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#37 決戦の日は目前.......

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「あの人は高嶺の花」をどうぞ!

それからというもの、話は文化祭持ち切りとなった。

すでに文化祭まで残り一週間を切っている。


安芸「だいぶ完成してきたが、練習している間に小道具が

   壊れてきてしまっているな.......小道具担当の人悪いが

   修理をしてくれないか?」

安芸はそう俺が所属する小道具グループに来て言う。


小道具グループのリーダーが二つ返事で修理が必要なものを受け取る。

ちなみに衣装の方は全く修理が必要ないらしく

あれだけ練習しているのにやっぱり丁寧に扱っているんだなと思った。


そして小道具グループのリーダーがそれぞれに指示を出して

てきぱきと修復に取り掛かる。

俺「これ、最初から作った方が早い気がするけど......」

俺はそう遠慮がちにリーダーに申し出る。

リーダー「.......確かにそうだな、じゃあ最初から作るのを任せるわ」


男子A「リーダー!こっちってどうすればよいですか?」

リーダー「ちょっと待っていてくれすぐ行く!」

リーダーはそう慌てながら作業しているみんなの間を潜り抜ける。

やっぱりリーダーって大変なんだなと思った。


数分後、一から作り直しているとひと段落ついた安芸がやってきた。

俺「お疲れ、安芸。やっぱり大変だよな?」

安芸「ああ、でも文化祭を成功させたいからな」


体育祭実行委員になったときもそうだったがその行事に直接

大きくかかわると誰もが"成功させたい"と思うのだろうか。

安芸「それに緋色のやつもかなり張り切ってるから絶対成功させなきゃな!」

しれっと彼女自慢を入れながら彼は笑う。


安芸「じゃあ、俺も持ち場に戻るわ。お前も頑張ってな!」

俺「ああ、言われなくてもやってやるよ」

俺はそう返事を返して作業の手を早める。


気が付けば下校時刻はとっくに回っており完全下校時刻が迫っていた。

周りを見ると、ほかのグループはすでに帰っており残っているのは

小道具グループの一部の人、それと文化祭実行委員の二人だけだった。


リーダー「北山、そろそろきりを付けて帰る準備をしてくれ。

     完全下校時刻まであと5分しかない」

リーダーの言葉に俺は顔を上げる。周りは変える準備をしている人だけだ。

俺「わかった。これはこっちの方でいいか?」

リーダー「ああ、そこで大丈夫だ。遅くまでありがとな」

俺「リーダーも遅くまでありがとうございます」


同じクラスなのにリーダーとはかかわりを持っていなかったが

案外悪いやつではないのかもしれない。


そう思いながら俺は教室を去る。他のクラスを除くとまだ作業をしている

クラスや誰もいないクラスなどバラバラだった。

ちなみに文化祭実行委員の二人はまだ残っているようだ。


翌日、今日も今日とて文化祭の準備で大忙しだ。

向こう側を見ると安芸とリーダーが話し合いをしていた。

しかし妙に二人の関係がぎすぎすして見えるのは俺だけだろうか。


数分後、話を終えた安芸が俺の方にやってくる。

安芸「ちょっと話を聞いてくれないか.......」

あまり元気がないのか気力がないのかわからないがあまり聞いたことのない

声でそう言われたので俺はびっくりしながら場所を移した。


俺「それでどうしたんだ?もしかして文化祭実行委員が嫌になったのか?」

安芸「いや、全然そんなことはないよ......もちろん楽しいくらしだし.......」

俺「じゃあ俺に話ってなんだよ?俺からお前に話すことはあっても

  お前から俺に対してなんて少なかったから.......どうしたんだ?」


安芸は深呼吸をして言葉を選びながらしゃべり始める。

安芸「昨日、遅くまで文化祭の準備をしていたじゃないか」

俺「ああ、そうだな。おそらく今日も同じ感じでしょ」

安芸「それで、みんなが帰った後、俺と緋色とリーダーの三人だけになったんだ」


それだけ聞いたら文化祭の打合せを行ったいるように見える。

安芸「それでさ、なんか張り詰めた空気になって.......」

彼は慎重に言葉を選びながら続ける。

安芸「リーダーが緋色に告白をしたんだ」


安芸の一言で俺は"えっ........"という言葉しか出なかった。

俺「その場にお前もいたんだよな.......?」

安芸「ああ、もちろんだ。つまり彼氏の前で彼女(好きな人)に告白だ」

俺「そっ.......それで立美さんはなんと返事を......?」


安芸「もちろん、"彼氏がいるからごめんなさい"って断っていたぜ」

俺「よかった......」

安芸「まさかあいつが緋色のことを好きだなんて思ってもいなかったから

   俺もびっくりした。そして緋色が告白を断ってくれてうれしかった。

   リーダーも断られること自体はわかっていたようで

   帰り際に俺に"緋色を任せたよ"だって.......腹立つ~!!」


彼のその言葉に俺は苦笑いをするしかなかった。

俺「だから、さっきお前とリーダーが話し合っていた時にぎすぎすした

  空気になっていたのはそういうことだったのか」

安芸「えっ......そんなぎすぎすしていた?」

どうやら気が付いていなかったようだ。

読んでいただきありがとうございました!

ブックマークや評価を付けてくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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