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⑶『上雨(じょうう)』

⑶『上雨じょうう



途轍もない引力で、人々は集合し、上雨を舞っている。待っているだけではなく、精神が固まっている。まるで氷の様な精神だから、精神の氷を溶かすためには、上雨は必要な訳である。我々の我々は、世界のどこを探したって、代替物は見つかるまい。



ぼやけた光の虚空の先に、いつぞやの、原質的崩壊があるとしたら、それこそ、ビルとビルの間の道、自然を無視した、崩落した街を、上雨によって、うるをして、美化することは、意味があるだろう。お前の知っているお前じゃないと、上雨は語る。



光の掠れた、世界の空き地にも、常時、建設はなされているでわろう、街の空き部屋から、上雨は輝いて見えるんだ。殊更に、俺は視覚が異常だったから、有無をいわさず、上雨に願ってやった、地球をうるをすように、と言う風に。

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