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1 エピローグ1970/9/11より。


++++エピローグ1970/9/11+++++


「うえーん!<ひっく>じいちゃん・・<ひっく>ばあちゃん・・<ひっく>」


「おい!どうした。お前も【ここ】で動けるんだな?」


「・・うん。僕は【高橋 博】<ひっく>・・5歳だよ。お兄ちゃんは誰?」


「へっへへ!俺様は【時間の旅人】芹澤様である!俺様が家まで連れて行ってやるよ。」


++++エピローグ1975/10/1++++++


「ちょっと!聞いた!隣町の芹澤君だっけ?強盗事件を起こして逮捕されたんですってよ。」


「うそ~。息子のヒロシとは10歳も年が離れているけど、よく一緒に遊んでいるみたい・・注意しないと!」


++++エピローグ1985/12/12+++++


「よう!ヒロ。大安なのに面会に来てもらって悪いなあ・・」


「芹澤先輩。ヘタうちましたねえ。」


「欲張ってロレックスを換金したのが悪かったのだな。これからは注意せねば!」


「間違っても僕の首を【チョン切る】なんて無しですよ!」


「分かっているって!俺に面会に来てくれるのはお前だけだしな。」


+++++エピローグ2005/2/11++++


「こちらの病室になります。刑事さん!取り調べでは無いですよね・・それだと院長に許可を取ってもらわないと困ります。」


「いいえ。知人に面会に来ただけです。なんなら立ち会ってもらっても構わないですよ!」


「いいえ。ごゆっくり!」


「おお・・高橋刑事様か・・俺の最後を笑いに来たのかな?<ゴホン>」


「芹澤先輩。本当に【50歳】ですか?70歳に見えますよ?」


「へっへへ!何言ってやがる・・お前だって【時空の行者】だろうが<ゴホ!ゴホ!>」


「御家族は来ないのですか?」


「ああ・・とっくに縁を切ってやった!」


<カア カア> 病室の窓から見える夕日は


 「ズズズ~ああ!うめえ。」 <カア カア>


<ゴトン> 「お宝はオメエにやるよ。」 「遠慮なくいただきます。」


「へっへへ!本当に刑事かよ。お宝の出所は知っているんだろ?」


「これでも【行者】の後輩として・・先輩には感謝しているんですよ。」


「へえ~そりゃまたどうして・・」


「俺が子供の頃に先輩が【たまたま】運悪く、9月11日生まれのオバサンの家に泥棒に入ったじゃあないですか。バッタリ鉢合わせして脅して逃げたことから逮捕されたんですよね?」


「ああ・・あれはビックリしたな。まさか【オバサン行者】も存在するとは気が付かなかったよ・・<ゴホン>」


「あの事件以来おれは【時空遊び】を封印したんです。」


「そうだったのかい。まあ俺は俺の好きなように生きて来たから後悔は無いがねえ・・」


看護婦がやって来て・・「すいません。そろそろ・・」


++++エピローグ2026/3/23++++


<ワイ ワイ> 「鈴木刑事!勇退おめでとうございます。」


「さあ!飲んでいますか!」


<ザワ ザワ> <カチン> <ドタバタ> <ワハハ>


「宴もたけなわですが!これにて・・」


+++++エピローグ2026/4/1++++++


「髙橋さん。我が小学校の【スクールポリス】としてご活躍下さい!」


<パチ パチ>


「あなた。これからも頑張ってね」


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