プロローグ
「お願いだ! 一緒にSSOをやってくれ」
土下座をしながらのその声は、
僕の部屋に響きわたる。
今、土下座している彼は僕の幼なじみ中川 匠である。そして、遅れたが僕は桜ノ宮 空 匠と同じ高校1年生だ!話を戻すが、今僕は匠に土下座されている。
「どうしたの。急に?」
僕がそう尋ねると、匠は正座し語り始めた。
「空は、SSOを知っているか?」
僕も、それは、知っている。
ステージスキルオンライン 通称SSO これは、世界初フルダイブ型ギアを使ったVRMMOで今、この日本 いや、この世界で一番話題になっている。世界初のフルダイブ型ギアなだけあってお値段がヤバイ。とにかく、簡単に買える値段ではないとだけ言っておこう。ただ、一番の問題は、ここじゃない。一番の問題は、倍率である。もう、ヤバイ。とにかくヤバイ。ヤバイ以外の言葉が見つからない!
「もちろん!今すごい話題になっているよね」
「おっ、知ってるなら話は簡単だ。俺は、SSOのβテスターだったんだよ。」
それは、驚きだ!
すると、匠は大きな紙袋を持った。
「βテストの時、大会で優勝したから運営が景品としてこれをくれたんだ。だから、お前と一緒にやりたいと思ってな!」
さっきも説明したとうりギアはものすごく高い
「僕の記憶が間違ってなければギアってものすごく高くて倍率ヤバイよね」
「いいんだよ。逆に、もらわなきゃ怒るぞ」
「うっ、じゃあ貰います。」
「素直でよろしい」
そう言って匠は、紙袋を僕に渡してきた。
「忘れるところだったが、正式サービス開始は、二日後だ。キャラメイクは、サービス開始してからじゃないとできないからな!それじゃあ、俺は帰るよ。じゃあな!」
そして、匠は、帰っていった。
あと、二日か。楽しみだな
SSO