204 あまりにグダグダで……
誘拐された父親の救助のため、ヘリに乗り込んだ聡史たちは……
ヘリは大宮駐屯地に到着して、俺たちは一旦機外に降りていく。
ちょうど昼時の時間に差し掛かっているため、腹を減らした妹は一目散に食堂に向かって走って、その姿は俺の視界から一瞬で消え去った。父親の安否が不安視されているにも拘らず、食事を我慢するという発想は、我が妹には存在しないらしい。
初めてやってきた大宮駐屯地は、大宮駅から直線で1キロという市街地のど真ん中にある、比較的こじんまりとした施設だ。この駐屯地には、普通科連隊の他に化学学校、化学教導隊、中央特殊武器防護隊が置かれており、都市部への化学テロに対応する即応部隊の拠点となっている。
さて、俺たちがこの駐屯地に降り立ったのは、何も妹の食事のためではない。俺のスキルで父親の行方を探査しているのだが、ヘリの機内では全然役立たずだったのだ。ヘリでの移動速度が高速なうえに、父親を拉致したグループも車で移動しているため、双方の位置関係の変化が速すぎて、俺の頭脳が対応しきれなかったことが原因だ。
やむなく小部屋を用意してもらって、サンドイッチを片手に精神を集中している。こうして落ち着いて父親の魔力マークに精神を集めていくと、おぼろげな反応の手応えが返ってくる。地図で照らし合わせてみると、宇都宮を通り過ぎて、東北道をさらに北上している様子が伝わってくる。
ようやく父親の行方に繋がる手掛かりを再度手にしてホッと一息ついていると、部屋のドアをノックする音が聞こえてくる。
「どうぞ」
「聡史君、探査は終わったかしら? お昼をもらってきたわよ」
「美鈴、わざわざすまないな」
美鈴から手渡されたトレーを受け取ると、大急ぎで腹に詰め込んでいく。サンドイッチを食べたばかりだから、それほど腹は減っていないが、食べられる時には無理にでも詰め込んでおくのが、俺たちの戦いの基本だ。妹の例ではないが、エネルギーが切れて力が出せないのでは、それこそ話にもならないからな。
人によっては、戦いの前には食事をセーブするというケースもあるようだが、それは腹部にダメージを食らった時に胃の中身をぶちまけないようにするための配慮に過ぎない。俺たちのように、ダメージを考慮に入れずに戦う人間にとっては、そのような配慮など無用の長物だ。
食べられる時には、思いっきり腹を満たす!
これは、異世界で学んだ教訓といえよう。森の中などでは、ひっきりなしに魔物が襲い掛かってくるから、場所と時間を決めて準備をしっかり整えないと、食事もままならなかったからな。ただし俺たちの場合は、美鈴とフィオが結界を展開してくれるから、さほどの気苦労はなかったんだけど。もし、一般的な能力しかもっていない冒険者だったら、食事や睡眠時にも見張りを立てたりしながら、四六時中緊張を強いられていたのは間違いないだろうな。
5分でトレーの上にある食事を食べきると、俺は美鈴に向き直る。
「犯行グループは、東北道の宇都宮近辺を走行中で、どこまで北上するのか、今のところまだ不明だな」
「そうなのね。だったら、次は宇都宮駐屯地に着陸して、再び行き先を探査するのが上策ね」
「そうしよう。さあ、すぐに出発するぞ!」
こうして、俺たちは再びヘリに乗り込んでいく。妹はどうやら普段の量を食べきって満足した表情だが、明日香ちゃんは、デザートに添えられていたヨーグルトを機内に持ち込んでいる。俺たちの焦る気持ちをよそに、美味しそうに食べているよ。まったく、暢気なものだな。その隣では、妹が口を開いて寝ているし…… いくらなんでも、緊張感に欠けていないか?
若干危機感に欠ける面を感じつつも、ヘリは離陸して宇都宮へと向かう。大宮から宇都宮までは、直線で約40キロ、ヘリの速度だと離着陸を含めて30分もしないうちに到着する。
急いで父親の行方を掴もうとしてヘリを降り掛かった俺の足が止まる。ふと座席を見ると、妹と明日香ちゃんがもたれ掛かるようにして、まだグッスリと眠っているのだった。この二人は、何をしにここまで来ているのだろうか? 脳裏に浮かんだそんな疑問を振り払うように軽く首を振ると、美鈴にこの二人のことを託そうと決定する。
「美鈴、さくらたちを頼んだ」
「任せなさい! さくらちゃん! シュークリームがあるわよ!」
「目が覚めたんだよぉぉぉ! 美鈴ちゃん! 美味しいデザートの気配がするんだよ!」
「はい、これを食べてしっかりと目を覚ましてね。それから、お隣の明日香ちゃんも起こしてもらえるかしら?」
「おや? こんな場所で明日香ちゃんはグッスリと寝ているねぇ! この非常事態なのに、呆れて物が言えないよ!」
「さくらちゃん、ブーメランが突き刺さっているわよ」
「美鈴ちゃん! 銃弾でも掴み取るこのさくらちゃんに、ブーメランごときが刺さるはずないんだよ! それよりも、明日香ちゃんは目を覚ますんだよ!」
ダメだ! こいつは何もわかっちゃいない!
妹が肩を揺すると、明日香ちゃんが薄っすらと目を開いて、周囲をキョロキョロしている。頭が状況に追いつくまでに相当な時間を要するんだよな。毎度の出来事だから、俺としては諦めの境地だけど……
「さくらちゃん、ここはどこですか?」
「そんなことは、私も知らないよ! 細かいことはどうでもいいんだよ!」
大事なことなんだから、誰かに聞こうな! お前の父親の重大な危機なんだぞ!
「二人とも、シュークリームをあげるから、早くヘリから降りましょうね」
「「ハーイ!」」
保育園か! 見ろ! カレンも苦笑いしているぞ!
兎にも角にも、眠っていた二人を無事に起こして、俺たちは宇都宮駐屯地に降り立った。俺はすぐに落ち着ける小部屋を用意してもらって、魔力マークの探査に取り掛かる。
おや? どうやら移動している車は、高速道路を外れたようだな。地図と照合すると、那須インターから一般道に入って、那須高原方面へと向かっているようだ。
となると、この先、俺たちがどうするかだな。ちょっと美鈴と相談してみようか。彼女は、俺の邪魔をしないように廊下で待っているはずだ。
「美鈴、相談したいから、中に入ってもらえるか?」
「ええ、すぐに行くわ」
ドアから顔を出して、廊下で待っていた美鈴に呼びかけると、彼女はすぐに室内に入ってくる。普段ならば、こうして二人っきりになると素に戻るのだが、現在は非常事態ということもあって、緊張感を保ったままの表情をしている。妹と明日香ちゃんには、爪の垢でも飲ませてやりたいな。
「美鈴、犯行グループが乗っていると思しき車は、那須高原方面に向かっている。ここから先、俺たちは車で追跡するのがいいか、このままヘリで追跡するのがいいか、意見を聞かせてもらいたい」
俺は地図を見せながら、美鈴に大まかな方面を伝える。彼女はしばらく地図を眺めていたが、何らかの決断を下した表情で、俺の目を真っ直ぐに見つめてくる。
「そうねぇ…… 仮に犯行グループのアジトが那須の別荘地にあるとしたら、車で向かうのも悪くはないと思うんだけど、時間的なロスが惜しいわね。このままヘリで追いかけましょう!」
「そうか、わかった! ヘリの燃料給油に少々時間がかかるから、しばらくこのまま探査を続けて行き先を絞り込んでいく」
「そうね。私は廊下で待っているから、何かあったら声をかけてもらえるかしら?」
「よろしく頼む」
こうして、俺は再び一人になって、魔力マークを追いかける作業を継続する。富士や大宮で探査した時と比べると、双方の距離が接近した分だけ、頭の中に表示されるマークが、はっきりと映っているな。その時、俺のスマホが着信を告げる。
「こちら楢崎中尉です」
「手掛かりは掴んだか?」
声の主は、司令だ。電話越しにも、その厳しい表情が伝わってくる。
「現在、宇都宮駐屯地にてヘリの給油を行っております。犯行グループは、那須の別荘地方面に向かっており、現在行き先を絞り込んでいます」
「そうか、こちらからもいくつか情報を提供しよう。まずは中尉の実家に向かったフィオ少尉の報告では、特に異常はないそうだ。貴官の母親については、フィオ少尉から事件の概要を説明済みだ」
「ありがとうございます。実家が無事で一安心しました。フィオには、引き続きよろしく伝えてください」
「わかった、伝えておく。それからもう一つ、マリア訓練生が得た情報だ」
「なんでしょうか?」
「ヨーロッパで活動していたフリーの帰還者の行方が、現在わからなくなっている。マリア訓練生の話によると、モサドとの繋がりが疑われるらしい。通称デューク=ドラガンと呼ばれている」
「モサドだって! 背後にイスラエルがいるということですか?」
これは驚いたぞ! 今まで日本と何の関わりもなかったイスラエルが、なんでまた急に日本に手を出してくるんだろうな? その目的が、全く不明だぞ!
「まだ確実とは言えない情報だから、現段階では特別考慮に値しないが、可能ならば関係者を捕らえて、背後関係を聴取したい」
「了解しました。犯行一味を、なるべく生きたままで確保します」
「無理はしなくていいからな。それでは、中尉に任せるぞ」
「ありがとうございます。責任をもって解決いたします」
まいったな、犯行一味を生かしたままで確保するのか…… ますますハードルが上がった感があるぞ。まずは、妹に念入りに釘を刺しておかないと、一撃で確実に敵を葬るだろう。それから、大魔王様にもしっかりと理解してもらおう。そのままにしておくと、真っ白な灰になるまで燃やしてしまうからな。それにしても、これは中々頭の痛い問題だ。
おっと、そうだった! 父親の行方を探査中だったな。もう一度精神を集中すると、今度は魔力マークが一点に留まっている。どうやらアジトに到着したようだな。やはり、別荘地の一角にアジトを構えているようだ。
おそらくここが中継地点で、補給や要員の増強、休養などを経て、別の場所に移動するつもりだろう。こんな内陸の山中では、周囲を取り囲まれてしまったら、どこにも逃げ場がないからな。ここで一旦車両を変えたりしようと企んでいるのかもしれないな。
ただし、犯行グループとしたら、まさかこんなに早く行方を割り出されているとは考えていないだろう。アジトに到着して油断しているところを、俺たちが急襲するのが、この作戦の肝だ。精々気を抜いて油断してもらっていると、こちらとしてはありがたい。
その時……
「おーい! 兄ちゃん! ヘリの給油が終わったから、早く出発するんだよ!」
ドア越しに廊下からバカでかい声が響く。もちろん声の主は、俺の妹だ。俺がドアを開けて廊下に出ると……
「さくらちゃん! そんなに慌ててシュークリームを食べなくてもいいのに…… 口の周りにクリームがベットリよ!」
「うん? そうだったかな?」
気付こうよ! 口の周りくらい、どうなっているのか自分で気付こうな! コラッ! 美鈴に拭いてもらっているんじゃない! せめて自分でやってみろ!
こうして建物の入り口に向かうと、そこには申し訳なさそうな表情でカレンが立っている。一体どうしたんだろう?
「申し訳ありません。トイレに行くというので、ウッカリ明日香ちゃんから目を離してしまって…… もう15分経過しているのですが、戻ってくる気配がありません」
カレン、君のせいじゃないぞ! 運動音痴に加えて、超絶方向音痴の明日香ちゃんだ。どうせ初めての建物で迷子になって、その辺をさまよっているに違いない。
4人で手分けして捜索して、出口を求めてウロウロしている明日香ちゃんを、妹が無事に回収してくる。貴重な時間を10分ロスしたな。この非常時にここまでやるとは、さすがは明日香ちゃんとしか言いようがない!
「本当に、明日香ちゃんには困ったものだよ!」
「さくらちゃん、迎えに来てもらって、ありがとうございました!」
「それで、なんで出口に行こうとして3階まで上ってしまうのかな?」
「上から見下ろして出口を探そうと思ったんですが、ますます深みにハマってしまって!」
あっけらかんと言い放つ明日香ちゃんは、もう無敵状態だ! なんで俺たちに付いてきてしまったんだろう? 巨大な重りを背負って困難なミッションに挑む俺たちの気持ちになってもらいたい! 上から見下ろそうという発想自体は悪くないんだが、そこから戻れなくなる自分をどうにかしようよ!
こうして、明日香ちゃんを巡るドタバタの後に、俺たちは何とかヘリに乗り込む。離陸すると、俺は先ほど司令から聞いた情報を、各自に知らせる。
「犯行グループは、イスラエルの諜報機関モサドの可能性がある。犯行の背景を明らかにするため、なるべく生かしたまま捕らえてもらいたい」
「兄ちゃん! なるべくということは、8割くらいは殺してもいいんだよね!」
「さくら、殺さないようにするんだぞ! いいか、これは前フリではないからな!」
「ええぇぇぇぇ! それじゃあ、思いっきりブッ飛ばせないよ! 犯人はさくらちゃんのこの手で、あの世に送ってやるつもりだったのに!」
妹は、心から残念そうな表情をしている。いいか、絶対に生かしておくように手加減するんだぞ! その横からは……
「それじゃあ、半分だけ燃やしてあげようかしら?」
「それは、ある意味スプラッターだから! 半分もダメ! 絶対!」
「なんだか面白味に欠けるわね。カレンの手に掛かれば、あっという間に再生するんだし、別にいいと思うんだけど」
カレンを見ると、高速で首を横に振っている。素の彼女は、それほどグロ耐性がないので、半分焼けた人体など目にしたくはないのだろう。
ということで、大魔王様のご意見も、俺の権限でどうにか却下する。
不満な気配ありありの二人を乗せたヘリは、20分もしないうちに、犯行グループのアジトがある別荘地上空に到着する。あまり近い場所に着陸すると敵に悟られてしまうので、俺たちは1キロほど離れたハイランドパークの駐車場に着陸を試みる。だが……
「申し訳ありません。所有者の着陸許可が下りません」
「ヘリボーンだったら、問題ないですか?」
「はい、大丈夫です」
先日、習志野で訓練した成果を発揮する場が、意外と早くやってきたな。ヘリの機内では、乗員の皆さんがロープを用いた降下の用意を開始してくれる。
「兄ちゃん! この程度の高さだったら、このさくらちゃんにはロープなど不要だからね!」
「さくら、お前はまた飛び降りるつもりか!」
だが、この会話を聞いて、真っ青になってガタガタ震えだす人物の存在を、俺たちはすっかり忘れていた。
「さ、さくらちゃん! 誰がここから飛び降りるんですか?」
「ああ、明日香ちゃん! この程度の高さなら、全然問題ないからね! 一息に飛び降りるんだよ!」
「わ、私はどうするんですか?」
「えーと…… 兄ちゃん! 明日香ちゃんはどうやって降りるのかな?」
これは不味い! 明日香ちゃんが空中でホバリングするヘリからどうやって降りるかなんて、全然考えていなかった。俺は美鈴に視線を向ける。
「美鈴、明日香ちゃんと一緒に魔法で下に降り……」
「無理ね! 明日香ちゃんの手が触れただけで、重力と風を操る術式が破壊されるわ」
そうだった! 明日香ちゃんの謎能力、魔力を消し去る力が空中で発動したら、二人とも真っ逆さまに落下してしまう。これは厄介だな。俺はすがる思いで、カレンに視線を向ける。
「翼の浮力は問題ありませんが、私の腕力では、明日香ちゃんを抱えきれません」
「そうそう、明日香ちゃんは4キロ太ったからね!」
「ムキィィィィ! さくらちゃん! 失礼です! ダイエットに取り組んで、1.5キロ減らしたんですからね!」
「でも、また元に戻っちゃったよね!」
「そ、それは…… またダイエットします!」
明日香ちゃん、将来の君の体重がどうなろうと構わないんだけど、問題となるのは現時点の体重だからな。カレンは人並みには体力はあるけど、さすがに明日香ちゃんを抱えてヘリから降下する自信はないんだな。
「困ったな……」
「お困りでしょうか?」
俺が頭を悩ませていると、降下用のロープを準備してくれたヘリの乗員が声を掛けてくれる。
「何か方法がありますか?」
「災害救助の逆をやれば、問題はないと思います」
なんだって! 災害救助の逆だって? 確かにニュース映像などで、助けを求める人がヘリに吊り上げられて救助されるケースを、何度か目にしたことはあるけど。
「それでは、皆さんは先に地面に降りて、簡易マットを広げておいてください」
「わかりました」
まずは妹が、何も身に着けずに搭乗口から30メートル下の地面に飛び降りる。スタっと着地を決めると、グッと右手をの親指を突き出してサムアップしている。
続いて俺が、オーソドックスにロープを使用して降下していく。習志野での訓練通りに、速度を殺しながら上手く着地したぞ。
美鈴は、魔法を使用してひらりと舞い降りる。続いてカレンは、背中の翼を広げて、降臨と呼ぶに相応しい優雅な姿で地上に降り立つ。
4人が地面に降り立つのを見届けたヘリの乗員は、搭乗口からオレンジ色の簡易マットを放り投げる。地面に落ちた衝撃でマットはポンと音を立てて広がって、直径4メートルくらいのクッション性の高い救難具へと変身する。
そして、ヘリの胴体横からウインチが延ばされて、そこに救難担架に括り付けられた明日香ちゃんが、乗員の補助を受けながら降ろされてくる。うん、確かに救難救助の逆だな。担架に括り付けられて降りてくる姿に、妹は爆笑している。
「怖かったです! 本当に死ぬかと思いました!」
いや、死なないし! 救助の逆をやっただけで、安全は十分に確保されているし! 明日香ちゃんさえよかったら、今度一緒に習志野に行こうか? 次はたぶん、高度3000メートルからの空挺訓練も追加されるぞ! 明日香ちゃんにもしその気があるのなら、大空でのデートを楽しんでもいいんだぞ。
「それでは、ご武運をお祈りいたします! 連絡があり次第お迎えに上がります」
明日香ちゃんと一緒に降下してきた乗員は、マットを片付けてから再びウインチに巻き上げられて、ヘリに戻っていく。俺たちも敬礼で応えて、ヘリが飛び去るのを見送る。
さあ、いよいよ我が家のパパさんを助けるぞ! ここまで相当にグダグダな展開だったから、救助ミッションはビシッと決めたいな。何よりも、人質となっている父親を無事に救い出すのが先決だ!
こうして俺たちは、周囲を警戒しながら、犯行グループのアジトがある場所に移動していくのだった。
いよいよ、人質となった父親が監禁されているアジトへと踏み込む主人公たち! 敵の正体は? 父親の安否は? 次回の投稿は、週の中頃を予定しております。今度こそ、飛ばさないように頑張りますので、どうぞお楽しみに!
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