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力こそ正義!!  作者: かもめ一号生
7/7

走れ朱天! 友達100人できるかな?

かぁー!かぁー!バサバサバサバサッ!

紅く染まった空に、カラスが一羽

止まり木から飛び立ち、そして消えていった。

校舎からでると、フッと夜の香りがしてくる。

通常の下校時刻はとっくに過ぎている。

と、いうのもワシは、先ほどまで第一ホールで

スズカ先生と二人で「特訓」をしていた。

「武器具現化」だけではなく、色々な魔法を試してみたのだが

全て不発、何も起こらないし何も感じなかった。

ワシはそれでも諦めずに他の魔法を試そうとしたのだが

時間も遅くなってきたし、また明日という事で

帰宅することになった。

授業は終わっているというのに、付き合ってくれたスズカ先生は

良い先生である、見た目は子供でたまに失礼な事を言うが。

いやいや、それは置いても、感謝している。

そんなスズカ先生はやる事があるそうで、職員室に向かっていった。

さて、紅かった空も段々と薄暗くなってきた。

そろそろ寮の、憎き入り口が見えてくるだろう。

ワシは荷物を肩から背中にぶら下げながら

てくってくってくってくっ

と、ゆっくり歩いてゆく。

入り口が見え、どんどん近づいていく・・・・

てくってくってくっ・・・・


「そこだァァァァーーー!!!!」

ワシは素早く寮の入り口前の林に佇む「木」に飛び掛る!!

ドシィィィィ!

木が揺れ、葉が落ちる!

そして・・・・!!

「ニャンニャンニャントナーァ!ウミャミャミャンミャー!!!」

小さな影が落ちてきたかと思うと、猛スピードで逃げてゆく!

すぐに「ソレ」は見えなくなった。

「なんだ、ネコか・・・」

入り口前を通るたびに不審な気配を感じていたワシは

今度こそはと、気を配らせて歩き、気配を感じたとともに

その気配の主の方へと飛び蹴りを放ったのだ!

だが、なんてことは無い、「気配の主」はただのケモノ。

「猫」だったのだ。

まぁ、突然の事で変な泣き声を出しながら逃げていったが・・・

ワシはメガネをクイッとさせて

「悪い事をしたかな、すまぬな猫よ・・・」

と呟く。

ちなみにこのメガネの仕草は「じいちゃん」から教わったモノだ。

「めがねきゃら」はよくこの仕草をするらしい。

ふとそんな事を思い出し、試してみたが・・・

誰にも見られてないので、あまり意味はなかったか・・?

ん、いや・・・・

「おっと、驚かせてしまったかな?」

木々の間のどこか寂しげな、白い花に謝罪する。

ワシはその花の前にしゃがみこみ、覗き込む。

風に揺られて、わずかに揺れる白い花は、決して主張しすぎる事なく

だが、確かに力強くこの場所で生えて、咲いていた。

おっといかん、周りはすでに暗くなっている。

立ち上がり、寮の入り口へ向かう。

ふと気になって、花の方へチラリと振り向くが、平然と佇んでいる。

・・・・・・


入り口を「ぶっ刺し」、部屋を開け、中に入ると

ドッと疲れが溢れてきた。

たまらず「ふぅー」と息を吐き座り込む。

このまま転がって寝てしまいたい気分だ。

疲れと、悔しさ、絶望等がワシを包んで、気分が落ち込む。

だが!ワシの心の奥底から「渇望」があふれ出て、全てを飲み込む。

そう、それは「力」を求める渇望!

「よっシャぁ!」

ワシは気合を入れなおし、立ち上がる!

クヨクヨ考えていても状況は変わらんのだ!

変わらんのなら変えるだけ!行動して変えるだけだ!

また明日から頑張ろう!しかしアレだな!

行動するにはエネルギーがいる!

エネルギーを作るには・・・・


グゥゥゥウウウウ!!!


ワシの腹が鳴き声を上げて応える!

そう「食事」がいる!

うおおおおおお!今日のめし!メシはぁぁぁぁ!!!

・・・・・


ぐわああああああああああ!!!

ワシは叫んだ!悔しさ?絶望?うぬ、それに近いかもしれん。

「肉」が無いのだ。

忘れていた、今日の放課後買うつもりであったのだ。

しかしときすでに遅し。

今から買いに行くにはワシの腹が持たない。

そして部屋にあるのは野菜と調味料と麺、米か。

今から米を炊くとなるとそれもまた、腹が持たない。

ワシは手早く野菜を切り、麺を茹でると水切し

盛り付ける。

麺の上に野菜、そしてその上から調合した「和風どれっしんぐ」

をかける

「らーめんさらだ」とでも言うものか?

ヘルシーでフレッシュな夕食が、完成する。

今回は一人分だ、麺が一人分しかなかった。

そのぶん野菜をかさまししたため、盛り付けたら麺が見えなくなった。

ワシは台所から、部屋に運び、テーブルに置く。

そして、手を合わせ。

「いただきます」

そう唱えてすぐ箸で皿を蹂躙しはじめる。

シャキシャキの野菜をバリバリと貪り。

「和風どれっしんぐ」で味つけした麺を引きずり出し

野菜と共に口へ引き入れる。

ずるずるむしゃむしゃ!

甘酸っぱい「どれっしんぐ」が麺と野菜に絡み。

そして爽やかに喉を抜けていく。

ずるずるずる!ちゅるん!

「ふーぅ・・・・」

ワシはぺろりと夕食を平らげると再び手を合わせ

「ごちそうさまでした」

と唱える。

これにてワシの夕食はあっけなく終了してしまう。

・・・・・


「ふー、良い湯じゃったわぁ~・・・」

ポツリと呟く。

風呂を済ませ、再び部屋に戻ってきた。

疲れはあるが、まだ寝るには早い時間か?

む・・・・?

ワシは部屋の入り口のドアに目を向ける。

先ほどは気づかなかったが、ドアの内側に封筒が入っている。

天掴 朱天様 とだけ書いてある。

ワシはさっそくそれを取り上げて、ビリビリと封を破る。

・・・・

出てきたのは札束。

当分暮らしていける額だ!

びっくりして考えを巡らす、がすぐにその考えは纏まる。

「これは、じいちゃんの仕業か」

そうだ、昔からじいちゃんは出かけて行っては

ワシに色々プレゼントしてくれたのだが。

ばあちゃんには時たま、こんな封筒を渡してたっけ。

中身を確かめても、手紙の類は入っていない。

名前を書かれている以上、使っても問題は無いだろう。

(さすがじいちゃん!ナイスだぜ!感謝!)

ワシはニヤリと笑みを浮かべ、軽く「がっつぽーず」をする。

財布は無いので、荷物にあった小さな巾着袋に入れる。

当分食費には困りそうにない、というか色々生活用品を買っても

問題ないであろう!勿論、無駄遣いはせんが。

だが、ワシはあるものは必ず買おうと決めた!

そう!それは・・・「炊飯器」だ!

「冷蔵庫」は備え付けの物があるので、使用しているが

炊飯器は無かった!いや、飯盒はあるのだが・・・

雑誌で見たことがある、炊飯器!この「はいてくメカ」は

研いだ米と水を入れ「スイッチ」を押すと、自動で飯が炊ける!

さらに「たいまー」という機能もついていて、準備しておけば

好きな時間に飯を炊き上げてくれるという・・・!!

さらに炊き上がった飯を暖かいまま保存してくれる「保温」という

機能もついているのだ!

ばあちゃんがメカ嫌いなので、実際に使ったことは無かったが。

それさえあれば、手間を省けるだけでなく、時間を有効活用できる!

今日みたいに遅くなっても部屋にもどれば暖かいごはんが迎えてくれる!

そんな素晴らしい、夢のような「はいてくメカ」なのである!

わしは想像し、薄ら笑いを浮かべながら布団を敷き

明日を待ち遠しく思いながら床につくのであった。






チュンチュンピピピチュン!ピーピーピロピロピピピピピ!!

ピーチクパーチク!ピッチョンピチョチョピイイイイイ!!!

「む・・・うぅぅん」

朝の光が差し、目をこすりながらゆっくりと起き上がる。

立ち上がり、布団を片付け、軽く体操。

顔を洗い口を濯ぐ。

さて、朝食にするか。

ワシは食材を確認する。

残っているのは、ニンジン、じゃがいも、タマネギ、大根。

「ふぅーむ・・・」

今から飯を炊くのも億劫だ、それに「炊飯器」を使かって

新生活初の白米を食したい、という思いもある。

そう考えると、ふむふむ。

「スープでも作るか。」

そうつぶやき、料理を始める。

ザクザクザク!と野菜を食べやすい大きさに切り分ける。

そしてフライパンに油を引き、野菜を順々に入れ、炒める。

頃合を見て鍋に移し変え、水と調味料を加え煮込む。

野菜が柔らかくなるまで、しばらく鍋を放置する。

その間軽いトレーニングをこなす。

・・・・・・・

・・・・・・

ズッ!

野菜をぶっさす!

チュルッ

味見!うむ、野菜の甘味を感じる。

「ふむ、良さそうだな」

「ポトフ」のような、野菜スープが完成した。

早速取り分け、手を合わせ、唱える。

「いただきます」

ズズズッ!はふはふっ!もっちゃもっちゃ!

ダシの効いた和風の味付け、ほくほくとした野菜が口の中で解ける。

ズズズッグビグビ!

「んっハァー!ふぅ~」

一気に飲み干し、至福の息を吐き暫く余韻に浸る。

体も暖かくなってきた。

「うし!」

ワシは立ち上がり片付けを済ますと、制服ではなく、運動着に着替える。

歯を磨き、メガネを装着!カギをポケットに突っ込み出陣である!



寮からでるとまだ少し寒さの残る朝の澄んだ空気が肌に触れる。

今日は気配がしない、まぁしたとしても昨日の猫だろうが。

ワシは昨日猫が落ちてきた木を見て、そしてその近くの白い花を眺める。

今日も変わらず、ポツンと一輪咲いている花に心の中で挨拶し

ゆっくり走り始める。

うーん、しかしあまり人には見られたくない、な。

走りながら遠くにポツポツいる人影を見つつ速度を上げていく。

校門を出て、学校の敷地に沿って走る。

人は少ないものの、慣れない都会だ。

前方や横道に気をつけながら進んでいく。

時折道路に車がビュンと通って行くのだが、それも変な感じだ。

思えば今まで、トレーニングは山の中でしていたので

車どころか、人とすれ違う事なんてなかった。

たまに出くわすのはケモノぐらいだ。

しっかし、この学校やたら広いな。

腕時計を見ると良い時間なので、仕方がなく来た道を戻る。

(全力で走れば一周できたはずだがな!)

ワシはなぜか少し悔しくなり、心でそう言い聞かせた。

校門に入ると先ほどより人影が増えていた。

ワシはそのまま寮へ直行する。

幸い寮まで、人にはすれ違わずにもどってこれた。

すれ違うのはすこし気恥ずかしい、なぜかはわからんのだが。

そんな事を考えつつ部屋に戻り、軽く汗を流すと再び制服に着替える。

運動着は備え付けの「洗濯機」にぶち込む、説明書を読み込んだので

扱いはカンペキ!ますたーしている!

ただし、洗剤には限りがあるので、買い足す必要はありそうだ。

まぁ、「誰かさん」の粋でナイスな計らいで幸い金はある。

今日こそは町に買出しに行かなくては、な!

そう決心した頃にはすでに支度を終え、寮から再び出ていた。




「おはよーっす!」「うーす、はよー」

周囲では朝の挨拶が交わされている。

まぁ、ワシはというと声をかけてくる者もおらんので

(今日の昼食は、購買・・かのう・・)

等と飯の事ばかり考え、じっと座っていた。

―ゴォオンゴォオン―

予鈴が鳴ると徐々に周りが静まっていき

前の扉が開き、白山先生とちびっこが入ってくると完全に静まった。

「キリーツ!レイ!」

ワシは立ち上がりぺこりと頭を下げる。

「皆さん!おはようございま~す!昨日の疲れは取れましたか?

この学校では今後も沢山の戦うイベントがあるので、たくさん食べて

しーっかり寝てくださいね!体調管理は重要ですよ~!」

(フッ!食事!睡眠!運動!ワシは完璧にこなしておるぞ!)

ニッと口元が少し、つり上がる

白山先生は少し他愛の無い話をしたのち、授業を始める。

ちびっこは相変わらずムッと口を一文字にし固まっている、が

初日よりは幾分かマシ・・・になったような気がする。

そんな事を考え、スズカ先生を眺めていると

チラリとこちらを見てきて、目があってしまった。

慌てて視線を逸らす。

(危ない危ない、授業に集中せねば!な!)

ワシはなぜか少し焦って、白山先生の授業に集中することにした。





ふう・・・・

午前の授業が終わり、食堂へと廊下を進む。

今日の授業は魔法関連ではなく、所謂「普通の勉強」であった。

そういった「数字」だとか「歴史」だとかもこの学校では学ぶのだ。

何も卒業生全員が魔法関連の仕事についたりするわけではないからか。

まぁ内容はかなり詰め込んだモノになっているみたいだが・・・

まぁ、そこそこ、理解できた・・・とは思う。

だが、まぁトレーニングや戦いのほうがワシには合っているのだ。

武道会とか、クラス対抗試合なんかはイツあるのだ!

そう思い、歩きながら生徒手帳を操作し、スケジュールを確認する。

「ん、なんだこれは?」

「どーかしましたか!天掴くん!!」

「ぅぁあぅ!?」

妙な名前の戦闘系イベントがあるので思わず呟く、と同時に

後ろから何者かに飛び掛られる!

いや、この声・・・

ワシはその場で硬直し、口を開く

「後ろから不意打ちなど、卑怯だぞちびっこ!」

「なぁ!?先生をちびっこ呼ばわりするんですか!

天掴くん!あなたは悪い子です!不良です!

先生は先生なのですよ!?確かに背は低いかもしれませんが!

ちびっこ呼ばわりなんて!失礼にも程があります!

おしおき!おしおきです!訂正しなさい!更正しなさぁーい!」

(アンタもいつも失礼な事を言うじゃないか・・・)

スズカ先生はプンスカ怒った様子で、背中にくっついたまま

両手をぐりぐりと頭に捻りこんで来た!

「ぐわぁぁぁぁああああぁああ!!」

激しい痛みが襲う!こ、これは耐えられん!

必死に振り落とそうとするのだが、先生は足をがっちり固め

さらに激しく「ぐりぐり」してくる!!

「ぬうぅううおおああああ!!」

「さぁ!反省しなさい!懺悔しなさい!そしてちゃぁんと敬意を

持ってスズカ先生と呼ぶのです!さぁ!さぁ!さぁ!さァ!」

ワシは観念し、先生に謝罪することにする。

「ス、ズカ先生、先ほどは失礼致しました!本当に申し訳ない!」

「ふふん!わかればいいのですよ!わかれば!ですが今度

あんな事を言ったらもっと苦しいお仕置きをしますからね!」

先生はワシを解放すると、勝ち誇ったようにそう言い放った。

(くう、やはりこのちびっ・・・いや、スズカ先生は侮れん・・な)

とてつもない敗北感を感じつつ、頭を摩る。

「それでー?天掴くん!先ほど手帳とにらめっこして

ましたけど、何かわからない事でもあったんですかぁ?

さぁ!スズカ先生が特別に教えてあげますよ!

スズカ先生になんでも質問するのです!」

やたら「スズカ先生」を強調しながら、質問を強制してくる。

はぁー、とため息をつき先ほどの疑問をぶつけてみることにする。

「その、これ・・なんです、が。」

生徒手帳を先生に見せる。

「スプリングタッグトーナメントがどうかしたんですかぁ?」

「なんですか、それは」

聴きなれない、が何だろうか、スプリングタッグトーナメントとは

先生は満足気にやれやれという素振りをして説明を始めた。

「かーんたんに!いうと二人でペアを組んで、二対二で戦うトーナメント形式の

大会ですね!」

「なるほど、ちなみにそれは・・・ペアを組まなければ参加できないんですか?」

「あったりまえです!ちなみに病気とか怪我で二人揃わなかったら不戦敗扱いになりますよ!」

「なんと・・・」

全ての戦闘イベントに参加するつもりであったのだが、思わぬ障害にぶつかる。

別に一対二でもワシは負けんのだがな・・・不戦敗になるとは。

ぬう、つまり相方を見つけねば出場できぬのか・・・。

わしは頭を抱える、入学してから友達どころか、まともに会話したヤツさえいない。

リュウ・ロードライト・・・あやつとは組みたくないし、組んでくれるとも思えん。

コレは参ったな・・・等と考えていると

「あっれー?もしかして!タッグトーナメントに出たい!けど友達いない!

そんな感じですか?天掴くんは!ああ、かわいそうに!根は良い子なのに!

クラスで浮いてますもんね!いっつも変な顔で考え事してるからですよ!」

(ああ、まったくこの先生は!失礼すぎるだろう!し、しかし先ほどの件もあって

反抗できぬ・・・おのれ・・・)

ワシは苦虫を嚙んだ様な顔をしつつ、浴びせられる言葉に耐えていた。

「天掴くん!タッグトーナメント以外にもデルタバトルだとか、チームウォーだとか

一人では参加できない大会はたくさんありますよ!頑張ってお友達作りましょう!」

「ぐぅ、先生もクラスではたどたどしいではないですか!」

思わず口に出してしまった・・・

「な・・・」

また「おしおき」される!かと一瞬たじろいだ、が先生は

先ほどまでの態度とは違い、しゅんと肩を落としてしまった。

「そう、ですよ・・ね、先生もダメダメですよ・・ね」

あーまったくこの先生は!喜怒哀楽が激しいのだから・・・

どうしたものか、と頭を抱えていると、先生がゆっくり口を開く。

「実は先生、今年から初めてクラスを受け持つ事になったのですよ

でも、先生、みんなの前に立つと緊張してしまって、頭で考えるように

ちゃんと動けなくて・・・白山先生をフォローするための副担任なのに

フォローされっぱなしで・・・」

ふーむ、先生も色々あるのだなぁ

グゥウウウウウウウゥゥ!!!

しんみりとした空気を遮る様に突如ワシの腹が悲鳴を上げた!

「うう、失礼・・・」

「ん、んふふ、ぷははははは!」

先ほどとは打って変わってケラケラ笑い出す先生。

するとワシの腕を引っ張って

「天掴くん!一緒にゴハン食べましょ!」

と言い放ち、有無を言わさず進みだす。

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