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#24 体育祭練習

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「あの人は高嶺の花」をどうぞ!

翌週、俺たちはスローガン案とポスターを委員会で提出。

他のクラスでも提出されてスローガン案が出そろった。


青谷「各クラスから出されたスローガンの中から今年の体育祭

   スローガンを決定したいと思います」

青谷さんが体育祭実行委員に指示を出す。

というのもこの委員会の委員長が青谷さんだからだ。

本当なら一年生は委員長にはなれないのだが

先生の特別ということで青谷さんが委員長となった。


それを見た俺は先生に頼み込んで副委員長として青谷さんの補佐に回った。

副委員長も例年なら一年生はできないはずだ。


俺はともかく青谷さんはまさにリーダーにふさわしい人物だった。

とにかくまとめ上げるのが上手く一人一人の意見にちゃんと耳を傾ける。

青谷さんが好きで副委員長になった俺が恥ずかしいくらいだ。

しかしなってしまったものは仕方がない。この体育祭を成功させるために

俺は........いや俺たちは全力を尽くすほかない。


そして話し合いが終わり結果三年生が出した「常勝無敗」になった。

四字熟語の意味としては"常に勝ち続けて負けない"ということらしい。

まさに全力疾走系の体育祭にはもってこいのスローガンだ。


そしてポスターの方では、このスローガンを踏まえてもう一度

練り直してきてもよいし、そのまま提出でも良いとのこと。

俺はそのままでも十分にスローガンにピッタリだと思ったが

宮本さん曰く、"納得できない"と言って書き直してくるらしい。

その彼女の努力に俺も頑張ってみようという気になった。


そしてその後、解散という形になったが俺と青谷さんは先生に

呼び止められた。委員長と副委員長ということでもう

体育祭当日の大まかな流れが決まったので先に伝えておくということだ。


帰り際、ふと湧いた疑問を青谷さんにぶつける。

俺「........みんなすごいよね........まだ一年なのにここまで

  体育祭の準備を必死にできるなんて.........」

青谷「........"まだ一年なのに"じゃなくて"一年だから"じゃないかな?」


思ってもいなかった反応に驚きながら

俺「どういうこと?」

青谷「そのまんまの意味だよ。もちろん三年生の人たちがめちゃくちゃ

   頑張っているのは知っている。それを応援というか

   邪魔しないみたいな感じでみんな必死にやっているんじゃないかな?

   あくまで私の予想だけど」


彼女の言葉を聞いていると恋愛のために副委員長になった俺が

小さくてみじめに見えてきた........

本当に俺はこの職が適任だったのだろうか.......

そんな考えが脳を横切る。だめだ、俺がこんな弱気でどうするんだよ。

青谷さんを支えるっていう意味で頑張らないとっ!


そして翌日、俺は宮本さんとHRの時間にこれから行われる体育祭練習の

ことについて説明をした。質問もなく普通に終わっていざ練習開始だ。


この時間の練習は1組から3組の合同練習となっていた。

俺は無意識なうちに青谷さんを探していた。その様子を見ていたのか

安芸「お前、探すのに必死すぎでしょ」

俺「でっ.......でもせっかくの合同練習なんだから.......」

俺が言い返そうとしたそのとき

立美「二人とも今は体育祭の練習時間でしょ。それに北山くんの気持ちは

   わからなくないけど副委員長なんだからしっかりやらなきゃ!」


立美さんにそう言われる俺。まさにごもっともだ.......

気持ちを切り替えて練習を行う.......しかしモチベが上がらない。

なんて言ったって今からやる練習は入退場および開閉会式の動きだからだ。

周りを見ると俺と同じ気持ちなのかそこまでやる気のない生徒がちらちら。


さっきの立美さんの言葉と昨日の青谷さんの言葉を思い出す。

そうだ、この体育祭を成功させるのは体育祭実行委員の俺がしっかり

しなくては始まらない!何度目かのかつを入れて取り組む。


50分にわたった合同練習は終了。帰ろうと思った矢先

"体育祭実行委員は集まるように"という放送が流れる。

人の流れに逆走しながら俺はみんなが集まっているところへ向かう。


先生「体育祭合同練習お疲れさまでした。ポスターの提出期限が

   近づいていますので未提出のクラスは早く出すように。

   それと委員長さんと副委員長さんにはいっていましたが

   当日の流れを今から説明します」

そして説明が終わり先生が口を開く。


先生「皆さんがこの体育祭を成功させる人です。もちろん全校が

   まとまっている必要がありますが、それをまとめ上げるのは

   皆さんです。先生たちも頑張るので皆さんも頑張ってください」

そう終わりの言葉で絞められて解散となった。


宮本「台地くん、放課後予定ない?」

俺「うん、とくにないよ」

宮本「よかった。実はまだポスターの色塗りが終わってなくて.......

   私の方も頑張っているつもりなんだけど.........

   手伝ってくれない?」


宮本さんの言葉に俺は"失敗した"と思った。

クラスのことについては彼女に任せきりだったということを。

読んでいただきありがとうございました!

ブックマークや評価を付けてくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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