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俺、魔女になる。  作者: 柊
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なんで俺が魔『女』に!?

おはこんばんにちは!(?)

(ヒイラギ)と申します。

今回初投稿です。おそらく投稿間隔は長めになってしまうと思われますが、誰か読んでくれる人がいますように…


「はあ…」また溜め息をつく。

 俺――――灰木 柊―――は、自分の少し長めの髪をいじりながら思う。「もっと男っぽくなるにはどうしたらいいんだ…」俺はれっきとした男である。だが中学生になっても一向に声が低くならず、背も少し小さめだった。

 おまけに顔も小さい頃からあまり変わっていない。


 ―――――つまり、限りなく女っぽいのである。

 もちろん心は普通の中学男子で、言葉遣いだって普通の男のはずなんだが、初対面の人に女だと思われた率が驚異の100%である。

 小学校の時はよく覚えていないが、中学校の制服を作るときなんてなんて「セーラー服がよく似合いそうですね!」なんて言われたもんだから店員を殴ろうかと思ったくらいだ。

 ―――――実は本人が気づいていないだけで、仕草などが結構可愛らしかったりするのだが。


 そんなわけでいろいろと迷惑していた俺に、悲劇が起こる。


 ある初夏の夜、やることもなく家の近くを散歩したあと、家に入ろうとしていた時のこと、急に地面が揺れだした。「地震か?」そう思いつつ、身を守る事もできないまままふらついていた俺の頭上から木材の軋む音が聞こえてきた。「ん?」上を見上げると同時に大きな音とともに視界が真っ暗になり、意識が途絶えた。



「―――此処は?」病院とかではなさそうだ。あたりを見回そうとするも、何故かできない。

 と、困惑している俺に『声』が聞こえてきた。


「―――待たせてしまったかな?」

「え?」

 ――――待つって何をだ?てか此処はどこだ?

「私は死者の今後を決めるのを担当している者だ。そして、私の前にいるということは君はすでに死んでいるということだ。」

 どういう事だ?たしかにあのときなんか落ちてきたような気がしないでもないが、そんなに簡単に死んじまったのか?


「え…ということは僕はあの地震で瓦礫の下敷きになって死んだんですか?」

「そうか、君は災害で死んでしまったのか。ならば、少し急ぐべきかもしれんな。他の死者を待たせるわけにもいかん。」


 あの地震で他になくなった人がいるんだろうか?

 というか俺は本当に死んだのか?

 よく見ると自分の体がないことに気づいた。

 感覚も無く、どうやら本当に死んでしまったらしい。別に未練があるわけではないのだが、家族や友達に別れくらいは言いたかったな。そう思っていると、


「急なことで混乱しているだろうが、少し急ぐとしよう。どうやら君には説明せねばならんことがたくさんあるようだ。」


 まだ信じきれていない部分もあるが、取り敢えず話を聞くことにしよう。


「先ず第一に、君は記念すべきこの世界での100億人目の死者だ。」


「――――は?」

 おいおい、急に嘘っぽくなったぞ!?

 これは本当は夢ではないのか?

「そりゃそう反応するだろうな…全く、だからやめようと言ったのに…」

「えーと…やっぱりこれってドッキリかなんかですか?」

「いや、残念ながら本当だ。」

「えぇ…」


 どういうことなんだよ神様(仮)!?


 困惑していると、


「…というわけで君には贈与(ギフト)が贈られる。」


 ギフト?何だそれ?

 ますます信憑性が薄れてくる。


「君に贈られる贈与(ギフト)は、『転生』だ。」


 コレ絶対夢だろ。ラノベかなんかか。


「転生…ですか?」

「その通りだ。さらなる特典として、君には【魔力】も与えられる。」


 はああああ!?いやいや、だからラノベかよ!?

 いよいよ信じなくなってきている俺をよそに、神様(仮)は説明を続ける。


「これから君が転生させられる世界では『魔法』を中心とした文明は数千年前に滅びていて、現在は魔法は実在しないとされている。そんな世界で君だけが魔法を操ることができるというわけだ。」

「はあ…」


 どうせ夢だろうが自分だけ魔法が使えるとかちょっと面白そうだな。


「さて、私から説明できることは以上だ。あとは自力で生き延びてくれ。」


 まあもし本当に死んでいるのなら文字通り第二の人生があってもいいかもな。


「そして…いろいろと手違いかあってな、そこは前もって謝っておこう。」


 手違い?仮にも神様なのに?

 クオリティが低いな。本物だったら大変なことだぞ。


「ではこれで説明は以上だ。健闘を祈る。」


 まだ聞きたいこともあったが、すぐに俺を光が包み、また意識が途切れた。


「―――――あれ、ここは?」

 目を覚ましたのは知らない家のリビングらしきところだった。ぱっと見た感じだと、ログハウス風の家で、今は使っていないようだが、暖炉もある。だがそれ以外に、一つ決定的に普通の家と違うところがあった。

 ―――――電化製品が一つもないのだ。

「ここはどこだ?」そう思っていると、後ろから知らない声が聞こえてきた。


「あ、やっと起きた。 ご飯できてるわよ、クラウディア。早く食べちゃいなさい」


 …誰だ? ていうか、クラウディア?


 あたりを見回すが俺以外には人はいない。ということら俺のことなのか?

 いや、でもクラウディアは女性名だし、俺のはずはない。ふと、いつもより呼吸がし辛いことに気づいた。


「どうしたのー?」

「ちょっと待って」


咄嗟に返事をしたが、声も前よりいくらか高い気がする。


ここで、俺は気づいた。いや、気づいてしまった。


足と足の間、腰のあたり。

――――――つまり股間に違和感があることに。


「うわあああああああああっ!」


何故だ!?何故ないんだ!?ついに体まで女になっちまったのか!?




数分後・・・・・・やっと落ち着いて、俺は理解してしまった。


どうやら、なっちまったようだ。

―――――そう、女に。







短めになってしまいましたが、これからも頑張って連載を続けていきたいと思います!感想・アドバイスなどもらえると非常に嬉しいです。ちなみにせっかくの初登校作品なので主人公の名前は私の投稿者名と同じです!

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