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185 常識が覆る事態とは……

マリアの危機回避に成功か……

 話は少しさかのぼって、埠頭に到着する直前のフィオは……



「間もなく九龍湾の港湾地帯に差し掛かりますが、正確な場所はどの辺でしょうか?」


 ワゴン車のハンドルを握る運転手が、私たちに話し掛けてくるわ。困ったわね、九龍湾の埠頭は、香港でも最大の規模を誇る施設で、たくさんの倉庫やクレーンが並んでいるわ。この位置からでは、銃撃戦が発生している場所がわからないわね。


 でも、その時……



「むむ、あっちの方向から煙が立ち上っているね!」


 さくらちゃんが指さす方向からは、確かに薄っすらとした一筋の煙が上空にたなびいている様子が見えてくるわ。


 さすがはさくらちゃんよね! 100メートル先に落ちている10円玉も見逃さない視力の持ち主だけあるじゃないの! 燃え尽きかけの薄い煙でも、その目にははっきりと映っているのね。



「ひとまずは、煙の方向に向かってみるよ!」


 さくらちゃんの号令でワゴン車は左に曲がって、倉庫街を抜けて埠頭の舳先に向かってひた走るわ。


 マリアの安否がわからないだけに、一抹の不安は募るけど、でも、きっと大丈夫よ! あの子には、大賢者が直々に指導した結界魔法があるんですもの! 相手が多少腕が立つ帰還者でも、それなりに時間を稼げるはずだわ。


 倉庫が立ち並ぶ一角を抜けると、貨物船が何隻か停泊する桟橋がいくつも並んでいるわね。前方には数台のパトカーが停車している様子が、目に飛び込んでくるわ……


 ちょっと待ってね! なんだか様子が変じゃないのよ! 近づいてみると、パトカーはどれもが穴だらけになっていて、ドアやガラスがほとんど残っていないわ。その中の一台は、黒焦げになるまで炎上しているわね。どうやらこの煙が、目印になったようね。


 銃撃戦と聞いて、拳銃の撃ち合いかと考えていたけど、どうやら認識を改めないとならないようね。パトカーがスクラップになっている状況から考えて、もっと大型の銃器が使用されていたのは、確実なようね。



「あの船の様子がおかしいね! 魔力の気配を感じるよ!」


「運転手さん! ここで停めてください!」


 さくらちゃんが気配を察知したようね。私が停車の指示を出すと、ワゴン車はタイヤを軋ませる勢いで急ブレーキを掛けるわ。



「様子を見てくるよ!」


「さくらちゃん! ここは慎重に……」


 ドアを開けると、さくらちゃんは制止も聞かずに飛び出していったわ。


 あっという間にその姿は見えなくなって、いつの間にか貨物船を見下ろすクレーンの上に、小柄なシルエットがあるじゃないの。姿が消えてからまだ5秒も経過していないのに、突然100メートル以上先のあんな高い場所に現れるなんて……


 瞬間移動というか、ワープしちゃったというのか…… 常識が通用しないのは、いつものことだけど、今はこんなさくらちゃんの姿が頼もしくもあり、不安な要素でもあるわ。


 私たちもワゴン車を飛び出して、さくらちゃんが立っているクレーンの下に向かうわ。すでに銃撃戦は終わっているので、明日香ちゃんも怖がらずに付いてきているわね。



「さくらちゃん! 船の上はどうなって……」


 キーーン! ドゴォォォン!


 私が声を掛けようとしたその時、さくらちゃんの右手から衝撃波が飛び出していったわ。当然狙いは過たずに、貨物船の甲板に向かって飛んでいくわね。甲板上では、一体何が起きているのかしら?


 あら、今度はさくらちゃんが、クレーンの上からひらりと飛び降りてきたわ。30メートルの高さなんて、さくらちゃんにとっては、あってないような物なのね。



「ずいぶんはしゃいでいるようだね! ここから先は、このさくらちゃんが相手になるよ!」


 左手を腰に当てて右手でビシッと甲板を指さして、相手を挑発するポーズを決めているわね。それはいいんだけど、私たちには甲板で何が起きているのかさっぱりわからないじゃないの。



「さくらちゃん! 今、船の上はどうなっているのかしら?」


「ああ、そうだったね。マリアちゃんを狙っていたヤツがいたから、衝撃波で軽く吹っ飛ばしてやったんだよ!」


 ああ、そうだったのね…… なんですって! 簡単に納得している場合じゃないでしょう! マリアが危ないじゃないのよ!



「さくらちゃん! まずはマリアを助けないと!」


「大丈夫だよ! 今からこのさくらちゃんが船に乗り込んで、敵をブッ飛ばしてくるからね!」


「今さくらちゃんが乗り込んだら、巻き込まれるマリアが余計に危ないわ! まずはマリアを保護しないと!」


「ええ! 簡単にブッ飛ばしてくるから、問題ないよ! マリアちゃんが多少怪我をしても、カレンちゃんがいるから、すぐに治せるでしょう!」


 怪我をするのを前提にした考えは、この場ではナシにしてもらいたいわ。マリアは、魔力こそ得たものの、防御力は吹けば飛ぶようなレベルなんだから! さくらちゃんの戦闘に巻き込まれただけで、たちどころに命が危険に晒されるじゃないの!


 どうしたらいいんでしょうね…… 私が甲板に出向くのが一番いいのかしら? ほんのひと時逡巡している間、貨物船の下には沈黙が流れるわ。でも、その沈黙を破る人物が出現したのよ。



「それでしたら、私がマリアさんの安全を確保してきます」


「カレン! あなたが行くと、それこそこの場に、歴史に残る災厄を刻みそうなんだけど」


「脅かす程度だったら、特に影響は出ませんから、大丈夫です!」


 常日頃は、聡史に止められているせいで、回復役に徹しているカレンが、やけにグイグイ前に出ようとしているわね。本当に大丈夫かしら?


 でも、カレンの瞳には、自信に満ちた光が宿っているわね。いいわ! 大きな賭けかもしれないけど、カレンに任せてみましょう! あの表情ならば、さくらちゃんよりは上手に立ち回ってくれるような気がしてくるわ。



「カレン、マリアの安全を確保してきて! お願いよ!」


「しかと承りました」


 カレンの瞳が銀色に変化するわ。天使の本領を発揮するつもりのようね。でも、その体が光に包まれて現れたのは、いつのも純白のドレス姿の天使ではなかったわ。


 全身を白銀の鎧に包み、右手には剣を左手には盾を持つミカエルの姿が、そこにはあったのよ!



「カレンちゃん! 獲物は絶対に私に残しておいてよ!」


「さくら殿、ご安心召されよ! 少々脅かしたのちに、さくら殿の前に敵を引き出してまいります!」


 さくらちゃんの心配をよそに、ミカエルはキッパリと言い切っているわね。こうして姿形が変わっただけで、人格から神格に移行して、話し方まで別人になるのよね。


 カレンの背中から生えている翼が、ゆっくりと羽ばたきを開始し始めるわ。今まで披露する機会はなかったけど、もしかしてあの翼で空を飛べるのかしら?



「それでは、偉大なる神に仕える大天使ミカエルが、推して参る!」


 天使というのは、実は悪魔と戦う武人という側面があったのね。完全戦闘仕様の天使を目にする機会なんて滅多にないことだから、しっかりと記憶に留めておきましょう。明日香ちゃん、ポカンとした顔で見とれている場合じゃないのよ。


 こうして、天使となったカレンは、翼を羽ばたかせて真っ直ぐに貨物船の甲板に向かって飛翔していくのでした。


 

 




 貨物船の甲板上では……


 私は、新魏会のボスを務めるアリサ・リー。ボスといっても、組織はほぼ壊滅状態にあって、名ばかりの存在になり果てている。


 16Kに暗殺された父親の敵を討とうと、2年間耐え忍んでついにこの日を迎えて、アフロディアを誘き出すことに成功していた。


 だが、なんだ! この想像を超える化け物は! 


 マシンガンの一斉射撃をもろともせずに、マグナムの銃弾を掴み取る人間など、常識外れ過ぎてこの目で見たにも拘らず、いまだに信じられない。こんな化け物を相手にしていたのかという絶望を感じながら、私はヤツの攻撃を受けて、死の淵を垣間見た。


 だが、驚くことは、それだけではなかった!


 金で雇った運び屋から、わけのわからない水を飲まされて、体中に負った怪我がたちどころに治癒したのだ。痛みが引いていく感覚とともに、骨や腱がが再生していく変な感触に包まれて、あっという間に起き上がるまでに回復していたのだった。


 しかも驚愕の事態は、まだまだ続いた。


 運び屋は、透明な壁のようなものを作り出して、アフロディアの攻撃を何度も阻んでくれた。そして現在、彼女は力尽きたかのように意識を失って、私が両腕で抱きかかえている。


 年齢はおそらく私よりも若いのだろうな。か弱い細腕で私を守ってくれた、まさに命の恩人だ。


 だが、こうして彼女が倒れてしまったら、私たちを守る術はもうない。こうなったら自分の命に代えても、この子だけは守ってやろうと、運び屋の体に自らの身を覆い被せようとしたその時……



 キーーン! ドゴーン!


 耳をつんざくような金属音とともに、猛烈な衝撃がアフロディアに襲い掛かって、ヤツの体が吹き飛ばされていった。衝撃の余波は当然私にも襲い掛かろうとしたが、偶然身を低くしていたので、頭上を通り過ぎて行く。危ないところだったが、なんとか助かったようだ。


 それにしても、とんだ日になったものだな。目が回ってしまう出来事だらけで、頭が全く追いついていかない。


 衝撃で吹き飛ばされたアフロディアは、頭を振りながら立ち上がってくる。



「クソッ! 誰が邪魔しやがるんだ?!」


 まったく予期せぬ方向からの攻撃で、不覚を取ったという表情で周囲を見回しているようだな。おかげで一時的に、こちらへの注意が逸れてくれたのは助かる。



「ずいぶんはしゃいでいるようだね! ここから先は、このさくらちゃんが相手になるよ!」


 おや? 今度は船の下から、大声が聞こえてきたぞ。


 もしかして、運び屋の仲間なのか? どうやら、私にはまだ悪運が残っていたようだ。とにかくこの悪運を最大限に利用して、気を失っている運び屋を守ってやらないと。それが、今の私にできる精一杯の責務だ。



「何者だ?! 出てこい!」


 アフロディアの注意は、桟橋からデッキに上ってくるブリッジに向いているようだな。今のうちに少しでも距離を取っておきたい。運び屋の体を抱えて動かそうとするが、重たくて中々動かせるものではない。体を引きずるようにして、ちょっとでも遠ざけようと試みるも、思うようにならないもどかしさを感じてしまう。


 新魏会のボスだと偉そうに名乗ったところで、しょせんは女の身の力のなさが身に染みてしまう。




 その時だった!



 な、な、な、なんだ! あれは!



 今日は人生とか過去の経験とか、そんな私の中のものが一辺に吹き飛ぶような、信じられない光景を目の当たりにした。だが、これはその中でも極めつけだろう!


 白銀の鎧で全身を覆い、剣と盾を手にしているところまでは許容範囲だとしようか。いや、その姿自体が、有り得ないものなんだが、そんな小さなことはどうでもいい!


 それよりも重要なのは、あの背中から生えている翼だ! しかもその翼で空を飛んで、甲板上空に姿を現すだと!! 一体何がどうなっているんだぁぁぁぁ!


 そういえば、子供の頃の記憶が蘇ってくるな。父親に連れられて、教会に通っていた幼い記憶だ。礼拝堂の正面の壁には、悪魔と戦う鎧姿の天使が描かれていた。


 そして今、目の前に浮遊しているその姿は、教会で見た天使の絵と寸分違わない。まさかとは思うが、本物の天使が、この場に降臨したとでもいうのだろうか? 今日は何という一日なのだろう……


 やがて天使は、アフロディアと私たちの間に優雅に舞い降りてくる。


 私はその姿から目を離せないままだ。抱えていた運び屋の体からいつの間にか両手を離して、胸の前で手を組んで祈ってしまっている。


 おかしいな、ここ久しく神など信じていなかったのに…… 



「何者が現れるのかと思っていたら、天使の出現とは、仰々しいものだな」


 アフロディアも、やはりあの存在を天使だと認識しているらしい。私の頭がどうかしたのかと疑ったが、まだ今のところは正常に働いているようだ。狂っているのは、私を取り巻いているこの状況なのだと、ようやく理解ができた。


 そして、私たちの前に舞い降りた天使が、口を開く。天使の言葉なんて、生まれて初めて聞けるな。これが幸運なのかどうかは、まだわからないが……



「力ある者は力によって滅びる定め。そなたも、力を振るう者の宿命に従う時が参ったのだ」


 天使は、厳かな口調でアフロディアに告げている。もしかして、アフロディアを自ら成敗してくれるというのか?



「天使風情が、口だけは達者なもんだな。神だろうが悪魔だろうが、この拳で倒してきた俺様の前では、いずれ命乞いをして泣き叫ぶのがオチだぞ」


「力ある者よ、勘違いするでない! そなたを葬るのは、我ミカエルではない。この場で引導を渡してもよいのだが、そなたとの戦いを待ち侘びておる御仁が待っている故に」


「俺が怖くて、逃げるのか?」


「天使たるもの、敵に背は向けぬもの。口の減らぬ愚かな者に対しては、裁きを下すのも吝かではないが、この場は我の出番ではないない故に、こうしてくれよう」


 天使は…… いや、天使様は、腰の剣をスラリと引き抜いて、横薙ぎ振るった。子供の頃に神父から聞いた記憶では、あの剣は〔鞘から抜き放たれた剣〕と呼ばれているのだったと思う。うろ覚えの記憶で、正解かどうかの保証はないのだが。



「なんだと! こ、この風は!」


 強烈な突風が巻き起こって、アフロディアは両足を踏ん張って必死に耐えている。だが地面とは違って、ここは貨物船の甲板なので、波に合わせて揺れている影響で足場が不安定だった。



「このヤロウがぁぁぁ!」


 ついにアフロディアの体は、強風に煽られて船外に飛ばされていく。


 その光景を目の当たりにした私は、いつの間にか跪いて、心から感謝の祈りを捧げているのだった。そして、自然と口から言葉がこぼれていく。



「天使様、私たちを救ってくださったお慈悲に、心からの感謝を捧げます」


「そうそう祈らずともよい。我はそなたが考える天使とは別の存在故に、祈られても困る。自らの黒歴史を祈られる身にもなってみよ」


 黒歴史? 何を言っていられるのだろうか? この場にいらっしゃる天使様は、教会の絵に描かれていた方とは、別のお方なのだろうか?



「それはどういうことでございますか?」


「そなたが気にすることではない。さて、大勢が倒れているが、そなたは命を助かることを望むか?」


「お願いいたします! みんな私のために命を懸けてくれた、かけがえのない部下であり、同志なんです!」


「そうか…… まあよいであろう。マリアを庇った褒美だ。受け取るがよい」


 天使様の体から光が放たれると、甲板に倒れている部下たちが目を覚まして、何が起きたのかと不思議がっている。大半が瀕死の状態だったにも拘らず、なんとか一命を取り留めてくれたようだ。本当に、感謝の言葉しか口にできない。



「天使様、何から何までありがとうございました」


「礼はよい! それよりも、マリアにこの水を飲ませるのだ」


 天使様から手渡されたのは、私の命を救った水だった。運び屋の口に押し込むようにして、ペットボトルを捻じ込むと、ゆっくりと水を流し込んでいく。喉がコクリという音を立てると、すぐに運び屋は意識を取り戻した。


 起き上がって周囲を見渡すと、運び屋の目に天使様の姿が止まる。きっと、目を見張って驚くに違いない。起き上がってみれば、そこにいらっしゃるのは天使様なんだからな。



「ああ、カレンさんがいるですぅ! おかげで助かりましたですぅ!」


「お礼の言葉、軽すぎだろうがぁぁぁぁ!」


 天使様に対して、友人のような口を利く運び屋に、思わずツッコミを入れてしまった私であった。









 貨物船の下で、今か今かと待ち受けている、さくらは……


 カレンちゃんが空を飛んで行っちゃったけど、ちゃんと敵を私の所にお届けしてくれるのか、不安でしょうがないよ!


 いっそのこと貨物船の甲板に飛び乗って、ブッ飛ばしてこようかと思うんだけど、フィオちゃんが必死に止めるんだよね。だからこうして、ジリジリしながら待っているんだよ!



 ゴオォォォォ! 


 おや? 船の上のほうから、強風が巻き起こっているみたいだね。これはもしかしたら、カレンちゃんが何かしているのかな? 期待にワクワクしてくるよ!



「このヤロウがぁぁぁぁ!」


 その時、悪態をつきながら、上から男が降ってきたよ。中々の身のこなしで、宙でヒラリと身を翻して、足から着地したね。


 うんうん、さくらちゃんと戦うレベルとしては、今のところは合格点だよ! なんだか楽しみになってきたよぉぉ!



「あんな不安定な場所で、急に強風を吹かせやがって! このクソ天使がぁぁぁ!」


 甲板に向かって大声で叫んでいるね。さくらちゃんに背を向けているその態度が、なんだか気に食わないよ! ちょっと脅かしてやろうかな。



 キーーン! 


「おっと! 危ないじゃないかよ!」


 うんうん、実にいい感じだね。後方から音速で迫る衝撃波の気配を感じて、男は身軽に回避したよ。これで、只者ではないことは確定だね。おまけに、体からは微量の魔力を発しているし、こいつも帰還者だね。


 もしかして、アフロディア本人かもしれないよ。ちょっとカマを掛けてみようかな。



「ようやく姿を現したね! 待っていたよ、アフロディア!」


「なんだと! ガキの分際で、なぜ俺の正体を知っている?」


 これは大笑いだね! まんまと引っかかって、自分から正体を明かしているよ。


 さて、ようやく本命が目の前に現れたんだから、さくらちゃんが心を込めて歓迎してあげようかな。



「ずいぶん探したんだよ! 最強の殺し屋さくらちゃんが、お前の命をもらってあげるよ!」


「ほほう! 見知らぬガキが変な噂をバラ撒いているとは耳にしたが、もしかしたらお前の仕業か?」


「正解だよ! どうやら耳に届いていたようだね。バラ撒き作戦も、満更失敗じゃなくてよかったよ!」


「面倒な連中だな。今からまとめて始末してやる。その後から、忌々しい天使も片付けるとするか」


 中々いいよ! その余裕の態度は! きっと腕に相当な自信があるんだね! カンフー対決の第2ラウンドが、こうして実現するなんて、苦労した甲斐があるよ。今からボコボコにしてあげるからね!


 こうして、ようやく対面したアフロディアと、正面切って睨み合うさくらちゃんでした。



ついに正体を現したアフロディア、さくらとの対決の行方は…… この続きは、週末に投稿します。どうぞ、お楽しみに!


感想、評価、ブックマークをお寄せいただいて、ありがとうございました。皆さんの応援があってこその、この作品でございます。


どうぞご贔屓にしていただけるように、よろしくお願いいたします。

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