#22 行事の幸運
皆さん、こんにちは!アオです!
それでは「あの人は高嶺の花」をどうぞ!
安芸「緋色もこう言っているんだからもう少し頑張ってみたら?」
立美「そうだよ!前に振られた彼氏は恨んでいるけど
北山くんなら朝日ちゃんを任せられるからさ!」
保護者のような過保護な立美さんがそう言いながらうなずく。
安芸といい立美さんといい、なぜそんなに人の恋愛をにやにやして
聞くのだろうか........まあ俺も同じ立場だったら間違いなくそうするけどな.......
そして二学期が始まって早くも一週間が経過した。
その間、クラスが違う青谷さんとは会うこともなかった。
ある日の朝、俺がいつものように電車に乗っていると
沙友里「久しぶり~」
俺「久しぶりですね!」
夏休み中は電車をあまり利用しなかったため沙友里さんと会う機会はなかった。
沙友里「夏休みにそんなことが!青春って感じでいいなぁ~」
俺が夏休みに起きた出来事を話すと沙友里さんはそんなことをいう。
俺「それでも俺は彼女と釣り合う気はしないんですけどね.........」
俺がそう自信のないことをぼそりという。すると
沙友里「そんなことないと思うよ。今の話を聞いたところ
おそらくその子は"友達"の意識じゃないと思うんだよね~」
俺「えっ!?どういうことですか?」
沙友里「どうもこうも、青春って言われている高一の夏休みを
台地くんたちと一緒に過ごしている........つまり
過ごしたいから一緒にいるってことだよ」
沙友里さんの言葉に俺は時間をかけてことを飲み込む。
俺「そう言いますが、彼女はあくまで"友達"としか見ていない気がします」
沙友里「まあ私たちがここで話しても答えは出ないから
直接聞いてみたら?もしそれで"友達"としてじゃなくて
"異性"として意識してもらえているなら勝ちだしさ」
沙友里さんはそう言って電車から去っていった。
沙友里さんが去って行ってから俺は考える.........
"友達"と意識されていても"異性"として意識してもらえているのだろうか........
俺が勝手に片思いをしているだけであってそれはない気がする........
もちろん答えは出るはずがなく電車は学校の最寄り駅へ到着。
その後、いつも通り授業を受ける。そして6限目。
9月の半ばということもあり話は体育祭の話へと移り変わっていった。
そこで、体育祭実行委員会を決めることになった。
中学でも体育祭実行委員会はあったが高校でもあるんだな。
まあ、俺はやるつもりないけど........
先生が"誰かやってくれる人はいないか"と呼びかける。しかし誰も
手を上げようとする人はいなかった。すると.......
安芸「先生!台地がいいと思います。責任もありますしなんたって
最後まで頑張っている姿を何回も見てきたので!」
俺が慌てて止めようとするがすぐに立美さんが
立美「私も安芸の意見に賛成です!」
そう言う。立美さんもなんでっ!?俺が驚ていると
先生「ほう台地、二人はそう言っているがどうだ?やる気はないか?」
俺「えっと........わっ........わかりました。やります」
先生「よしっ!任せたぞ!それで女子の方は誰かやる人はいないか?」
こうやって言われてしまうと引けに引けなくなってしまう。
そして先生が女子の方に問いかけると一部の女子グループが何やら
話始めた。さっきまでそんなことなあかったのにな........
するとその女子グループが一人の女子に"やれ"と言っている。
そしてその女子は"えっ"みたいなことを言いながら手を挙げる。
先生「おっ、じゃあ女子の方は朱里さんにお願いします。
これで体育祭実行委員が決まったが他の人も
なるべく二人に協力するようによろしく頼むよ」
その日の放課後、俺は立美さんと一緒に話していた安芸のところへ行く。
俺「安芸と立美さん、なんで俺を体育祭実行委員に?」
すると二人を目を見合わせてこう言った。
安芸「確かにお前がやりたくなさそうなことは知っていた。
でもな........青谷さんが体育祭実行委員に入るって聞いてな」
さらに詳細を聞くと立美さんが青谷さんと話しているときに
青谷さんから体育祭実行委員に入ることを告げられたそうだ。
もちろん青谷さんが立美さんを誘っていたそうだ。
そしてそれを安芸に伝えて今に至るということだ。
正直、いじりのつもりで俺を任命させたものだと思っていたので
二人とも俺の恋愛に協力してくれていることに心から感謝した。
そして翌日の放課後........俺と宮本さんは資料室に集められた。
体育祭実行委員の連絡があるとのことらしい。
宮本さんはクラスの中でも静かな方であまり話したことがない。
さっき"よろしく"と言われて俺もそう返したくらいだ。
体育祭実行委員を決めるときに一部の女子が何か言っていたが
あの女子グループに彼女は所属する。
宮本「あのっ.........体育祭楽しみですね!」
同級生なのにもかかわらずそう敬語で言う宮本さん。
俺「えっと........ああ、そうだね」
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それでは次回お会いしましょう!アオでした~!




