131 縁
今日は2話投稿する予定です。次話は夜に投稿します。
教会の敷地に入ろうとする聡史たちは・・・・・・
「兄ちゃん、近付いて良く見たら結界が張られているよ! 邪魔だからからぶっ壊すよ!」
パリン!
妹の拳の一撃で呆気なく結界が壊れた。おそらくカイザーたちの攻撃を何百発も凌いできた頑丈な結界の筈なのに・・・・・・ まあ妹は大魔王や大賢者が築いた結界ですらも何事もない顔で壊し去るから今更特には驚かないけど。
「礼拝堂の様子を見てきますぅ!」
待ち切れない様子でマリアが駆け出していく。自分の故郷の出来事だから居ても立ってもいられないんだろうな。俺たちもマリアの後に続いて礼拝堂へと向かう。だが正面の入り口には内部から鍵が掛かっており、マリアが押しても引いてもビクともしなかった。
ドンドンドン!
「アレクシナツの街の皆さん、マリアですぅ! 悪いやつらは退治しましたからもう安心ですぅ! 早く開けて欲しいですぅ!」
マリアは必死の形相でドアを叩いて内部に呼び掛けている。その声が届いたのか、ガチャっという音を立てて鍵が外されるとドアの中から体格のいい男性が出てくる。
「マリア! 本当にマリアなのか! 急に居なくなって街中が心配したんだぞ!」
「ベレスおじさん! とっても久しぶりですぅ! もうこの街は安全ですぅ! とっても強い日本とアメリカの人たちがが助けてくれましたですぅ!」
「本当なのか! おーい、マリアが帰ってきたぞぉ! それから外はもう安全だそうだ!」
男の声が礼拝堂の中に届くと『ワァァァァ!』という歓声が聞こえてくる。その声に続いて礼拝堂から人が続々と出てくる。老若男女拘らず皆がマリアを取り囲んで声を掛ける。
「皆さんご心配をお掛けしたですぅ! この通り元気ですぅ!」
「マリア、よく戻ってきたねぇ」
「マリアお姉ちゃん! また遊んでよ!」
街の人たちから次々に声を掛けられて大した歓迎振りだな。おっと、それよりも大事なことがまだあるんだった!
「感動の対面中申し訳ないが、街の南部はかなりの被害を受けている。行方不明者が居ないか捜索して欲しい。それから通りに放置されている車は片付けてくれ」
「そうだったぜ! マリアの顔を見たらついつい嬉しくなっちまって大事なことを忘れるところだった! おい、男は全員街の南側へ向かうんだ! 農具でも何でもいいから持ってくるんだぞ! それから女たちは炊き出しの準備だ!」
「よし、急ごう!」
「必ず助け出してやるからな! 待っていろよ」
大勢の人たちが足早に外に駆け出していくと今度はマリアを子供たちが『ワァァ!』と歓声を上げて取り囲む。どうやら教会で養われている孤児たちらしい。
「マリアお姉ちゃん! どこに行っていたんだよ! みんな本当に心配したんだからな」
「ステファン! しばらく見ないうちにずいぶんお兄さんになったですぅ!」
「当たり前だろう! お姉ちゃんがいなくなってからもう3年経っているんだぜ。それよりもシスターに顔を見せてよ。誰よりも心配していたんだから」
「そうですぅ! シスターに元気な顔を見せるですぅ!」
こうしてマリアに続いて俺たちはすっかり人が出払った礼拝堂に入っていく。祭壇にはシスターが倒れており、もう1人の若いシスターが心配そうな表情で介抱しているところだった。マリアは慌てた表情でその場に駆け寄っていく。
「シスター・エレーネ! 大丈夫ですかぁ?!」
「まあ、マリアなのね! エレーネ様は術の使い過ぎで気を失っています。今は静かに見守るしかないです」
「心配ですぅ」
倒れているシスターはどうやら魔力切れを起こしているようだな。俺はそっとカレンに目配せをすると、彼女はマジックバッグからペットボトルを取り出してマリアに手渡す。
「この水を少しだけ口に含ませてください。すぐに目を覚まします」
「カレンさん、ありがとうがざいますぅ! 早速飲んでもらいますぅ!」
マリアは礼を述べながらボトルを受け取るとキャップを開けて注意深くシスターの口元に流し込んでいく。シスターの喉がゴクリと音を立てて水を飲み込むと、程無くして彼女はうっすらと目を開けて周囲を見渡している。視線のピントが定まって横から心配そうにしているマリアの姿があるのを理解したようだ。
「まさか、マリアなの?! なんという神の奇跡でございましょうか! マリアが私の手元に戻ってきました」
シスターはまだ力が十分に入らない両手を胸元に組んで神様に祈っている。マリアはそっと自分の手を重ねて瞳には大粒の涙を浮かべている。
「シスター・エレーネ、ご心配をお掛けしたですぅ。マリアはこうして神様のお導きと皆さんのおかげで戻ってきたですぅ・・・・・・ うえーーん!」
そのままシスターの抱きつくとマリアは子供のような大声を上げて泣き出してしまうのだった。
5分以上大泣きし続けたマリア、シスターはまだ力が入らない右手で彼女の頭を優しく撫でている。ようやくマリアが落ち着きを取り戻した頃合を見てカレンが声を掛ける。
「マリアさん、その水をもう少し飲ませて差し上げてください。体に力が戻って立ち上がれるようになりますよ」
「カレンさん、ありがとうございますぅ! シスター・エレーネ、どうかこの水を飲んでくださいですぅ」
「マリア、そんなに慌てなくても大丈夫ですからね。それではいただきましょう」
カレン特製の回復水を2口飲んだところでシスターの表情が変化する。それはそうだろうな、体力だろうが魔力だろうが回復させる天使が作り出した効果抜群の水だからな。
「なんということでしょうか! 私の体に力が戻っています。もう大丈夫ですから心配は要りませんよ」
シスターは体を起こしたと思ったら自分の足で立ち上がっている。その回復振りに事情を知らないもう1人のシスターは驚きを隠せない様子だ。
「怪我人はいませんか? 私の力で治癒いたします」
「なんとありがたい申し出でしょうか! 奥に大勢収容されておりますのでどうかお願いいたします。こちらへどうぞ」
カレンの申し出に立ち上がったばかりのシスターは自ら案内を買って出る。魔力切れだったから魔力を補充すれば元気になるのは当然だ。そして俺たちもその後を付いて奥にある部屋に向かうと、そこは思いも掛けない惨状が広がっているのだった。頭や手足から出血して呻き声を上げている人たちはまだいい方で、手足の一部が欠損したりグッタリして声も上げられない人々が満足な医薬品もないままに床に寝かされているのだった。
「これは少々本気になる必要があるようです。我が神よ、よろしいでしょうか?」
「緊急事態だ、正体を明かしても構わないぞ」
「我が神の仰せのままに。それでは始めましょう! 天によりて傷ついたこの者たちに救いを齎し給え。我ミカエルがこの者たちに差し伸べる天界の光をこの場に召還いたす」
カレンは純白のドレス姿になって背中からは一対の白い翼が出現している。その姿を目の当たりにしたシスターははっとした表情でその場に跪いて一心に祈りを捧げている。マリアとマギーの2人は唖然とした表情を浮かべてその場に固まっているのだった。
やがて降り注ぐ白い光が部屋を包むと、苦痛による呻き声が収まって寝かされている人たちの表情が安らかなものへと変化していく。光が消え去るとすっかり体を元通りに癒された人々が穏やかな表情で寝ているのだった。
「なんという奇跡でございましょうか! まさかこうして天使様自ら御身を現されて人々を癒すとは・・・・・・ 尊い御身をこうして目の前に戴いて有り余る幸福でございます」
「シスター、急な出来事ゆえにこうして姿を見せましたが、どうかこの件は内密に」
「もちろんでございます。尊き方のお言葉に従い身命に誓って他言いたしません」
こうしてカレンの正体がバレてしまったものの、大勢の怪我人の命を救うことができた。まあ仕方がないよな。後から怪我人が運び込まれたら再びカレンが治癒するということで話はまとまり、俺たちは一旦応接室に通される。ああ、妹は串焼きを求めて街の広場にすっ飛んで行ったぞ。
見習いシスターがお茶の準備をしてくれて、俺たちはソファーに腰掛けて話をしている。
「マリア、3年もの間一体どこに行っていたの? 本当に心配したのよ」
「シスター、信じてもらえないかもしれないですが、実は私は別の世界に行っていたですぅ」
「それは本当なの? こことは別の世界に行って戻ってきたというの?」
「そうなんですぅ!」
「まあ、私の若い頃とそっくりね」
「「「なんだってぇぇぇぇぇ(ですぅ)!」」」
俺とマギーとマリアの声がきれいに揃ってしまった! このシスターも実は俺たち同様の帰還者だったのか。確かに魔力を持っていてかなり強固な結界を築き上げていた点を考えれば、当然帰還者だという方が納得がいく。
「私は残念ながら結界魔法しか使えないのよ。だから大した力もなくてこうして街の人を何とか守っていくのが精一杯。皆さんがこうして駆けつけてくれたのは神のお導きですね」
シスター、神は神でも破壊神なんですが、そこの所はどうか目を瞑ってください。その後しばらくはマリアが戻ってきてから何をしていたのかという話題が続く。
「こっちに戻ってきたらフランスの田舎に放り出されていたんですぅ! 見知らぬ土地からセルビアに戻るためにアルバイトをしていたんですぅ。アイテムボックスを利用した運び屋をしていたんですぅ! やっとお金が貯まってこれで戻れるという時に聡史さんたちと出会ったんですぅ!」
ふんふん、ハイジャックの片棒の話は上手い具合に省略しているんだな。ここは手心を加えて俺も目を瞑ってやろう。
「それでマリアはこれからどうするのかしら?」
「実は日本軍にスカウトされているんですぅ! しばらく日本でお世話になりますぅ! お給料をしっかりもらえるから孤児院に仕送りするですぅ」
「そうなの・・・・・・ せっかくこうして会えたのにまた遠くに行ってしまうのね。でもマリア、孤児院のことは気にしないであなたの道をしっかり歩むんですよ」
「シスター、ありがとうございますぅ! 長い間お世話になったですぅ!」
「どうかこの子をよろしくお願いします。まだ世間知らずで色々とご迷惑をお掛けしますが、可愛がってやってください」
「いえ、こちらこそよろしくお願いします。マリアは責任を持って預かります」
こうしてマリアの話が一段落したところで、マギーが忘れようとしていた話を蒸し返しに掛かる。
「聡史、カレンは本物の天使ってことなのよね!」
「ご覧の通りだ」
「日本軍はどれだけ強力な人材を抱えているのよ! ただでさえあなたたちには敵わないのに天使までいるんじゃ、米軍すらはるかに格下じゃないの! どうやって天使なんか仲間に引き入れたのよ?」
「それは俺たちの司令、神殺しの縁だな」
「ああ、それなら仕方がないか・・・・・・」
カレンも司令の名前を持ち出したら納得するほかないようだな。こうも簡単にこの重大な一件に関して納得してしまうとは、司令は海外で一体どんな評判になっているんだろうな? するとここで意外な人物から司令に対する発言が飛び出てくる。
「まあ、神殺しだなんてずいぶん懐かしい名前を聞いたわ」
「えっ、シスターは司令をご存知なんですか?」
「若い頃の話よ。私は彼女の協力者だったわ。もう1人アンナという人物と一緒にね」
なんだって! 司令は顔が広過ぎるぞ! どうなっているんだよ? そういえば『アンナ』って言う名前はどっかで聞き覚えがあるな。どちら様だったかな・・・・・・ ああ、思い出したぞ!
「そのアンナさんの娘でリディアとナディアの2人をご存知ですか?」
「ええ、とってもよく知っているわ。あちらこちらの組織から追われていたから、この教会で親子3人匿っていた時期もあるのよ。マリアも覚えているでしょう」
「よく覚えているですぅ! リディアは私と同い年だったらから話が合ったですぅ!」
「知り合いかよ!」
これはひょんな所から縁が繋がるもんだな。さすがにビックリしたぞ。俺は彼女たちの現在の状況を告げる。
「実はアンナさんは亡くなって姉妹は司令が保護して日本にいるんです。2人とも日本に慣れてノビノビと生活しています」
「まあ、そうだったの! アンナは残念だったけれど、2人とも真奈美が保護しているのなら安心ね」
「リディアに会えるのが楽しみですぅ!」
シスターさんはさすがは帰還者だけあって少々のことには動じない性格のようだ。そうだ、あの件も確認しておこうかな。
「シスターは姉妹の秘密をご存知ですよね?」
「ええ、最初から全部知っていますよ」
「それでもあの姉妹を匿ったんですか! バチカンから睨まれないんですか?」
「この教会はブルガリア正教会に所属していますからバチカンとは直接関係はないんです。それにこの世界に生まれ出でた全ての生きとし生ける子は神の祝福を受けた存在です。その命を粗末にするのは神のお望みではありません」
キッパリと言い切ったよ! この人は穏やかな外見とは違って信仰に対する信念を持っているんだろうな。あの石頭のバチカンの連中に爪の垢を飲ませてやりたいよ。
さて、任務が完了したから俺たちはそろそろ撤収しなければならない。シスターにはカレンが今所持している有りっ丈の回復水を渡しておこう。この街の怪我人が少しでも助かるように可能な範囲で協力するのも悪くはないだろう。セルビアから撤収の前にニーシの街の状況も確認しておかないとならないな。助かる命は助けてやりたいし。
こうして俺たちは教会を後にしてニーシに戻っていこうとすると、ちょうどそこに妹が戻ってくる。
「兄ちゃん、ただいま。広場で色々とご馳走になってきたよ! ここの料理はいい感じに私の口に合ったよ!」
「お前というやつは・・・・・・ 被災者の炊き出しなんだから少しは遠慮しろ!」
「その点は大丈夫だよ! タダじゃ悪いかなと思って5000ユーロ寄付しておいたからね!」
「5000ユーロだと! 価値が下がったとはいっても日本円にして40万くらいだぞ!」
「ええぇぇぇぇ! 知らなかったよ! 2万円くらいだと思ったんだよ! どおりで物凄く感謝された筈だよ! しょうがないから日本に戻ったらまたお小遣いを稼ごうかな」
「いいか、さくら! それは2度と実行に移すなよ」
妹は広場で被災者のために行われた炊き出しに並んで相当な量を腹に収めてきたらしい。アホの子の頭では外貨の価値なんかわかる筈もなく多額の寄付したそうだ。でも街の復興に役立てばいいかな。あとは妹が食べ過ぎたせいで被災者が食事に困っていないように祈るだけだ。
こうして俺たちはアレクシナツを出て街の外に待たせてあった車に乗り込む。道路を逆方向に辿ってニーシに到着すると、急を聞きつけて近くの基地から駆け付けてきたセルビア軍が中心になって瓦礫の中に生存者がいないか捜索している真っ只中だった。俺たちはテントが張られた臨時の司指揮所に立ち寄って協力を申し出る。
「君たちは何の用件だね?」
「我々は日本軍と米軍に所属している者です。付近を通り掛かったので協力します」
「それは本当か! 人手はいくらあっても足りないんだ! 是非とも協力して欲しい」
各自がIDカードを提示するとあっさりと救助作業への参加が認められたよ。マリアは正式な入隊手続きが済んでいないので現地協力者という名目になっている。
「兄ちゃん、この下から小さな声が聞こえるよ!」
「よし、瓦礫を取り除くぞ」
俺は積み重なっている瓦礫を片っ端からアイテムボックスに収納していく。見る見る間に瓦礫は姿を消して床の割れ目から地下に設けられたスペースが目に留まる。床も半分崩れているので怪我をしていないか心配だな。
「おーい、今すぐ助けるから待っているんだぞ!」
中からは子供の声が聞こえてくるな。俺の声を聞きつけた人が3人で顔を上げて僅かなスペースに身を寄せ合うようにして座り込んでいる。よかった、3人とも外傷も殆どないようだ。頭の上から差し込む光を見上げてこちらに手を振っている。
縄梯子を降ろして小柄な妹が地下室に下りていく。1人ずつ順に体を支えて登らせてから、最後にまだ5歳くらいの男の子を背中に負ぶって上がってくる。その様子を不安げに見ていた周囲から歓声が沸き起こる。
「3人救出したぞぉ! 救護班はテントに運んでくれ!」
「よく生きていた!」
「ストレッチャーをこちらに回せ!」
どうやらこの辺は空襲に備えて地下室を設けている家が殆どらしい。コンクリートで頑丈に固めてあるそうだ。この家族のようにうまく地下に逃げ込んでいれば命が助かる可能性がある。俺たちは妹の気配察知に従ってその後も数十人を地下から救出するのだった。
カレンは司令部近くのテントの下で回復水の作製に従事している。集められたミネラルウオーターのボトルに天界の術式を施して少量の霊力を込めれば出来上がりというお手軽さだ。さすがは本物の天使だよ。
こうして夜になっても投光機を照らしての懸命の救助作業が続けられる。だが夕食後妹に限界が来て眠ってしまったので、俺たちは優秀な生存者探知レーダーを失ってしまった。仕方がないから俺、マギー、マリアの3人が手当たり次第に瓦礫をアイテムボックスに仕舞い込んでセルビア兵が地下室の捜索に当たるという分業体制で作業を進めていく。ヘタレのマリアも同胞の命を助けるために相当頑張っているな。
こうして俺たちはその後3日間ニーシに留まって救助活動を続けるのだった。
その頃バチカンにあるサン・ピエトロ大聖堂の奥深くでは・・・・・・
「ヨハネ様、日本の帰還者はセルビアに入りました」
「急に行動を開始したと思ったら、我々にとっては都合がよい国に入り込んだな。彼らはその地で何をしているのだ?」
「どうやらカイザーなる人物と戦闘に及んだようです。現在はセルビア南部で被災した街の救援活動を行っております」
バチカンの情報網は侮れないものがある。各地に所在するカトリック教会がすべてバチカンの出先機関に相当するのだ。そこで集められた情報は秘密情報部に集約されて、表裏両面のバチカン政府の活動を支えているのだった。
「例の魔女は動いているか?」
「どうやら配下のサン・ジェルマンが影からカイザーを操っているようです」
「そうか、さすがにイギリス国内では手が出し難かったが、セルビアならばある程度バチカンの勢力が及んでいる。どうやら我らも天使奪還に動き出す好機であろうな。例の聖遺物の準備はどうか?」
「許可は得ております。いつでも動かすのは可能です」
「そうか・・・・・・ 守護聖人全員を招集せよ! 我らは急ぎセルビアへと向かう!」
こうして12人の守護聖人が使命を果たすべくバチカンを発つのであった。
動き出したバチカン、聡史たちとの激突があるのか・・・・・・ と、その前に次の話の舞台は一旦日本へと戻ります。今夜8時前後には投稿しますので、もうしばらくお待ちください。




