表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/42

#19 海~後編~

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「あの人は高嶺の花」をどうぞ!

遊ぶのに夢中で何も食べていなかった俺たちは二人と合流して

海岸に出ている屋台で昼ご飯にすることにした。


立美「二人ともごめんね。私が泳げないばかりに」

立美さんは俺たちに謝る。少しムカついていた様子の青谷さん

だったがさすがにそこまで怒っていないようで"大丈夫だよ"と言っていた。

俺は立美さんにむしろ感謝したいくらいだ。


そしてそのタイミングを見計らったように安芸が近づいてきて

安芸「俺は彼女といたからわからなかったが二人はどうだった?」

明らかににやにやしながらそう聞いてくる安芸にあきれる俺。

俺「どうだったって.......さっ.......最高だったよ」

安芸「だよな。好きな女子と海で遊ぶなんてアニメの中くらいだからな」


まるで狙っていたかのようにいう安芸。

青谷「あっ!おいしそう!」

そう言って青谷さんがかけていく方向には焼きそばの屋台があった。

安芸「焼きそばか、いいな!みんな昼はこれでいいか?」

安芸はそう聞いて俺と立美さんはうなずく。


買ってきて空いていたビーチパラソルの下で食べ始める。

青谷「緋色ちゃん、午後は一緒に遊べる?」

立美「うん!だいぶ慣れてきたから」

そう楽しそうに会話する青谷さんたちは学校では見せない

意外な一面を持っていて来てよかったなと思えた。


食べ終えた俺たちは再び海に入った。今度は四人でだ。

安芸はどこからか持ってきたビーチボールを使って遊んだ。

本当に青春の一ページというような感じだった。

暑さのピークと言われている二時になってもずっと水の中にいるからか

それとも遊んでいるからかわからないが"暑い"とは感じなかった。


そして遊ぶこと数時間後........少し日が落ちてきた俺たちはそろそろ

帰ることになった。着替えを終えてビーチパラソルで待っていると

青谷「お疲れ様!あれ、阿島さんは?」

俺「安芸ならジュース買いに行ってくるって」

青谷「そうなんだ。横いい?」


その顔に少しドキッとしながら俺はうなずく。

だいぶ日が落ちかけていて海に入っている人は少なくなってきた。

青谷「めちゃくちゃ楽しかった。私、泳ぐのが好きでよく海とか

   プールに行ったりするんだけどここまで楽しかったのは

   あまりなかったんだよね」


そう言ってくれる青谷さんに俺はうれしかった。

俺「そうなんだ。俺は特別海やプールに行くってほどでもないけど

  青谷さんと同じでめちゃくちゃ楽しかったよ」

俺がそういうと"フフフッ"と笑い青谷さん。すると後ろから

立美「おっ!何々、二人ともカップルみたいだね」

と茶化す立美さん。それに対して"も~"と言いながら笑う青谷さん。


青谷「私、彼氏と別れたんだよね.......」

さっきまでとは一変、少し悲しそうな声で話始める青谷さん。

青谷「彼氏が浮気していたみたいでさ........偶然その場を見ちゃって......

   めちゃくちゃショックで.......」

青谷さんはその光景を思い出してしまったのか涙が頬を伝る。


青谷「でも、そんな私に優しく接してくれる緋色ちゃんと

   こんなにも楽しくしてくれた北山くんと阿島さんが

   私の友達でよかったって思って......」

その言葉にうれしかったのか立美さんが青谷さんを抱きしめる。


立美「うん.......嫌なことも忘れちゃうくらい朝日ちゃんは

   楽しめたよね。私はそれで充分だよ」

そう言って見ていてもわかるくらいさらに抱きしめる力を強める。


落ち着いた二人は海を眺める。これが友情ってやつか........

そうしんみりとしたムードをぶち壊すかのようにして入ってくる安芸。

安芸「ごめんごめん、自販機が少し混んでいてさこれ三人分」

そうジュースを渡す安芸。ムードを壊したことは本人は自覚

していないようだがまあジュースをくれたことだし。


俺「じゃあ帰りますか!」

そう言って俺たちは駅へ向かう。行きはそれぞれで来たが帰る方向が

全く同じなのでみんなで帰ろうということになった。


朝ほどではないが真夏なので夕方でもムシムシする。

というかこの時間帯が一番不愉快な気温かもしれない。

そんなことを思っていると電車が来た。

電車に乗り向かい側に座っている立美さんたちを見ながら安芸が小声で話す。


安芸「青谷さんの心情は複雑だと思うが告白したらどうだ?」

俺「お前も今言ったけど彼女の心情が複雑な今それをさらに

  複雑にするのは避けたい。だからまだだ」

安芸は"そうか"と言って目線を外に移す。


青谷さんは遊び疲れたのか立美さんの肩で寝ていた。

立美さんはそれを見て微笑んで安芸と同じく外の景色を眺めていた。


数十分後、俺たちの家の最寄り駅に着いた。俺と安芸は

青谷さんを起こさないように挨拶をして電車から出る。


安芸「ん~!疲れた~」

安芸は伸びをしながらそういう。まあ往復だけで約1時間程度

電車の中にいたからな。

俺「じゃあ俺はこっちだから。また夏休み明け後!」

安芸「わかった。じゃあね~」


そう言って俺たちはそれぞれの家の方向へと分かれて行った。

読んでいただきありがとうございました!

ブックマークや評価を付けてくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ