#29 体育祭~後編~
皆さん、こんにちは!アオです!
それでは「あの人は高嶺の花」をどうぞ!
先生「午後最初の競技は全校種目の長縄です。全員準備をしてください」
体育祭を運営する先生がそう言うとみんなが動き出す。
俺もクラスの動きに混じって自分の場所へと移動する。
先生「それでは、午後の競技スタートです!」
そう先生が言うとグラウンドに入るか入らないかのぎりぎりの全校が
一気に駆け出していく。飛ぶのは一年生から順にだ。
知っての通り、長縄は制限時間内にどれだけ多く飛べるかを競う。
もちろん団結力が必要になる。俺たちなら大丈夫だろう。
先生「それでは長縄一年生........よーい........スタート!!」
"スタート"の合図で一斉に一年生が飛び始める。
回して「せーのっ!」
あらかじめ決めていた回しての合図で一斉に飛び始める。
リハーサルの時もそうだったが一番初めが一番肝心だ。
一番最初で失敗していまうとグダグダになってしまい最下位になってしまう。
二十数回をとんだところで引っかかってしまう........
先生「まだ時間あるから大丈夫だよ!集中っ!」
回して「せーのっ!」
先生の"集中"コールによって再び飛び始める俺たち一同。
先生「終了っ!担任の先生方は回数を報告してください」
その話に担任の先生が前の方向へ走っていく。
ちなみに制限時間は三分間だ。飛べた回数は感覚的に83回くらいだ。
周りもざわざわしていると先生が真ん中に立つ。
先生「一年生の長縄........結果は三位二組、二位一組、一位四組でした!
ありがとうございました。続いては二年生です。お願いします」
かなり上位に入賞したがリハーサルの時に一位だったため
そこから下がったのであまり喜んでいなかった。
安芸「二位だったか........惜しかったな.......」
俺「だな.......ちなみに何回か知っているか?」
安芸「確か、先生が言っていたのは86回だった気がする」
やっぱり俺の感覚は間違っていなかった。
少し愚痴っぽくなりながら二年生を待つ。
二年生が終わり三年生が始まる。二年生では最高記録が100回を超えている
らしく先輩たちの実力を見せつけられたような感じだ。
先生「終了っ!担任の先生方は回数を報告してください」
そしてどうやら結果が出たようで先生が発表する。
発表を聞くとなんと最高132回のクラスがあり自然と拍手が巻き起こった。
さすが最上級生だな.......格の違いってものを見せつけられた気がした。
宮本「じゃあ私は放送席の方に言っているね」
俺「ああ、わかった。頑張って!」
俺は次の競技である"綱引き"に出場するため宮本さんに放送を任している。
宮本「続いては、綱引きです。対象の生徒は準備をしてください」
全校種目の中で唯一、赤白が関係しているものだ。
赤組と白組に分かれてそれぞれの綱を引っ張っていくのが綱引き。
先生「それでは全校種目の綱引きを開始します.......よーい.........スタート!」
先生の合図によって綱がほんの少しだけ動き始めた。
最初はこちら側がリードしている。しかしあちら側も負けじと
力を強める。そのため向こうに引っ張られかけた........
激しい攻防の末、勝利を収めたのは俺たちが所属する白組だ。
宮本「次は、パン食い競争です。対象の生徒は準備をしてください」
俺はこの競技に出場しないため宮本さんがいる放送席へ移動した。
俺「宮本さんお疲れ!」
宮本「北山さんお疲れ様です!パン食い競争なんて実際に見たことが
なかったのでとてもわくわくしています!」
俺「そうなんだ。俺は小さいときに子供会でやったことあるけど
あれ大きくなってやってみると相当きつそうだな........」
宮本「そうなんですか?」
俺「ああ、そうだ。というかそろそろ大丈夫そうだぞ」
俺がそう伝えると宮本さんは慌ててマイクに声をあてる。
宮本「それではお願いします!」
各自のところへ行き先生の"よーい、スタート"が聞こえる。
すると最高学年の三年生をトップにトラックを走っていくのが見える。
そしてその先にはもちろんパンがある。そしてさらにその先にもパンがある。
そううちの高校では連続したパンを食う競争がパン食い競争なのだ。
最初と同じような順位のまま二週目に突入。誰もがこのままの順位で
終わるだろうと思っていたその時、二年生のある生徒が一気に追い抜かす。
その一瞬で会場が沸き上がった。パンの食うスピードも人一倍速く
本当にパン食い競争に特化された人のような感じだ。
そしてそのままの順位でゴールした。
俺「ありがとうございました。最後は借り物競争です。
対象の生徒は準備をしてください」
そしてとうとう午後の種目最後の借り物競争が始まった。
お題の書かれた紙のところへダッシュで撮りに行き
無造作に置かれている机の上からそのお題にあったものを見つける。
ちなみに他の学校だとお題にあう人を連れてくる"借り人競争"なる
ものがあるらしい。そんなことをしているうちに最後のクラスもゴールした。
読んでいただきありがとうございました!
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それでは次回お会いしましょう!アオでした~!




