表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法使いになった俺、ちょっと実家に帰りたい  作者: ぼっち飯


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

5/23

第5話:白い部屋

初心者です。見切り発車で書いてます。

一瞬見えたアレは絶対断面だ。あんましよく見えなくて良かった。グロとかスプラッタは画面の向こうだから見ていられるんだ。「久しぶりの肉じゃああああ!」と言ったのは誰だったんだろう。


恐る恐る目を開けると、どこもかしこも白い、部屋?になっていた。野球ボールくらいの大きさの光が浮いている。え、セーフだと思ったのにアウトだったん?


「いやー、すまんすまん。お主からのメールに気付かんかったのじゃ!」


もしかしてこの光ってるのから声がしてんのか?


「そうなのじゃ!メールの方がわかりやすかろうと思ったのじゃが、やはり直接話した方が面倒がなさそうなのじゃ。」


うおっ!しゃべってないのに返事が!ん、待てよ?ってことは…


「お前か、ディアスタとかいうのは!」

「お前とはなんじゃ!ディアスタちゃんと呼べディアスタちゃんと!」


プリプリという効果音を背負いそうな声で怒られても、今の俺には怖くない。俺は自分より弱そうな者には強いのだ!


しかしこう目の前を飛び回られるとなんか鬱陶しいな………パンッ!


「あっ…」

「何をするぅ!痛…くはないけど不快じゃ!離せェ!」


ええ…どうしようこれ…何か獲れちゃったけど…えぇ…?


「困るなら離せ!馬鹿者め!おのれ、無意識で我を捉えるとは!」


うーん、どうしよう…あ、でも手触りいいなコレ。適度に肌に吸い付くモチモチ感。


「ああっ!やめろ!やめるのじゃ!捏ねるでない!我は餅ではないのじゃぞ!」


…餅、知ってんの?あー、そういえば言葉通じてんな。ついでにちょっと状況説明してもらおうか。

自称精霊な光の球をコネコネしていたらちょっと落ち着いてきた。これはもう、そういう効果があるに違いない。


「うう…そんな効果などない…はずじゃ…。うっうっ…解放してくれ…ううっ」


手の中から、多分泣いてる音がし始めた。

「…ならお前、まずこの状況を説明しろ。」




―――――




そして聞き出せたことをまとめると、こうだ。

最近、ディアスタのいる世界で生き物に有害な瘴気とかいうのが発生しすぎてしまい、瘴気の影響を受けて通常以上の数の動植物が魔物化したり、痩せる土地が増えてしまっていた。


とある国の魔術師が、とにかく瘴気を祓えないかとやってみた実験は、一見成功したように見えて、失敗だった。いや、この世界にとっては成功だったといえるだろう。瘴気は消えたように見えた。


でも消えたのではなかった。別の世界に転送されただけだった。国王やその他お偉いさんたちは、そのまま瘴気の道を作って他の世界に瘴気を押し付けてしまえ、となんとも勝手な判断を下した。

この判断に反対した魔術師は研究のすべてを奪われ、国の魔術師団は総力を挙げて瘴気の道をつなげようとし、失敗。大規模な瘴気災害が発生し、時空の歪みが発生。多岐にわたって影響を及ぼす事態となってしまった。


発生した歪みのせいで他所に迷惑をかけてはならんと思ったディアスタは、持てる限りの力を尽くして歪みを閉じることにした。


「それでな、最初に瘴気が転送されてしまったのがお主の部屋でな…。そのままにしておくとダンジョン化しそうじゃったし、瘴気を回収しようと思うたんじゃが…。瘴気が、そのぉー、お主に憑りついたみたいになってしまっておってのう…。」

「…。」

「非常に申し訳ないのじゃが…お主ごとこちらに持ってくる以外に解決方法がなくてのう。…すまぬ。」




俺、巻き込まれてんじゃねーか!

強く握りこんだ拳からは甲高い喚き声が響いていたが、床に叩きつけなかった俺は結構優しい人間だと思う。ディアスタは感謝した方が良い。


…あれ?俺が目的だったら、スマホのアレは何だったんだ?

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。


しばらくは土曜の0時更新を目標にします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ