6 俺の【スキル】が火を噴くぜ!と言う感じの話し。
<ザッ ザザッ> 男と俺は3階から降りると、校舎の裏まで歩いて行く。
「止まれ!」男が俺に命令するので、俺は振り向いて・・
「子供思いなのだな。今ならまだ間に合うから犯罪を犯さないと【約束】しろ。」と俺は【最後】の提案を試みるが・・
「う・・うるせえ!俺は神だ!逆らうヤツは【恥ずかしい】目に合わせてやるのだ!服を脱げ・・全部だ。へへへスクールポリス様が【ストリーキング】なんかしたらクビだろうな!俺を馬鹿にした罰だ!」
俺は男に言う・・「お前。毎年教師や生徒にイタズラしているだろう?現職時代に逮捕出来なくて同僚も苦労していたぞ!」と。
事件は毎年【5月11日】に発生していた。
<女性教諭と生徒が妊娠したのだが、心当たりは無いと言うのだ>
<5月11日の午前中に、体に異変を感じたらしい>
俺は【ピン!】と来たのだが、残念ながら誕生日が被らないので【時空の行者】等といっても無力なのだと痛感したものだった。
俺は男に・・「お前の誕生日は5月11日の午前11時50分?頃なのだろう。昨日が【代休日】だから、時間の無いお前は自分の家から近い【ここ】に来るだろうと踏んでいたんだよ。マヌケめ!」
男は馬鹿にされた事で冷静さを欠いて・・<カチッ> とボウガンの引き金を引いた。
<<カチッ>> あれ・・<カチッ> 男は俺から目を逸らして【弦がピンと張ったまま】のボウガンを眺めていた。
<ガサッ> <シュン> <ゴトン> と、男の首が地面に落ちると・・
<シュワシュワ~>と・・音もたてずに・・男の体は【消滅】したのだった。
そして・・<ピコン!【トラベラー】を討伐した事により、【スキル】を奪えます。次の中から選んでください>
<【空間C】【絶倫B】【知能D】【体力F】>
俺は迷わず・・「空間だな・・ポチッとな!」と言いながら押下した。
<ピコン!新たな【スキル】を獲得しました。【ステータス】で確認して下さい。>
読者の皆様は「ウソだろう。異世界転生モノでもあるまいし!」と言いたいだろうが、本当の事なのだから仕方が無い。
++++ステータス+++
種族:ヒューマン
年齢:60歳
LVレベル:6←5(成人平均30)
アビリティレベル:【体術A←B】【剣技B←C】
MP(魔力):35←30(成人平均30)
HP(体力):35←35(成人平均30)
AGI(回避):28←27(成人平均30)
STR(攻撃力):33←32(成人平均30)
VIT(耐性):32←31(成人平均30)
INT(知性、並列思考):33←32(成人平均30)
MNP(精神力):34←33(成人平均30)
状態:最適化済み
スキル:【鑑定A←B】【索敵A←B】【言語文字A】【耐性B←C】【射撃B】
※最新取得【空間C】
固有ギフト(ユニーク・スキル)【収奪A←B】
+++++++++表示終わり+++++++
とまあ、こんな感じなのだ。
どうせ後でバレる事なので今カミングアウトするが、おれはこれまでに行者だけでも【5人】消しているのだ。