表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
86/229

86 斜め上の魔力バズーカ

週末に投稿する予定が遅れてしまって申し訳ありませんでした。

 周囲の『さあ、早く答えろ!』という視線に背中から滝のように流れ落ちる冷や汗。特に美鈴大魔王様の突き刺すような眼光が物理的な痛みを発生させているんじゃないかと勘違いしてしまうレベルだ。絶対に大魔王様は視線だけで人の命を簡単に奪えるぞ。逆らっちゃダメだ。


 そんな戦場さながらの殺伐とした雰囲気の中でも、言い出しっぺの明日香ちゃんは妹から分けてもらったパンケーキを美味しそうに頬張っている。とんでもない破壊力の大型爆弾をこの場に投下しておきながら、後々の経過に関しては全然興味が無いらしい。さすがは我が妹と大の仲良しのはずだよ。無責任同士で気兼ねなく付き合える良い関係なんだろう。周囲は草も生えないレベルの大迷惑を被るけど、当の本人は我関せずという表情で美味しそうにパンケーキをお代わりしている。



 さあこれだけの視線が俺に集中している中で、どう答えればいいんだろう? 美鈴、フィオ、カレンの3人が納得できる回答を脳をフル回転させて必死で探すが、そんな都合のいい案が浮かぶはずないよな。そんなますます厳しい視線が突き刺さるさ中に突如救いの神が現れる。



「聡史お兄ちゃーん!」


 声の方向を振り返ると姉に連れられたナディアがこちらに向かってパタパタと駆け出してくるところだった。ナディアは俺によく懐いているんだ。御殿場のホテルでバチカンの鎧騎士の手から助けてもらって以来何かと俺の近くに寄ってくる。もしかして突如現れた白馬の王子様のようにその幼い瞳に映ったのかな? 


 実際にあの場で騎士を倒したのは美鈴だけど、ナディアは当の美鈴にはいまだに恐怖を抱いているようだ。彼女の目が怯えたような色を浮かべるたびに美鈴は精神的に立ち直れないくらいの極大ダメージを受けている。大魔王様は実は可愛い動物とか小さな子供が大好きなんだ。抱きかかえてナデナデしてあげたいのにナディアは返事もしないで怯えた表情を向けるから、どうしていいのやら途方にくれているのだった。


 そのままナディアは俺の正面からポフッという音を立てて抱きついてくる。日本に来てからずいぶん経過しているから、言葉も不自由がないくらいに覚えている。子供の順応性って本当に大したもんだな。俺は3人の視線には気づかないフリをしながら、優しくナディアの頭を撫でる。



「ナディア、魔法は上手になったか?」


「今日は魔法の氷を出せたの! それよりも聡史お兄ちゃんはお姉さんたちにイジメられているの?」


 俺を取り囲むように迫る3人を見て、ナディアの目にはその光景は俺がイジメられているように映ったらしい。3人に視線を向けると、私たちは全然そんなことはしていませんよ…という態であらぬ方向を向いてジリジリと後ろに下がっている。どうやら追及の手をこれ以上俺に向かって伸ばすのは、この場では諦めてくれたらしい。



「そんなことはないぞ。お姉さんたちと次の任務についてのお話をしていたんだ」


「そうなの?」


 首をコテンと傾けて若干疑わしそうな目をしているが、俺の言葉でナディアはひとまず納得した。ナディアちゃんはマジで天使、いや天使はカレンか。それならマジで可愛い妖精だ。お姉さんたちを真似て大人っぽい仕草をしようとするけど、それがどうにも背伸びしているように見えて様にならない所なんか逆に本当に可愛らしいんだ。実の妹がアレだから余計に可愛く映るのかもしれないけど、あやつにはナディアの爪の垢でも煎じて飲ませてやりたいくらいだ。




 ナディアのおかげで3人の追及を煙に巻いてほっとした俺のスマホが着信音を立てる。ポケットから取り出して通話スイッチを押すと、スピーカーからお馴染みの声が聞こえてくる。



「楢崎訓練生、西川訓練生とともに司令官室に来てくれ」


「了解しました」


 司令官さんのお呼び出しだ。俺はもう一度ナディアの頭を撫でてから、美鈴と連れ立って司令官室に向かう。用件は例の海南島攻略作戦に関する連絡かな?



「失礼します、楢崎、西川両名出頭いたしました」


「ご苦労、そこに掛けてくれ」


 ドアを開くと機嫌良さそうな司令官さんが俺たちを迎えてくれる。これは何かあるなと、心に浮かんだ嫌な予感を振り払いながらソファーに腰を降ろすと早速司令官さんが用件を切り出す。



「並列式魔力バッテリーが完成した。これで楢崎訓練生も心置きなく出撃できるな」


「了解しました」


 どうやら研究開発課の皆さんが頑張ってくれたようだな。俺も魔力砲に張り付いている必要がなくなって自由に出歩けるぞ。それよりもだいぶお預けになっている休暇はもらえるのかな?



「そこで出撃に先んじて魔力バズーカの性能試験を行う。2人は明後日技官たちとともに南大東島に向かってほしい」


「性能試験にしてはずいぶん遠くまで出掛けるんですね」


「何しろ威力が高いから東富士演習場でも危険と判断された。手間が掛かるが休暇の代わりだと思って楽しんでこい!」


 そうか! 南国の島で時間が取れたらのんびりできるな。しかも旅費も宿泊費も全部国防軍が負担してくれるなんてこれはラッキーだぞ! 美鈴の顔を見ると期待に輝いているようだ。



「南大東島の空軍基地がお前たちを受け入れてくれる。あちらに3泊して性能データが取れたら、近海を通る第1艦隊が回収してくれる手筈だ。そのまま合流して南シナ海に出撃してくれ」


「了解しました。しっかりデータを取ってきます」


「私は何をすればいいのでしょうか?」


「魔力バズーカの術式に不具合があった際の修正とテストの補助だ。よろしく頼む」


「了解しました」


 そうだよな。何か不具合があったら美鈴の手を借りないといけないから、2人セットで南大東島に向かうのが一番だ。そしてテストが無事に終わったらいよいよ出撃か。美鈴は一度済州島で実戦を経験しているけど、俺はこちらに戻ってきてから現代兵器を装備する軍との大きな戦いに臨むのは初めてだ。上手くいくかな・・・・・・ これは戦いが怖いとかという意味ではなくて、自分の力がしっかりと制御できるかどうかという一抹の不安だ。島ごと海に沈めてしまいました、なんてオチじゃ困るからな。

 



 司令官室を出て廊下を歩く美鈴はまるでスキップを始めそうな勢いの軽い足取りで歩いている。



「聡史君、なんだかとっても楽しみね。さっきのお話の回答はあちらに到着してからゆっくりと聞かせてもらうわ」


「わ、わかったよ」


 やっぱりまだ覚えていましたか! あの場は何とか誤魔化したけど、これはいよいよ覚悟を決めないといけないぞ。それにしてもどうしよう・・・・・・ 幼馴染としての今までの2人の関係とか、そんな過去の様々な出来事が脳裏に浮かんでは消えていく。俺の心境としては肉食獣に睨まれた小鹿のように何とか逃げ出す上手い方法はないかと相変わらずどうしようかと迷っているままだ。これじゃあいけないとわかっているんだけど、どうにも色々と決断が出来ないんだよな。このままでは優柔不断と呼ばれても反論の余地がないな。








 2日後・・・・・・


 俺と美鈴、それに数名の技官は厚木航空基地にやって来ている。滑走路に駐機しているU-4多目的支援機に搭乗してこれから南大東島に向けてフライトする予定だ。魔力バズーカと観測機材はすべて俺のアイテムボックスに入っているので、全員が小さな手荷物姿で次々に機内に乗り込んでいく。


 U-4はアメリカ製のビジネスジェットを改造して使用しているだけあって、座席はかなりゆったりとした作りになっている。輸送ヘリとは機内の雰囲気がだいぶ違うな。座席に腰を下ろしてシートベルトを締めて待っていると、まもなく離陸するというアナウンスが聞こえてくる。もちろん空軍機なのでキャビンアテンダントがいるはずもなく、機長の事務的なアナウンスだ。


 滑走路をゆっくりと動き出したU-4は次第に速度を上げて離陸していく。斜め上に傾いて上昇していく機体は想像以上に体に掛かるGが大きい。旅客機に比べると体ごとシートに強く押し付けられる感覚が非常に強いのだ。小型の輸送機でもこんな感じになるんだから、もっと速度が出る戦闘機なんかきっと凄いGが掛かるんだろうな。


 ようやく水平飛行に移って強烈な重力から解放される。窓の外を見ると真横にピッタリとF-2戦闘機が護衛に張り付いているよ! こんな間近で飛行しているF-2を見れるとは思わなかった。ちょっと感動している自分がいるぞ! 反対側の窓の外にも同じ機体が寄り添うように飛行している。空軍の戦闘機は3機で一個飛行隊だから前か後ろにもう1機いるんだろうな。護衛戦闘機が3機も一緒に飛行しているなんて、ちょっとしたVIP待遇じゃないか。


 F-2戦闘機は海上艦攻撃を主目的に作られているが、実は空中戦や陸上目標の爆撃にも十分な性能を発揮するマルチロール機だ。ステルス機が主力になった今でも十分現役で頑張っている。後継機が間もなく配備されるらしいけど、優秀な機体だから長く頑張ってほしいな。



 時速800キロ程度の巡航速度で飛ぶU-4は3時間程で南大東島に到着する。結構距離があるんだな。地図で見たけど、この島は沖縄本島の東海上400キロにあるサンゴ礁でできた島で、北大東島、沖大東島以外は付近に陸地がない絶海の孤島と呼ぶに相応しい。これはウイキペディア先生が言っていたからたぶん本当だろう。


 無事に滑走路に着陸してU-4から降りると、もう11月が近いというのに日差しが眩しいくらいだ。気温も25度くらいあるのかな。肌に纏わり付くような潮風がかえって心地いいぞ。肌寒さを覚えるようになった富士とは大違いの気候だな。


 周りを海に囲まれているけど、いわゆる潮の香りというのは全然しない。実は本土の海で漂ってくる潮の香りというのは海草が腐った匂いなんだ。コンブとかワカメが発しているんだけど、サンゴ礁のこの島には海草が生息していないから、多くの人が潮の香りと思い込んでいるあの独特の香りがない。


 その代わりに空はどこまでも青く、海は自然の美しさにひれ伏しなさいと言わんばかりのコバルトブルーの世界だ。見ているだけで何でも許しちゃう気持ちになってくるな。南の島の景色は雄大すぎるよ!




 航空基地の宿泊施設に一旦荷物を置くと、全員がミーティングルームに集合する。これからの予定の説明があるそうだ。



「この後だけど、今日は移動だけで試験は明日行う予定だ。幸い天候も波の具合も安定しているようだから問題はないだろう。明日の朝6時に港から船に乗り込んで、南に150キロの位置にある沖大東島に向かう。ここは国防軍の射爆場で無人島だから、気兼ねなく魔力バズーカを発射できるよ」


 なるほど、性能試験はこの島じゃなくて別の場所でやるのか。まあそうだよな、こんな人が大勢住んでいる小島であんな物をぶっ放すわけには行かないだろうし。ということで明日は現地には船で向かうんだな。今日はまだ時間があるし、美鈴と一緒に島内をブラブラしてみようかな。ということで俺と美鈴はミーティング終了後連れ立って島巡りに出掛けるのだった。もちろん美鈴は大喜びで俺と一緒に出掛けたのは言うまでもなかった。




 翌朝、日の出の時間に本日のテストに参加するメンバーが港に集合している。接岸しているのは佐世保基地を出航したはやぶさ型ミサイル艇『しらたか』だ。美鈴は済州島に向かう時に輸送艦『ひゅうが』に乗ったと言っていたよな。あの時は心底羨ましく思ったけど、今度は自分がこうして海軍の艦艇に乗れると思うとワクワクしてくるな。


 ちなみにはやぶさ型は200トンという遠洋漁船並みの小柄な船体ながら、76ミリ単装砲や対艦ミサイルを搭載した結構な重装備の艦だ。おまけに最大船速44ノットを誇るので目的地まで2時間ちょっとで到着できる。船内は余分なスペースがなくて狭い印象だけど、いざ出航するとその快速ぶりに驚くな。あっという間に南大東島が見えなくなるぞ。


 やがて沖大東島が水平線の先に見えてくる。無人島なのでこの島の方がより絶海の孤島という雰囲気がしてくるな。島の南側に足場が組んであって、どうやらそこから魔力バズーカを発射するようだ。だけど島の周囲には『しらたか』が接岸可能な岸壁がないので、俺たちはモーター付きのゴムボートに乗り込んで上陸を果たす。


 俺たちが足場の上で準備をしている間に『しらたか』は島の反対側に回りこんでその船体が視界から消えていく。魔力バズーカの爆発の余波を食らうと転覆の恐れがあるからな。そして今回標的になるのは沖合い15キロに曳航されてきた廃船となったフェリーだ。たぶん1万トンくらいの大型フェリーだけど、引き取り手がなくて国防軍が今回の標的のためにタダ同然で譲ってもらったそうだ。



「楢崎訓練生、用意はいいか?」


「いつでも発射可能です」


 俺は両手に抱えた魔力バズーカに視線を落とす。上空にはこのテストの模様を記録しようと観測機が旋回している。精々いい画を撮ってもらいたいな。



「それではまずは上空に向かって2発発射してくれ」


「了解しました」


 足場の上に立っている全員が美鈴のシールドに包まれたのを確認してから、魔力バズーカを肩に担いで彼方の空に向ける。装填スイッチを押すと俺の体内から魔力がバズーカに流れ込んでいく。自動的に5万で魔力の流入が停止するように術式が組んであるので、装填はほんの一瞬で完了する。



「魔力装填完了! 空に向けて発射します!」


 俺が引き金を引くと、体に何の反動も感じないままに砲口から白い光の塊が飛び出していく。だがその塊は魔力銃や擲弾筒とは桁違いの大きさとエネルギーを秘めている。そのまま魔力弾は音速を超える甲高い音を響かせながらあっという間に虚空に消えていった。魔力バズーカ初の発射は成功といっていいだろうな。



「西川訓練生、一旦点検してくれ」


「了解しました」


 美鈴の目が砲に組み込まれた術式に不具合や破損箇所がないかを確認している。俺が見ても何がどうなっているのか全然わからないけど、魔法の第一人者の美鈴は細かな不具合も見逃さないだろう。



「問題ありません」


 美鈴からオーケーが出たので、俺はもう一度魔力バズーカを肩に担ぐ。同じ手順を繰り返しては再び美鈴が点検するという作業の繰り返しだ。



「念のためにもう一度空に向かって発射してみよう」


 当初は2発の予定だったが、さらに念入りにもう一度空の彼方にバズーカを放つ。どうやら問題はないようだな。さすがは大魔王と大賢者の謹製だけのことはある。飛び出していく魔力弾のエネルギーといい、これは申し分のない出来だ。



 そしていよいよその時がやって来る。標的船に向かって魔力バズーカを発射する本日のメインイベントが到来する。技官の責任者は『しろたか』や上空を旋回する観測機と念入りに安全確認を行っている。爆発の規模をシュミレーションしてはあるものの、実際の所は何があるか予想が付かないということだろう。



「周囲の安全確認完了だ。楢崎訓練生、標的船を破壊してくれ。各員閃光防御のバイザーを降ろせ!」


「了解しました」


 俺は魔力バズーカを沖合いに浮かぶ大型フェリーへと振り向ける。照準機に従って狙いを設定すると、魔力を充填して息を止める。そして照準機の中でフェリーがちょうどど真ん中に来た時に引き金を引く。


 水平に発射された魔力弾が甲高い音を響かせながら直進する。15キロ沖の目標到達までは10秒ちょっとだ。俺の視界の中で突如フェリーが目も眩む閃光に包まれる。眩い光の中で船の上部構造のマストや煙突がゆっくりと空に向かって持ち上がっていくような光景が遠くに視認出来る。付近の海水が蒸発して夥しい水蒸気の雲が上空に向かって恐ろしい勢いで巻き上がる。そして遅れてやって来る轟音が耳を劈く。


 ようやく閃光と水蒸気の雲が晴れた時には沖合いにはフェリーの姿は陰も形もなくなっていた。1発の魔力弾で消失したらしい。



「了解した。協力に感謝する」


 技官の責任者が観測機と連絡を取っているようだ。彼の表情は目標としていた威力を達成できたのかどうか微妙な様子を浮かべている。



「熱量のみの暫定的な結果だが、TNT45トン規模という観測結果が出た。半径500メートルの周囲を完全に破壊する威力だ」


 あれっ? 予定は15トンとか言っていなかったかな? 予定の3倍になっているのは気のせいだろうか? 技官の皆さんが張り切りすぎて、そのノリで美鈴とフィオが調子に乗ってしまったのか? この爆発規模はかなりヤバくないだろうか。



「美鈴、エラい物を作り出したな」


「私は想定どおりの威力にしたつもりよ。聡史君の『破壊神』の力が威力を引き上げているとしか説明のしようがないわね」


 どうやら美鈴自身もこの結果に呆れているようだ。俺の力がどう作用しているのかは詳しい解析結果を見ないとなんとも言えないけど、取り敢えず背筋に寒いものを感じる。これを実戦に投入するのは危険すぎるだろう。


 こうして沖大東島でのテストは相変わらず斜め上の結果で終了するのだった。 




 

次回はいよいよ海南島に向けて出撃・・・・・・ はないかもしれません。そこまで行き着けばいいのですが。投稿は週末の予定です。でももしかしたら明日も連日の投稿が出来るかもしれません。あまりアテにしないで待っていたください。


そして今回の投稿が遅れてしまった最大の理由ですが、実は突然思い立って新しい小説の執筆を開始してしまいました。この小説の他にもまだ連載中の作品が2つあって、そのうちひとつは完結間近にも拘らず、こうして自分を苦しめるかの如くに新連載を開始してしまうという愚かな行為です。


わかっています、ええ、自分が大変な思いをするのは重々承知なんです。でも思い立ってしまったんですよ! 自分がドMでもない限りは普通こんな無茶はしないですよ。


ということで新しく執筆を開始した作品をこの場でご紹介させていただきます。タイトルは【担任「この中で勇者は手を上げてくれ」-俺以外の男子全員の手が上がったんだけど、こうなったら開き直るしかない!】でございます。ちょこっとだけローファンタジーランクにも掲載されたので、もしかしたらすでに知っている方もいらっしゃるかもしれません。


なぜか勇者を育成する学校に紛れ込んでしまった主人公が奮闘する現代を舞台とした作品になります。なぜ勇者だらけの学校なんかが作られているのか、それはぜひとも作品をご覧になってください。きっと納得してもらえると思います。


贔屓目に見ても単純に面白いです。まだ4話までしか投稿していませんが、ぜひとも一度目を通してみてくださいませ!


改めて作品タイトルとURLを下に張っておきます。



【タイトル】


担任「この中で勇者は手を上てくれ」-俺以外の男子全員の手が上がったんだけど、こうなったら開き直るしかない!


https://ncode.syosetu.com/n7916fj/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ