槌
Bランク魔物
『悪食』と呼ばれる、他の魔物を食べることでその能力を吸収し強化されるという非常にシンプル且つ強力な固有性質を持っている。象のように鼻が伸びており、そこから吸い込んだりする。
Bランクチーム『残響のデザートローカス』と交戦した。圧倒的な力で攻め立てるがハイアーによって倒される。
アックスオーク
討伐部位:アックスオークの斧
Bランク魔物
定例、いつもの彼。最早噛ませ犬と化している。
体長は三メートルくらい。頭が豚で大きな牙が生えており、茶と橙が混ざったような筋肉隆々の体をしている。
そして右手には真っ赤な斧。これが強力。
ハンマーオーガ
討伐部位:ハンマーオーガのハンマー
Bランク魔物
右腕がハンマーになっているオーガ。肉体を巨大化させる固有性質を持っており、その最大のサイズは二階建ての家程もある。
微弱な再生能力も保有しているが、大きくなる能力がある故か少し肉体の強度は高くない。
コアゴーレム
討伐部位:コアゴーレムのコア
Bランク魔物
一般的なゴーレム。肉体を固くする固有性質を持つが、アックスオークのそれと違い物理攻撃では無く魔法攻撃に強くなる。一方、体が硬くなる故に同時に脆くもなり、打撃系の攻撃に弱くなる。
斬撃には強いが、結局殴り倒される。
ブレードフォックスヘッド
討伐部位:ブレードフォックスヘッドの剣
Bランク魔物
尻尾が剣になっている狐頭の魔物。
ワンアイズワーウルフ
討伐部位:ワンアイズワーウルフの爪
Cランク魔物
教会で人族を甚振っていたら入ってきた冬子たちにあっさり殺された魔物。作中の描写で分かるかどうかは怪しいところだが、一応彼らは魔族と合一していた。
本来はワーウルフの特性である嗅覚などで探知、そして夜闇にまぎれた奇襲などを得意とする。
ロアボア
討伐部位:ロアボアのキバ
吠える魔物。吠える猪で、その声には強制スタン効果がある。
クレイスライム
討伐部位:クレイスライムのコア
Cランク魔物
灰色の体色をしたスライム。魔法を吸収することが出来るため、魔法師にとっては非常に厄介。
ソードコボルト
討伐部位:ソードコボルトの剣
Dランク魔物
片手が剣になったコボルト。それ以上でもそれ以下でもない。
冬子「手抜きか?」
京助「充電期間」




