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#39 文化祭~前編~

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「あの人は高嶺の花」をどうぞ!

翌日、俺は複雑な気持ちで登校している。

沙友里「おはよう、それで昨日の告白はどうだった?」

あまり俺の感情をとらえることができていないのか

沙友里さんは悲しくもうれしくもなさそうな声で言ってきた。


俺「おはようございます。告白.......返事はまだされていません。

  彼女曰く"少し考えさせてほしい"って言われたので」

沙友里「そうなんだ、やっぱり彼女も彼女で考えるよね」

それ以上俺たちの会話が続くことはなかった。


"考える"と言ってくれたこと自体、俺にとってはうれしかった。

だって迷っていることに等しいから。俺自身はやけくそに近い形で

告白をした。でもそれを真剣に考えてくれている。

これほどうれしいことはない。結果はどうであれ告白することが

できてよかったと思っている。


学校へ着くとすでに何人もの生徒がそわそわしていた。

数分後、SHRが始めり先生が"文化祭"の話をし始める。

途中、周りの人がうるさかったりした。

ちなみに、安芸と立美さんは文化祭実行委員があるらしく現在

教室にはいない状況だ。会ったら告白のことを報告しておけなければ........


SHRが終わり数分すると、放送が入る。待ちに待った人もいるであろう........

安芸「皆さん、おはようございます。天気も晴れ、絶好の文化祭日和ですね。

   それでは、ただいまより第75回文化祭を開始いたします!」

高らかに宣言する安芸の声とともに学校は歓声があふれた。


みんな、友達と"どこ回る?"と相談をしているようだ。

俺たちのクラスの出し物は午後から体育館で行われるため午前中は

目いっぱい遊べるということになる。

確か二・三年生の人たちは、教室やグラウンドで様々なものを

売っていると聞いたな。どこから行こうかと思っていると.......


安芸「おはよう、さっそく回ろうぜ!」

そう言ってきたのはさっき放送をしていた安芸だった。

俺「おはよう、でもいいのか?お前には立美さんがいるんだし.......」

俺が少し遠慮がちに言うと安芸は苦笑いしながら


安芸「たまには女友達と一緒に行動したいって言われてさ........

   少し傷ついたけどもお前と回れるなら悪くないなって.......

   あっ、もしかしてすでに青谷さんと回る予定が入っていた?」

俺「まさか、告白して"少し考えさせて"だってよ」


俺が愚痴っぽく言うと安芸がニコリと笑って

安芸「なら、今日くらいは恋愛とか考えずにはしゃぎまわろうぜ!」

俺「だな!じゃあどこから行こうか?」

俺はそう言いながら事前配られたMAPを見る。


"ああだ、こうだ"言いながら適当にその辺を歩き始める。

うちの学校は文化祭が一般公開がされず一日だけで終わる。

そのため、そこまですごいものはないが二・三年生の人達が

かなり張り切っていることが声の大きさだけで伝わってくる。


安芸「ここなんかいいんじゃないか?」

そう言って屋台のある方に向かって行くとフランクフルトが売っていた。

俺「そうだな、まずは腹ごしらえもかねて食べようか」

文化祭のTシャツを来た三年生の人たちが接客をしていた。


熱々のフランクフルトを片手にぐるぐるといろんなところへ回る。

回っていて気付いたことだが、この学校カップルの数が異常に多い気がする。

もちろん普通に回っている男女もいるがそれよりも明らかにカップルの数が

多い。そして見せつけるように恋人つなぎをするバカップルも。


俺のひきつった笑みを見た安芸が笑いながら言う。

安芸「お前の言う通り、かなりカップルが多いな。これに関してはドンマイだ」

彼も彼でカップルなので同情ができないのだろう。


そんなことを話しながら校内をさらに回っていると正面からグループが

こちらに来ているのが見えた。いつもならそれだけのことだがその中に

青谷さんがいた。男女のグループではなく女子グループだけだったから

良かったが、青谷さんと目があった瞬間少し気まずくなった。


安芸「そんな気まずそうにするなって!よくあるだろ。特に意識していなかった

   男子に告白されて考えているうちに好きになっちゃう女子とか」

一番初めに言った、"文化祭では恋愛とか忘れようぜ"はどこへ行ったのか.......

俺「それがあれば現実、ここまで大変じゃないんだけどな.......」


安芸「まあまあまあ、おっ!ここのクラスなんか面白そうじゃない?」

そう言って彼は勝手に教室へ入っていく。そこには某鉄道すごろくゲームを

実際に体験してみよう!というものだった。


このゲーム自体、俺と安芸が好きだったこともあって三十分以上並んで

遊んでいた。遊び終わったころには恋愛も忘れて"楽しかった"という感想だけだ。


そしてほかのクラスへ回ったり先生たちの出し物を見ているとあっという間に

時刻は12時を回っていた。俺たちのクラスの出し物を行う関係で確か

13時までには教室に戻っておかないといけなかった気がするな。

俺は安芸に声をかけて一緒に教室へ戻っていった。

読んでいただきありがとうございました!

ブックマークや評価を付けてくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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