#15 動揺する姿.......
皆さん、こんにちは!アオです!
それでは「あの人は高嶺の花」をどうぞ!
会計を済ませて俺たちはカラオケをあとにする。
安芸「俺は、立美さんと寄り道するからお前は青谷さんとどこか行け」
そう俺に耳打ちをして安芸は立美さんの方へと向かって行った。
俺「あっ.......青谷さん今から少し時間ある?」
青谷「大丈夫だよ!」
そう声をかけたもののどこか寄る場所が思い浮かばず俺たちは
適当に散歩することにした。
青谷「今日は誘ってくれてありがとう。あまりこうやって友達と
遊ぶことはないからさ、楽しかったよ!」
そう言って笑顔を見せてくる青谷さん。
俺「よかった。安芸からの提案でさ........俺もこうやって女子と
遊ぶ機会がないから楽しかったよ」
そういったがなんだかめちゃくちゃ変なことを言った気分に
なって俺はとっさに"変な意味じゃないから"と付け加えた。
青谷「わかってるって」
そう笑いながら答える青谷さん。こうやってしゃべっているだけで
彼女の笑顔を見ているだけで俺は幸せだ。
三十分くらい散歩しただろうか。そろそろだと思い俺たちは
帰る方向へ向かう。駅へ着くと青谷さんと方向が違う俺は
青谷さんと別れて一人電車が来るのを待つ。
ほんの少しだけ"告白したかった"という後悔があるが
だめだ。絶対振られるに決まっている。それに振られた後の
気まずさが半端ないくらいは知っている。
そんな気持ちを抱えながら俺は来た電車に乗る。
電車の中ではもちろん小説を読み始める。
でもあのカラオケが楽しすぎたせいか俺はずっと上の空。
そして学校の駅を出発してから数分後、メッセージアプリに通知が。
安芸からのメッセージ。俺はそのメッセージに微笑む。
安芸【お前、青谷さんとはうまくいったか?まあ、お前のことだから
告白こそしていないと思うがな.........
俺は立美さんと付き合うことになりました!】
俺【完全に俺の心を読まれているな。おめでとう】
そう返信をして俺は小説を閉じ外に景色に目を向ける。
やっぱり安芸と立美さんはお似合いのカップルだなと思いながら
俺も青谷さんとそんな関係になれたらな........なんて思う。
翌日、いつも通り学校へ登校していると早速カップルになった
安芸と立美さんが一緒にしゃべっているのが見えた。
邪魔しちゃいけないなと思った俺は彼にあいさつをせず
HRの準備を進める。
その日の昼休み、俺が一人で飯を食っていると.......
安芸「一緒に食べようぜ」
と安芸が誘ってきた。
俺「いいけど、彼女の方は大丈夫なのか?」
安芸「友達と食べてくるって言っていたから大丈夫だよ」
そして安芸はあの後あった出来事を俺に話していく。
まるで馴れ初めの話を聞いているようだ。
一通りしゃべった安芸を見て俺は笑う。
俺「まあ安芸が幸せそうで何よりだよ」
安芸「そう水臭いこと言わずにお前はあの後進展あったのかよ?」
そう詰め寄ってくる安芸に苦笑いをしながら俺は
俺「別にとくになかったよ。カラオケ楽しかったよ~みたいな
たわいもない話をしていただけ」
安芸「........お前、つまらないな。もっとガツガツいけよ!」
そう言ってくる安芸に俺はまた苦笑い。
安芸「そういえば立美さんがまた四人でどこか行かないかって」
俺「でも俺たちは邪魔じゃないか?」
安芸「まさか。もちろん俺たちはカップルだが、立美さんあの後
青谷さんと気が合ったみたいでこの休日で一気に
親友になっていたらしいんだよ。それにここで誘いを受ければ
お前にも好都合だと俺は思うがな」
安芸のにやにや顔に俺は少しうんざりしながら"いいよ"と返事をする。
安芸「よしっ!じゃあ日程は決まったら連絡するわ」
そう言ってあっという間にご飯を平らげる安芸。
さらに数日後、次の授業は移動教室なため俺は廊下を歩いている。
すると.......青谷さんとその友達の会話がたまたま聞こえてきた。
女子A「朝日、付き合ったんだって!?」
女子B「えっ!?そうなの!初耳!」
青谷「うっ.......うん。つい先日」
女子A「やっぱりモテる女子って感じだよね~!」
何かに殴られたような感触が俺を襲う。えっ.......青谷さん付き合ったの......
さっきの会話が脳内でずっと再生されている。
ウソ........俺はなんとか意識を保ちながら授業がある教室へ向かう。
しかしそれからはずっと上の空だ。授業の内容も頭に入ってこない。
頭の中は会話がずっと流れているだけだ。
そしてその次の休み時間、安芸がこちらへ来る。
安芸「大丈夫か?お前の姿見ていたらずっと上の空だったが」
俺「えっ.......ああ、ごめん。ちょっといろいろとあって......
相談したいことがあるから昼休みの時間に来てくれないか?」
安芸「よくわからないが全然いいぞ。たくさん愚痴を聞いてやるから」
安芸はそう言って俺から離れていった。よかった。こういうときに
話せるような友達がいて。まあ、あいつは鈍感でちょっとおかしい
ところもあるがよい友達だ......今はそれどころじゃないな。
読んでいただきありがとうございました!
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それでは次回お会いしましょう!アオでした~!




