#28 体育祭~中編~
皆さん、こんにちは!アオです!
それでは「あの人は高嶺の花」をどうぞ!
先生の指示によって俺たちは弁当を食べることになった。
安芸と立美さんが楽しそうに話しているのを横目に俺は一人で
もくもくとレジャーシートを敷いていると......
宮本「あっ.......あの、北山さんも一緒に食べませんか?」
俺「俺でよければ.......お願いします」
まさか宮本さんに誘われるとは思っていなくてびっくりする。
二人で食べる準備をしていると宮本さんの友達人が
友達「あれ?宮本......いや、なんでもないごゆっくり~」
宮本「えっ.......あっ........ちょっ.......」
宮本さんのその言葉にあたふたしていた。
安芸「あれ?珍しい組み合わせだな」
宮本さんの友達の次は俺の方もだ.......
俺「お前、立美さんと一緒じゃなかったのか?」
安芸「それが立美さんこっち来たいってことだったから」
安芸の横には満面の笑みを浮かべた立美さんが立っていた。
立美「宮本さん、私たちもご一緒していいですか?」
宮本「うっ.......うん、いいですよ!」
そう宮本さんが許可を出すとまたさっきの宮本さんの友達が.......
友達「宮本、楽しそうだね~。私たちもいい?」
宮本「もっ.......もちろん!」
どんどんと俺たちの周りに来て、クラスの三分の一がここに集合した。
それはそうと、早く弁当を食べなくては........
ちなみに立美さんと安芸は相変わらずいちゃついていた.......
別にここじゃなくてもよいはずなのに.......
宮本「えっ!?北山さんの弁当すごい!!」
宮本さんが少し大きな声を上げるものだから一斉に目線がこちらに集中する。
安芸「これお前が全部作ったのか?」
そう質問する安芸。確かにいつもは学食を食べているので
知らなかったのだろう。自分自身で言うのもあれだが、実は料理が得意。
小さいころから両親の手伝いをしていていてそれが身に着いたということだ。
俺「ネットにあったやつを見様見真似で作っただけだからそこまでじゃないよ」
俺は少し遠慮がちに言う。
立美「ここまで料理ができるんだったらさぞモテるよね~」
そんなことを言う立美さん。それにびっくりしながら俺が返す。
俺「べっ........別にそんなことないよ。立美さんも知っているでしょう?」
立美「はぁ~.......なんでもないよ」
宮本さんは宮本さんでなぜか一人だけあたふたしていた。
結局立美さんは何が目的でそんなことを.......?
みんなでしゃべりながら食べている料理ほどおいしいものはない。
でなければ、団らんで家族そろって食べるという文化もないはずだ。
あっという間に弁当は空になる。
安芸「たらふく食べたよ。午後の種目も準備満タン!」
俺「それは何よりだよ.......宮本さんそろそろ行く?」
体育祭実行委員だけは少し早めに放送ブース前、集合なのだ。
宮本「わっ.......わかった!」
友達「いってらっしゃ~い.........」
こちらへ来ようとすると宮本さんの友達が少し話しかける。
そして宮本さんが顔を赤くしながらその友達の手を振りほどいて
こちらへ来た。
俺「だっ.......大丈夫?宮本さん?」
宮本「だっ.......大丈夫だからさあ行こう!」
宮本さんは友達の方を振り返りながらそう言っていた。
放送ブースへたどり着くと、すでに何人もの体育祭実行委員がいた。
数分後、残りの人も来て先生が口を開き始める。
先生「今からは、午後の競技の確認だ。自分が担当の競技を確認
したうえで同じ担当の人とどんなことをやるだったかを
確認しておいてくれ。それと委員長と副委員長はそれぞれ
出るタイミングとこちらに戻ってくるタイミングも
確認しておいてくれ。それができたら戻っていいぞ!」
俺は宮本さんと午後の流れを確認する。
俺「長縄から始まって綱引き、パン食い競争、借り物競争。そして閉会式」
宮本「私が放送するのは、綱引きとパン食い競争だね」
俺「うん。俺は借り物競争と閉会式の放送だ」
俺たちが放送しない唯一の種目である長縄は全校種目のため
先生が放送することになっている。
そして俺たちが分担したのはそれぞれ出る競技があるからだ。
周りを見るとだいぶ弁当を食べている生徒数は減ってきて
それぞれが雑談をしているのが放送ブースからでもわかる。
先生「あっ、それと言い忘れていたが閉会式が終わったら
片付けのため体育祭実行委員だけ残ってもらえるか?
よろしく頼むよ」
すると数人から"まじか~"や"嫌だ"という声が聞こえた。
そりゃあ、帰る時間が遅くなるため誰もやりたいとは思わないだろう。
宮本さんと確認を済ませた俺たちはクラスへと戻っていく。
安芸「午後の一番最初の競技って何だったっけ?」
俺「えっと.......全校種目の長縄だな」
安芸「よしっ!これまでの集大成を見せつけてやるぜ!」
安芸が言うのも俺たちのクラスはリハーサル時に一位を獲得して
自信がついたからだろう。現に俺もそうだ。頑張るぜ!
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それでは次回お会いしましょう!アオでした~!




