#36 文化祭準備
皆さん、こんにちは!アオです!
それでは「あの人は高嶺の花」をどうぞ!
あれから数日が経ち、着々と文化祭の準備が始まっていく。
安芸と立美さんの二人を中心に劇のクオリティも高くなっていく。
しかしそれと同時に俺の心の中には焦りが多くを占めていた。
文化祭まで残り二週間........つまり告白当日まで二週間........
幸いにも安芸や立美さんが気を遣ってくれて2組の情報を聞くことは
ほとんどなかった。そのおかげかなんとか準備に集中できた。
安芸「お疲れ、だいぶ完成度高くなってきたな」
俺「だな........まあこれをやったのは俺じゃないけど」
安芸「確かにお前だけじゃないが、少なからず小道具を作るときには
お前も携わっていただろう。つまりこのクラスで作り上げたものだ」
俺「........少しだけかっこいいことを言ってかっこつけるなよ」
俺は茶化すような感じでそういう。すると安芸が笑いながら
安芸「よかった、なんだかんだで元気そうで」
俺「........そう見えるかもしれないが、かなり傷ついているんだぞ」
安芸「まあ、そうだよな。それにお前の失恋は二度目だし」
やっぱり周りの人の助言を聞いて猛アタックすればよかったと後悔している。
しかし過去は変えることができない。それは知っている。
だから俺は"告白"という行動を実行に移すのだ。
翌日の朝、いつものように電車に乗っていると沙友里さんが乗ってきた。
沙友里「おはよう!」
俺「おはようございます。朝から元気ですね」
沙友里「そりゃあだって、テストが終わったんだから!
今回のテスト難しすぎて途中で投げ出しそうになったからね」
あまりよくわからないがとにかく大変だということは伝わった。
話すネタもなくなってお互いに本を読み始める。
数駅過ぎて、俺は言おうか迷っていたことを口にする。
俺「沙友里さんはどう告白されたら付き合いますか?」
沙友里「えっ!?もしかして好きな子に告白するの!?」
一瞬で秘密にしていたことを見破られてしまい俺はびっくりする。
俺「えっ.......ええ、まあ文化祭前日に告白しようと思って........」
恥ずかしく俺は声をどんどんと小さくなっていく。
沙友里「へぇ~、その想い届くといいね。でもなんで文化祭前日に?」
沙友里さんに質問されたので俺はこれまでのことを話した。
沙友里「そっか........台地くんにそんなことがあったんだ.......
これが青春ってやつなのかなぁ~」
俺「そっ.......それでさっきの答えは.........」
こんな話公共の場で話すことではなく恥ずかしく思った俺はさらに
声が小さくなってしまう。それと対照的に興奮する沙友里さん。
沙友里「あくまで私の意見だけど、普通の学園ラブコメであるような
放課後体育館裏に呼び出して告白よりも全くその雰囲気を
感じさせない休み時間で急に壁ドンされたらときめくかな~」
そりゃあ若干の沙友里さんの主観が入ってしまうだろうなと思っていたが
ここまで主観があるなんて思っていなかった.........
俺「そっ.......それって沙友里さんの理想ですよね.......」
沙友里「そうだよ。だって台地くんがそう言ったんだから」
確かに"沙友里さんは"とは言ったけども........
沙友里「でも話を聞く限りその子と私の性格まあまあ違いそうだしね.......
私が言えることは特にかく相手へ想っている気持ちが強くて
しっかりと伝えることが大切だと思うよ」
俺「........そうなんですね、ありがとうございます。参考になりました!」
沙友里「確か文化祭まで残り二週間程度なんだっけ?」
俺「はい、そうです」
沙友里「そっかぁ~........まあ結果はどうであれ頑張ってね!」
沙友里さんはそう言い残して電車を降りて行った。
その後、バスに乗車して学校へ着く。教室に入ると安芸がこちらへきて
安芸「おはよう、お前の告白まで残り12日~」
俺「っ........ここ教室だぞ.......」
俺が地味に声のトーンを下げて怒っているようにするが安芸には通用しない。
安芸「お前が告白を忘れないようにこうやって日数を教えてあげているだけだ。
何も悪いことはしていないぞ?」
俺「わかったから.......教室では言わないでくれ」
安芸「仕方がないな........それでは文化祭の方ももちろんだけど
告白するときの文は考えたのか?」
ついさっき沙友里さんに言われたことを思い出しながらバスの中で
告白の文章を考えていたため大体のイメージはつかめているはずだ。
俺「ああ、大体言うことは決まった........改めて思うと緊張してきたな.......」
安芸「何を言うんだ、まだ二週間近くあるんだぞ」
俺「二週間しかだよ.......やばいやばい.......」
安芸「お前がそこまで焦っているのを見るのは少ないな........」
鼻で笑うようにそう言いながら彼は立美さんのところへ戻っていった。
本当に緊張してきたな.......
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それでは次回お会いしましょう!アオでした~!




