●選択の連続
『あきらめる』『あきらめない』
私はいつだって この選択をしてきた
『あきらめない』『あきらめない』
どんなに苦しくとも
どんなにつらくても
『あきらめない』『あきらめない』
どんなに切なくても
どんなに自分を押し殺したとしても
『あきらめない』『あきらめない』
何度も何度も言い聞かせるんだ
まるで それは 呪文のように
まるで それは 呪いのように
………でも
ときには『あきらめる』を選びたい
皆だって選んでいるのに どうして自分だけ頑張るの?
どうして自分だけ『あきらめない』の?
誰のために『あきらめない』の?
何のために『あきらめない』の?
それは本当に必要な『あきらめない』なの?
その選択は 本当に自分に必要なの??
*
「あきらめてはいけない」と いったい誰が言ったのだろう
その言葉にとらわれ過ぎてはいないだろうか?
その言葉を意識し過ぎていないだろうか?
どうしてそれを強いるんだ?
誰が自分に ささやき続けたんだ??
……そう感じてしまうのなら
きっともう『あきらめたい』んだ
*
『あきらめない』のは簡単なんだ
だってまた続ければいいから
疑問を抱えながら また続ければいいんだから
『あきらめる』のも簡単なんだ
だって『やめる』と言えばいいから
何をしたいか分からぬままに 何度だってやめればいいんだから
……もう
簡単に『あきらめる』のはやめたらどうだ?
簡単に『あきらめない』のはやめたらどうだ?
君に勇気があるならば
覚悟をもって あきらめて
覚悟をもって あきらめないで
君に覚悟があるならば
君が本気になるならば
君が選んだ道ならば
誰も 咎めることはない
君が選んだ道だから
君が歩む 道だから