#32 久しぶりの電車での会話
皆さん、こんにちは!アオです!
それでは「あの人は高嶺の花」をどうぞ!
翌日、いつものように電車へ乗り込む。
これまで体育祭実行委員の関係で少し早い電車に乗っていたため
この時間帯に戻ってくるのは久しぶりだ。
沙友里「あれ?台地くん久しぶりだね~!」
久しぶりに会う沙友里さん。俺はそれを返す。
俺「お久しぶりです。最近体育祭関係でバタバタしていたので」
沙友里「台地くんの高校はもう体育祭が終わったんだ~
私のところは一週間後だからね~」
俺「そうなんですね」
何を思ったか俺は体育祭後に起きた出来事を沙友里さんに話した。
沙友里「へぇ~その子、見る目あるね」
俺「えっ!?」
沙友里「ちょっ!誤解しないでよ!あくまでそういうことじゃないから。
よく世の中、顔だ金だって言うでしょ」
俺「はっ........はぁ.......」
沙友里「きれいごとを言うつもりじゃないけどその子は君の性格に
惚れたってことでしょ。そりゃあ顔にも惚れたかもしれないけど
顔と金だけしか考えていないあほより全然いいし」
俺は一体何を聞かされているのだろうか..........
沙友里「二つ前に付き合っていた人がいるんだけどその人が人生で
初めて付き合った人で、もちろん私は大いに喜んだよ。
でもさ、その人と一緒にいるとわかったんだよ。この世の中
学生だと"顔"だってことを.......それで付き合って4カ月で
別れることになってさ、その人と比べたら嫌なくらいいい子だよ」
途中、妬みや嫉妬も混じりながら沙友里さんは言った。
俺「そっ.......そうなんですね」
沙友里「何も顔に惚れたからダメってことじゃないよ。
多分、ほぼ全員の人の恋愛は"顔"から入るわけだから。
でもさ彼女いるにも関わらずほかのよい女を見つけて
挙句の果てには振るとかどういう神経しているのっ!!」
彼女がそう熱く語る。徐々に声も大きくなっていく。
沙友里「あっ........ごめん、ここ電車の中だったよね.......ふぅ~........」
深呼吸をしていったん落ち着く沙友里さん。
沙友里「まあ、何が言いたいかって言ったら君が振ったその子も
また新しい恋愛をするから大丈夫だよってこと。
確かに振った側からも気まずいかもしれないけど
それで気にしていたら何もできないからさ!」
沙友里さんの言葉に確かにその通りだなと納得した。
沙友里「また、何か進展があったら教えてね~じゃあね~!」
沙友里さんはそう言って止まった駅で降りて行った。
なんか沙友里さんちょっと変わっているな.......そんなことを思いながら
俺は学校の最寄り駅まで小説を読んだ。
登校してきて教室に入ると宮本さんが........
宮本「あっ!おはよう、北山くん」
と挨拶をしてくれる。体育祭実行委員になってからいろいろ話しているうちに
だんだんと打ち解けて今にいたる。
振った俺が言うのはあれかもしれないが振られた相手にここまで
気を遣わずに挨拶をできるなんてすごいな......
俺「ああ、おはよう。宮本さん」
その日の昼休み、適当に校内をうろついていると友達と話しをしている
青谷さんを見つける。体育祭当日を休んでから青谷さんとは一度も会って
いなかったため久しぶりに彼女の姿を見ることができてうれしい。
そう思っていると彼女も俺の方に気が付いてこちらへ来る。
青谷「久しぶりだね!北山くん........体育祭のときありがとう」
俺「久しぶりだな。お礼は俺にじゃなくて宮本さんに言った方が
良いと思うよ。彼女が青谷さんの代理をやってくれたから」
青谷「そうなんだね、あとでお礼を言っておくよ。
でも北山くんもありがとう。体育祭実行委員が結成されてから
頑張ってきたのに体育祭当日まさかの休んじゃって.......
正直かなり楽しみにしていたからショックで.......」
少しかわいらしい一面を見せる青谷さん。こんなこと言ったら
絶対に変態扱いを受けるに決まっている.........
俺「青谷さんが体育祭楽しみだったってことわかっているよ。
体育祭実行委員の中で誰よりも頑張っていたからね」
青谷「見ててくれたんだ。なんだか努力が報われてうれしいな」
そう言って笑顔に笑う青谷さんの姿がやっぱり俺は好きだ。
友達A「お~い、朝日もう行くよ~!」
青谷「わかった~今行く~」
青谷「それじゃあね!」
そう言ってかけていく彼女に俺は見とれていた。
そして教室へ戻ろうとしているとあちこちから文化祭の話題が
聞こえてくる。イケメンの先輩がパフォーマンスをするだとか
先生がキレッキレッのダンスを踊るだとかいろいろな話だ。
まあ文化祭がある前にテストが行われるのだがみんなはあまり
問題視していないようだ。俺もそんなのんきだったらよかったのに.......
教室へ戻ると相変わらず安芸と立美さんがイチャイチャしながら
話しているのが見えた。もちろんやじを飛ばす野次馬もいる。
一度でいいから俺もあんなことを体験してみたいものだ.......
しかしそんな勇気などないのだけど.......
読んでいただきありがとうございました!
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それでは次回お会いしましょう!アオでした~!




