表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/42

#21 夏祭り~後編~

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「あの人は高嶺の花」をどうぞ!

四人で合流して再び会場を回っていく。

輪投げやスーパーボールすくい、千本引きなどなど........

食べ物を片手にいろいろなところを回る。

青谷さんの表情を見るととても楽しそうな感じだ。


あっという間に時刻は20時すぎ。

安芸「そろそろ花火が打ちあがるようだから場所を移動しよう」

という安芸の提案によって俺たちは少し人通りが少ないところへ移動。


俺「ここ、めちゃくちゃ静かだね」

安芸「ああ、数年前から俺はずっとここで花火を見ているからな」

まさにここは花火を見るのにうってつけな場所だ。

それに町を見下ろせて町灯と花火が見える。


しばらく話さずに待っていると"ひゅ~"という音が聞こえる。

俺たちはその音の方向に視線をやり花火を見る。

花火が打ちあがった後に遅れて音がやってくる。


気が付けば安芸と立美さんは隣に座っていた。

カップル特融の甘いあの空気があたりには漂っていた。

何かを察したのか青谷さんが立美さんのところから去り

俺の隣へと場所を移す。もちろん俺の心臓はバクバクだ。


誰も何も話さず花火を見ている。ただ.........俺だけは

隣にいる青谷さんを横目で見ていた。

花火が打ちあがるたび青谷さんの顔の美しさがわかる。


俺が地面に置いた手を少し移動させると青谷さんの手と触れる。

いきなり触れたことにびっくりして青谷さんがこちらを見る。

それにドキッとして俺はとっさに

俺「ごっ.........ごめん」

青谷「だっ.......大丈夫だよ」


こんな会話をする。触れ合ったのが少し気まずくなり俺は

青谷さんから目線をそらす。やばい........心臓がはちきれそう........


青谷さんの奥を見ると安芸と立美さんは手を握り合っていた。

あぁ.........なんだか言葉には言い表せないような感情になる。


そしてそんな甘いような気まずいような空気は去っていき

花火はついに最後のフィナーレを迎えようとしていた。

すると青谷さんがぽつりとつぶやく。

青谷「綺麗.........」

その言葉に俺は青谷さんを見る。静かにそうつぶやく青谷さんの方がきれいだ。


フィナーレも終わり会場から去る人がちらほらと目立ち始める。

少し余韻に浸った後安芸が俺たちに

安芸「よしっ!帰るかっ!」

と言う。名残惜しい気持ちもあるが俺たちはその場をあとにした。


帰る途中、やっぱり安芸と立美さんは仲良しカップルで手をつないで

俺たちをおいていく。それだけ見ると良い光景なのだが........

さっきの手のこともあってか俺と青谷さんはそれから何も話していない。


最初は手が届かないと思っていた青谷さんだが、この夏だけでたくさん遊んだ。

はたから見たら少し幼稚な遊びかもしれないがそれでも俺はよかった。

青谷さんと一緒に過ごすことができたのだから。

でもその夏ももう終わってしまう。夏休みが終わればこんな感じで

遊ぶことはできないのかもしれない。それだけが心残りだ........


青谷「この夏さ、この四人で遊ぶことができて本当に楽しかったよ」

青谷さんが俺の気持ちに気が付いたのかわからないがそんなことを言う。

青谷「これまで夏休みでもここまで友達と遊ぶことはなかったから........」

青谷さんは一呼吸おいて言う。

青谷「だからこれからもよろしくね」

そういう青谷さんの顔は笑顔で満ちていた。


立美「もちろんだよ!朝日ちゃんは私たちの友達だから!」

青谷「でも私より彼氏の方が大事なんでしょ........」

少しすねたように言う青谷さん。俺はそれが面白くて笑う。

そしてあたふたする立美さん。それを見て.......

青谷「冗談だよ。これからもよろしくね!」

そんなこんなでとても楽しかった夏祭りはとうとう終わりを迎えてしまった。


翌日、今日は始業式だ。9月に入ったが当たり前のように夏同然の暑さがある。

結局、あの後告白に踏み出すことはできず今日にいたる........

安芸「お前さ.........また青谷さんが付き合い始めるかもしれないよ?」

俺「それはわかっているけど........でも、青谷さんとは釣り合わないし.......」


いつもこんな恋愛の会話だ。

安芸「だから、その"釣り合わない"を無くすために夏休み一緒に過ごしたんだ。

   今のお前なら釣り合わないことはないだろう。

   それに青谷さんはそんなこと気にしていないと思うぞ」

安芸がそういっていると安芸の彼女である立美さんが話に入ってくる。


立美「そうだよ、朝日ちゃんそんなの気にしていないよ」

俺「そうは言っても.........ってなんで立美さんがこの話に!?

  もしかして安芸.......話したのか?」

安芸「話していないぞ?なぁ?」


そう言って安芸は立美さんに視線を送る。

立美「うん、ただ私がなんとなく北山くんが朝日ちゃんのことを

   好きなのは知っているよ」

なんだって......俺そんなにわかりやすいのかな.....

一応、隠していたつもりなんだけど.......

読んでいただきありがとうございました!

ブックマークや評価を付けてくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ