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#35 気持ちの整理

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「あの人は高嶺の花」をどうぞ!

俺が二度目の失恋を体験したから数日後.........

あっという間に時間は過ぎていき、文化祭の準備が始まった。


立美「それでは各グループで準備を行ってください」

立美さんと安芸の二人の連携プレイによってグループはあっという間に

決まったのだ。そして今から文化祭のための準備だ。


今回俺たちのクラスがやる出し物は、桃太郎~特別ver~だ。

普通の桃太郎だけでは面白くないという意見によって"俺たちのクラス"

だけでしか行えないことを混ぜるとのことらしい。


グループは"台本グループ"、"役者グループ"、"道具作成グループ"

"その他・補助グループ"に分けられている。


俺が所属しているのは、"道具作成グループ"だ。

前にも言った通り、舞台に立つキャラではないので裏方として役者の人を

サポートする形になっている。


文化祭実行委員の二人は文化祭の仕事で忙しいためグループに入っていない。

安芸曰く、仕事は大変だが彼女と一緒にできることまた彼女と一緒に学校を

回れることでとても楽しいそうだ。

それを今の俺に言わないでほしかった気持ちがあったが.........


失恋してから青谷さんとしゃべる機会はまだなかった、たまたま青谷さんを

見かける機会はあった。彼女の方は気づいていないようだが俺だけが

胸を締め付けられるような思いになってしまう........


その次の休み時間、"やばいやばい"と言いながら安芸がこっちへ来た。

安芸「今のお前に対しては傷に塩を塗ってしまうことになるが許しくれ.......」

"なら言わないでほしい"と言おうとしたがすぐに言葉をかぶせる。

安芸「2組、出し物が"シンデレラ"なんだけどそのシンデレラ役が

   青谷さん!!そして王子役が校内トップのイケメン!」

俺「はぁ~!?」


安芸から言われて言葉に信じることができなくてつい大きな声を出してしまった。

俺「えっ.......そっ........それってデマの可能性は.......?」

安芸「おそらくないだろうな。青谷さんとその友達が話していたから」

俺「うっ.......うそ.........」


"シンデレラ"をやるってことはあのキスシーンがあるわけだろ........

そしてその相手が校内トップのイケメン........

それだけで俺を殺すには十分すぎるほどの破壊力だった。


安芸「文化祭までは残り三週間弱だ。お前のタイムリミットはそれまで........

   それに前に話していた青谷さんの好きな人はそのイケメンかもしれない」

さらに信じられない安芸の言葉に俺は動揺をする。


俺「さっ........さすがにそれは悪い冗談すぎるよ........」

安芸「いや、俺の推測だと思うんだが........さっきと同じで青谷さんとその友達が

   "よかったね、想いを伝えてきなよ"って言っていたから........」


安芸の話を聞いているだけですでに目に涙を浮かべているだろう。

俺「っ........くそっ........」

誰を憎んだって仕方がないのに、憎みたくなってしまう........

俺はそのまま安芸をおいて廊下を走っていく。

後ろから"おいっ"と安芸の声が聞こえたが俺はそれを無視して駆け抜ける。


行く当てもなく適当にどこかへ行ったときに行きついた先は人があまり

通らない4階の少し広い踊り場だった。

俺はその場で座り込み顔をうつぶせて泣いた。


すべて俺が先に想いを伝えておけばこんなにはならなかったのかもしれない。

でも、こんな俺で彼女に釣り合うのか.......

そりゃあ、入学当時に比べたら彼女と釣り合うために頑張った。

そして彼女との仲も深めたつもりだ。それを行っても彼女に及ぶことは

できなかった。どうすればよかったんだろう.......


ひとしきり泣いた後、俺はこれまでよりもはるかに硬い決心をした。

文化祭が始まるまでの残り三週間弱。この想いに終止符を打つと。

泣いても笑っても俺の気持ちはこれで最後........

もちろん未来は見え切っていることだ。でも.......それでもわずかな

確率にかけて俺は努力をしようと思った。


気が付かなかったが授業が始まってしまっていたようだ。

教室に帰ると先生に怒られた後、安芸が少し気まずそうにしていた。

その次の休み時間......

安芸「あんなこと部外者の俺が言うことじゃなかったな.......悪かった」

俺「いや大丈夫だよ。それに安芸のおかげで俺は決めた」


安芸「おっ......お前まさか.......」

俺「ああ、その"まさか"だ。彼女に想いを伝える。彼女が想いを伝える前に。」

安芸「それをお前が望むのなら俺はもちろん応援する.......でもいいのか?」


俺「ああ、もちろんだ。お前にああいわれて気づかされたよ。

  決行日は、文化祭前日だ。これまで秘めてきた想いを」

安芸「お前がそれでいいなら.........頑張れよ!

   ......振られても慰めてやる!」

俺「その時は頼むよ」

読んでいただきありがとうございました!

ブックマークや評価を付けてくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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