#41 告白の返事........
皆さん、こんにちは!アオです!
それでは「あの人は高嶺の花」をどうぞ!
その後、青谷さんと数回やり取りをして明日の17時に学校近くの公園に
集合することになった。なんとなく振られる気がしたがそれでも
俺は彼女からの返事を直接聞きたいと思った。
翌日、何度も"振られる"とわかっているのに俺は少しだけ期待をしていまう。
恋ってこんなにももどかしくて........両想いになれるのはごく一部の人だけ
なんだと思えるような状況だ。
そんなこんなで落ち着かない俺、メッセージアプリの通知が来るたびに
俺は体をビクっとさせスマホに食いつく。
これって一種のやばい薬をやっているような感じがするな.......
そして約束の15分前.......俺は意を決して家を出発する。
公園に着くまでいろいろなことを考えていた。
この後、振られた後の俺はどうなってしまうのだろうかだとか
もし万が一告白が成功したらどうしようかなどなど.......
公園に着くと時刻は4時55分。学校の近くにある公園といっても
かなり小さい公園なためあたりに人は全然いなかった。
あるのは、俺が今座っているベンチと鉄棒、滑り台そしてトイレだけだ。
夕日に照らされている空を見上げながら彼女を待つ。
すると、"ざっ"と砂がけられる音がした。俺はその音の方向を見る。
青谷「来てくれてありがとう、北山くん.......」
俺「いっ.......いや、全然むしろ俺からもありがとう」
青谷さんが俺の隣に座る。数秒話さない時間ができる。
なんて声をかけようかと思っていると青谷さんが口を開く。
青谷「告白されたのうれしかった。私自身がこういうのも変なものだけど
そこそこモテるからさ、何度も告白はされたことがあって........
でも大体は、あまりしゃべらない人で北山くんみたいに
遊んだことがなくて........だから北山くんに告白されたときは
驚いたしうれしかった........」
青谷さんが一呼吸おいて話を再開させる。
青谷「阿島さんと緋色ちゃんが付き合ってそれに私たちも巻き込まれて
いろいろなところへ行ったよね。私そこまで遊びに誘われる
タイプじゃなかったからうれしかったし今体験しているこの時間は
青春なんだなって思うようになったの........」
彼女の話す言葉を俺は聞き逃さないようにしっかり耳を傾ける。
青谷「でもさ、そういう男女の仲(?)みたいなのって
私はあるんだと思うんだよね........だから、ごめんなさい。
北山くんの気持ちはうれしかったけど付き合うことはできない」
彼女から出たその言葉は俺が予想していたものだった。
振られたのにそれがわかっていたからかショックはなかった。
それどころか、俺もが驚くほど普通だった。
俺「だよね.......初めて青谷さんと会ったのはバスの中だったよね」
青谷「そうだね。高校生活始まって間もないころだったね」
俺「うん、その少し前に青谷さんが新入生代表で挨拶をしていたときから
俺は好きだ。まあ、これ以上俺が言っても青谷さんを困らせる
だけだよね........ありがとう、返事を考えてくれて」
俺は彼女をまっすぐ見てそういう。さらに続ける。
俺「答えたくないなら答えなくてもいいけど青谷さんって好きな人いるよね?」
青谷「えっ.......もしかして誰かから聞いた?」
俺「いや、全然違うよ。ただ俺が思ったけだよ。青谷さんが好きだから
自然に目線を追っているのが見えただけで......ごめんキモイよね.......」
何、告白した相手にこんなことを言っているのだろうか.......
青谷「うんん。北山くんの言った通り、私も好きな人がいるから
そういう気持ちはすごいわかる........」
そして青谷さんは何かをためらった後俺に言う。
青谷「北山くんが私の恋愛を聞くのが嫌じゃなければ話すけど........」
好きな人の恋愛を聞くのは確かに嫌だ。でもそれ以上に青谷さんの
恋愛を応援したいという気持ちが俺にはあった。
俺「全然、むしろ青谷さんのことを応援したいから」
青谷「やっぱり北山くんって優しいよね.......たぶん知っていると思うけど
文化祭の王子様役をやっていた人.......」
彼女は恥ずかしそうに話す。俺が思っていた人と全く同じだった。
青谷「実はさ.......いつか告白してみたいって思っていたんだよね.......
で、文化祭終わった後に告白しようと試みたけど勇気がなくて........
それで、なんとか友達に遊ぶ約束をしてもらって来週末遊ぶの。
そこで告白するつもりなんだけど........どうかな........」
俺「いいんじゃないか?青谷さんが決めたことだ。これまで何度も
告白をされているならそれだけみんなから好かれる人って証拠。
青谷さんなら絶対に告白成功するはずだよ」
青谷さんの恋愛事情を聴いて正直泣きそうになった。
ただ、青谷さんの幸せを願って俺はそう言った。
青谷「ありがとう、北山くんのおかげで告白する勇気が出たよ!」
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それでは次回お会いしましょう!アオでした~!




