表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

国会を茶番にした男たち

国会を茶番にした男1(喜劇王)

作者: 明日香狂香

 最近の国会答弁は、小説のねたにもならない。なぜなら、まともな論理のぶつかりになっていないからだ。


 アリバイも示さずに、証拠がないから自分は白だという総理が、証拠が提示されても自分が知らないことは嘘だと叫ぶ。自分は間違っていない、周りが間違っていると本気で思っているなら、自分から非を認めることなどしないからだ。これでは、どんな名探偵や名刑事でも、相手を攻略することはできない。


 議論の内容は、国政だろうが不正追求だろうがかまわないが、フィクションの登場人物には互いに守るべきルールというものがある。ルールを勝手に解釈する人物が出てきた場合、読者はその思考が理解できず、まったく共感できないものになってしまう。


 昨今の大臣たちには、共通のルールというものがない。親分の言う通り。こんな小説を誰が読むだろうか。悪役は悪いことをしているという自覚を持って、悪事を行なうからこそ、攻め入る隙ができる。善人も自分のためという後ろめたさがあるから、偽善者となる。100%他人のために行動する人間を見れば、逆に読者が自分自身の行動に後ろめたさを感じてしまうだろう。が、100%のエゴも手のつけようがないのである。


『うそつき』発言で、小学生の喧嘩だと揶揄されているようだが、あれは幼児レベルだった。テレビでは明智十兵衛で盛り上がっているが、国会はキュウベエで大騒ぎをしていた。

 とにかく、国会では何も実りの無い人格攻撃と説明拒否を繰り返す男が、ちゃっかりと内閣決議で物事を進めていく様子に、もはや国会は茶番としか映らなくなってしまった。


 独裁と毒裁。茶番は見ている分には面白いが、巻き込まれる国民には笑い事では済まされない。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ