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⑴『上雨(じょうう)』

上雨じょうう



上雨じょうう・・・よいうるおいをもたらす雨のこと。(『雨のことば辞典』から)


気兼ねなく、自由は発想で、芸術家というものが、進んで行っても、時折降る雨によって対象への意識はそがれ、やんごとなき結末に終わるのは、甚だ、つらいことだ。無力、と言うことが現出するなら、上雨で流してやりたい。



いつかから、見慣れた風景に、とぽりとぽりと、雨が降りて来る。判断によっては、怪訝な気持ちになる雨も、今日はうまく事が運んだから、ずぶぬれになっても、かまわないという覚悟で、突き進む。俺がもし、失明したら、確かに、雨は危険だけれど。



そんな時でも、上雨なら、良い方向に俺を導いてくれるだろうから、安心して生活する訳である。一種の嫌悪さえも、取り払う様な激烈で、上雨はいつにもなく、精神をうるおしてくれる。何、常識者が残るんだ、という通説には、一応は、反論してみた。

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